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THE QEMISTS @ FUJI ROCK FESTIVAL ’14 LIVE REPORT

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THE QEMISTS @ FUJI ROCK FESTIVAL ’14 LIVE REPORT

Profile of |FUJI ROCK FESTIVAL|


THE QEMISTS
2014年7月26日(土) @ FUJI ROCK FESTIVAL ’14

2004年に結成し彗星の如くロックシーンに現れたバンドTHE QEMISTS。UKのクラブシーンなどで未だに根強い人気のdrum and bassやbreakbeatのような所謂ダンスミュージックをベースに若い世代の間でも定着しつつあるscreamoやhardcoreなどの要素を前面に押し出したミクスチャーバンド。そんな彼らが登場したWHITE STAGEにはやはり大騒ぎしたい若者と外国人の姿が物凄く多かったように思える。

しかし相変わらず暑さが唸りをあげるここ苗場のWHITE STAGE。他のステージと違って地面が砂利という事もあって更に暑さがどんどん増す中登場したギターとマニピュレーター?(普段はベーシスト?)とドラムで構成されたTHE QEMISTSのメンバーと上下黒と白いTシャツに身を包んだゲストボーカルのMatt RoseとMCにBruno Balanta。ステージを縦横無尽に歩き回るMC二人による煽りから始まった”Lost Weekend”の8ビートと共にこの気だるい暑さが全て吹っ飛んだ。このエネルギーが全て放出されるような爆発力はなんなんだ?もっとクラブ寄りでスタイリッシュに音をまとめているようなバンドだと思っていたので正直面食らった。

常にステージ上を左右に入れ替わり我が物顔のように動き回るフロントの2人。そこにしっかりと歪んだギターがコードを刻み、後ろで全体を支えるマニピュレーターが打ち出すベース音とこのバンドのメインのトラック音となるシンセサイザーと共に完璧なビートを叩き出すドラム。その音の塊がオーディエンスそれぞれに真っ直ぐ放たれたと同時にモッシュピットのように会場も爆発。こんなの喰らったら体が動かないわけが無い。すぐに思い出したのが、一昔前にラップとメタルが融合した新しいスタイルを打ち出したLIMP BIZKITを観た時の爆発力と衝撃に物凄い近い感覚。会場とバンドが化学反応を起こし、更にうねりを増すオーディエンスの渦。

5曲目の彼らの代表曲”NO MORE”ではもはやエレクトロ版Rage Against the Machineさながら上下に頭を思いっきり揺らし、交互に現れるMCのフックとボーカルのエレクトロなメロディーが物凄く斬新であった。太くハイトーンなMattの歌声が聴ける”Change The Way”では途中リズムが半分になるDub Stepパートで完全にふっと飛ばされたし、少し同じような曲調に変化が欲しいなと思った矢先に披露されたBeastie Boysのカバー”Fight for Your Right”が見事にSHOWのアクセントになっていたし、Matt曰くまだ今まで世の中で演奏した事のない新曲”Jungle”では彼らの新境地とも言えるサウンドを聴ける事が出来た。結局終始物凄い勢いで曲を畳み掛け、ある意味SHOWにおいて大事な要素でもある”力技”で見事オーディエンスを引き付けネジふせた。そして音とは対象的に常にオーディエンスに『アリガトウ!』と言うリスペクトする姿勢が印象的だったし単純に見てて気持ちが良かった。

それぞれ時代や世代によって刺さる音楽というのは全く違うと思う。僕らが見たLIMP BIZKITやRage Against the MachineやKORNのようなその時代の背景と流行の中で味わった衝撃というものに、もしかしたらこのTHE QEMISTSは限りなく近いのかもしれない。もう出尽くされたと言われているバンドジャンルの中、まだまだバンドには限りない可能性があるのだと言う事を確認する事が出来た。始めにこのTHE QEMISTSで味わった音が鳴った一発目の瞬間の初期衝動はとても貴重な経験だったのだと思う。それをより多くの人が感じ取って、その衝撃を求めてまた新たな音楽探しをする事が、こういう独創的なバンドを生み出すのでありましょう。

THE QEMISTS @ FUJI ROCK FESTIVAL ’14 LIVE REPORT
THE QEMISTS @ FUJI ROCK FESTIVAL ’14 LIVE REPORT
THE QEMISTS @ FUJI ROCK FESTIVAL ’14 LIVE REPORT
THE QEMISTS @ FUJI ROCK FESTIVAL ’14 LIVE REPORT
THE QEMISTS @ FUJI ROCK FESTIVAL ’14 LIVE REPORT
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THE QEMISTS @ FUJI ROCK FESTIVAL ’14 LIVE REPORT
THE QEMISTS @ FUJI ROCK FESTIVAL ’14 LIVE REPORT
THE QEMISTS @ FUJI ROCK FESTIVAL ’14 LIVE REPORT
THE QEMISTS @ FUJI ROCK FESTIVAL ’14 LIVE REPORT
THE QEMISTS @ FUJI ROCK FESTIVAL ’14 LIVE REPORT
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THE QEMISTS @ FUJI ROCK FESTIVAL ’14 LIVE REPORT
THE QEMISTS @ FUJI ROCK FESTIVAL ’14 LIVE REPORT
THE QEMISTS @ FUJI ROCK FESTIVAL ’14 LIVE REPORT

text by Kenichi Kono
photo by kenji nishida

HOW TO 学園 Vol.1『KENDAMAN 後編』

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井手大介(ラジオDJ,MC)、太華(HUMAN BEAT BOXER)、MOJA(LIONHEAD)の同年代の好奇心旺盛な3人による、3人­が興味ある事を、そのスペシャリストに深く学んでいこうという情報バラエティー番組。

記念すべき第1回は、最近全国の老若男女の間で人気沸騰中のけん玉のスペシャリストK­ENDAMANにけん玉を教えてもらいにいきました。

no entry – New Album 『yes』 Release

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no entry - New Album 『yes』 Release

Profile of |no entry|


駆け抜けるような爽快感と混とんとしたジャムフィーリングが織りなすトロピカルポップな3rdアルバム。

日本のジャム/フェスシーンで活動してきたno entry。
海外フェス、メンバーチェンジを経てよりオーガニック、グルービーなバンドサウンドに進化した3rdアルバム。

トロピカルポップな『I know』、多幸感溢れるダンスチューン『heaven』、no entry流フォルクローレ×ハウス×ダブステップな『和を愛へ』、サイケデリックな展開の『magical island』、ライブでおなじみの歌もの『夜の太陽』、『jump around』、Rally Labelの sphontikとコラボしたフォークトロニカな『春』に加え、最新EPがiTunesのElectronicランキング1位を獲得したPrimulaによるremixを含むアセンション前夜な全8トラック!


no entry - New Album 『yes』 Release

no entry
『yes』
2014.09.03 Release

01. I know
02. heaven
03. 和を愛へ wonder
04. magical island
05. jump around
06. 夜の太陽
07. magic bus (Primula remix)
08. 春 (no entry & sphontik)

NESF-003 ¥2,000(+ tax)
NESF RECORD / Junonsaisai Records


Coment

ミニマルに踊るビートと、広がるメロディに胸が高まる、
忘れられない景色へ誘われたよ。最高にピースな次世代ポップミュージックだね。

藤本一馬(orange pekoe)

え!? ケチって買ったヤッツケの発泡酒が 太陽サンサンで飲むキンキンの生ビールのように美味しくなった! どうやら「yes」の魔法にかかったみたいだ。 このアルバムがあれば、色んな事がうまくいくさ。
no entry の音が響けば、今の時代も光輝くさ。
まあ (Muff)

外との相性抜群!ここは野外?横になってるのはハンモック? 心地良さ 100 点満点。外に飛び出してしまいたくなる。
おかもとえみ(ボタン工場 ex.THEラブ人間)

梅雨明けと同時にマーシーからno entryの新譜が届いた。
久しぶりに聴くno entryはいい意味であか抜けててバンドとしての完成度も高く、底抜けにハッピーなニューアルバムは真夏の昼下がりにもバッチリでした。 今度は野外で聴きたいな。
Naoki(Experience Inc./ 濱 Jam 祭)

とびっきりの解放感と極上のハッピネス、このアルバムにno entoryの変わらぬ良さがあるかといわれれば答えは”yes”だ!
星出智敬(ライター)

no entry / 3rd Album 『yes』(トレーラー映像)


Live schedule

2014年08月24日(日) 『natural smile 2014 – 真夏の安房音楽芸術祭 -』@千葉県南房総市白浜フラワーパーク
2014年09月06日(土) 『GREAT TAMA RIVER FESTIVAL 2014』@山梨県平山キャンプ場
2014年09月13日(土) 『東京タワーTV』@東京タワー
2014年09月20日(土) 『海辺の音楽祭 あわのネ2014』@千葉県最南端の植物園白浜フラワーパーク

no entry Official Website
http://noentry.daa.jp/


no entry

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AT-FIELD

オーガニックグルーブとエレクトロフィーリング、好奇心に満ちた実験性とポピュラリティを併せ持つサウンドで知覚の拡大、至福の旅へと誘う。

オールドヒッピーの村の祭りから、国内外の野外フェス、レイブ、クラブ、ライブハウス、カフェなどあらゆるパーティーでライブを展開するキャンプトロニカバンド。

2009年8月、1st Album『daydream trip』をリリース。収録曲の『瞬き』が iTunes store ジャンル別ワールドチャート 1位、映画『BECK』に使用されるなど好評を得る。また2008年から2010年まで500人限定のキャンプイン野外フェス『UNITE!!!CAMP』をオーガナイズ。2012年8月、2nd Album『FUTURE WITH HOPE』を発売。 全国各地のフェスを含む30カ所を巡るリリースツアーのファイナルにしてワンマンライブでは 200人を動員。 

2013年4月、no entryのremixなどを手がけるRallye Labelのエレクトロニカアーティスト、sphontikとのコラボシングル『春』をデジタルリリース。

台湾最南端のビックフェス「SPRING SCREAM 2013」に出演。現地のパーティーピーポーから熱い支持を得る。  メンバーチェンジを経て2014年9月3日 3rd Album『yes』を発売予定。


関連リンク

no entry Official Website
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no entry - New Album 『yes』 Release / A-FILES オルタナティヴ ストリートカルチャー ウェブマガジン
2014.08.13

no entry – New Album 『yes』 Release

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GOLDIE~オールナイトフジ~ @ FUJI ROCK FESTIVAL ’14 LIVE REPORT

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GOLDIE~オールナイトフジ~ @ FUJI ROCK FESTIVAL ’14 LIVE REPORT

Profile of |FUJI ROCK FESTIVAL|


GOLDIE~オールナイトフジ~
2014年7月25日(金) @ FUJI ROCK FESTIVAL ’14

実はフジロック出演は98年の東京開催以来16年ぶりというGOLDIEがフジロックの夜遊びイベントオールナイトフジに登場!はじめラインナップにアナウンスされた際に一体どこでどの時間帯のステージに組み込まれるのか物凄く気になった人も多かったのではないだろうか。このGOLDIEの出演が決まってフジに参戦する事を決めた人も少なく無かったはず。それだけ一見の価値のあるDJとして90年代初頭から世界中のフェスやクラブで名を馳せているドラムンベース界のレジェンドなのです。

オールナイトフジといえば、メインゲートから遥か遠いORANGE COURTで開かれる朝までのパーティー。それと平行して行われているのが屋内のRED MARQUEEで開催されているPLANET GROOVEなのわけですが、テントエリアやホテルで過ごしてる人々にとって、一度宿に戻ってまた出直すのは結構一苦労。初日の夜でまだまだ元気があっても、夜遊びをするならREDでっていう人も少なくは無いのではないでしょうか?

しかし、昼のあの雰囲気とは打って変わって、アンダーグラウンドな臭いがプンプンしたORANGE COURTで行われているオールナイトフジを、もしまだ体験した事が無い人がいるのであれば、是非一度騙されたと思って覗きに行って頂きたい。メインゲートからGREEN STAGEを左手に見て歩き、そのままWHITE STAGEの方面へと続く人の少ない砂利路のデコレーションは、昼のそれとは違って独特な空気感で幻想的だし、そのままBoard Walkへ流れ込めば、木道亭の照明と木々に散りばめられた無数の揺れる光が徒歩の疲れをもすっかりと忘れさせてくれる上に、前方の方から徐々に聴こえてくる低音が大きくなればなる程気持ちはどんどん高まり、あっという間にORANGE COURTに到着。男性の歩数にして2140歩(実際計りました。。)時間にして21分。思ったより全然遠くない!そんな2140歩をブツブツ数えながら木々に囲まれた長いトンネルを抜けた先に見えたORANGE COURTに到着した頃にはBOREDOMSのDJ EY∃の音が薄暗い会場の中で土臭く開放されていて、長い夜の音の始まりを知るのであります。あの到着した瞬間を味わうだけでも行く価値はあると思う。

しかしここは本当に自由な空間。結構一人で遊びに来る人も多いのではないでしょうか?BPM175位のテンポでややアグレッシブに攻めてくるGOLDIEの音に身を委ねて踊る人、端っこの草むらの方で寝そべってなんとなく音を聴いている人、もはや寝ている人だって少なくはない。なんていうかRED MARQUEEのPLANET GROOVEが都会のCLUB EVENTであるとしたらこのオールナイトフジは山の中でひっそり開催されているRAVEに近いのかな。既にこのフジロックフェス自体が都会から少し離れた開放的な空間であるのだから、ここの空気感は更にドープで濃縮されていて非日常的な感覚を味わう事が出来るのも夜な夜な人々が集まってくる理由だと思う。

そんな雰囲気の中、さすがは黄金に輝くドラムンベースの王様。ジワジワと攻めてくる低音と軽快な高音とが見事にマッチしたドラムンベースを基調にした彼独自の音は、この夜の雰囲気にぴったりだったと思う。ここの雰囲気が彼の音とマッチしていたのか、彼がここの雰囲気に合わせて音を作っているのかどうかは正直どちらでも構わないのですが、きっと彼がREDで今夜プレイしたとしてもそれはそれで完全にマッチしているのだと思うから、それがフェスでメインを飾れるDJの才能と経験値と説得力のあるカリスマ性なのだと思いました。最後はニルバーナのREMIXカバーも披露してきっちり夜のお勤めを終え次のDJ KEN ISHIへと繋いだGOLDIE。もう時間は3時半を過ぎていて寝てる人も気がついたら増え始め、ただこんな贅沢な環境で寝れるなんて最高ですよね。帰り道にすれ違ったBoard Walkの人々にとってはまだまだ眠らない夜が続くのでしょう。

GOLDIE~オールナイトフジ~ @ FUJI ROCK FESTIVAL ’14 LIVE REPORT
GOLDIE~オールナイトフジ~ @ FUJI ROCK FESTIVAL ’14 LIVE REPORT
GOLDIE~オールナイトフジ~ @ FUJI ROCK FESTIVAL ’14 LIVE REPORT
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text by Kenichi Kono
photo by kenji nishida

TRAVIS @ FUJI ROCK FESTIVAL ’14 LIVE REPORT

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TRAVIS @ FUJI ROCK FESTIVAL ’14 LIVE REPORT

Profile of |FUJI ROCK FESTIVAL|


TRAVIS
2014年7月26日(土) @ FUJI ROCK FESTIVAL ’14

はい!数多くいるUKロックのバンドの中でもトップクラスに好きなバンドです。今回のライブでさらにその想いは強くなりましたよ。

GREEN STAGE 15:50からの1時間。
ヘッドライナーとかトリ前とかでも全然OKなバンドだと思うのですが・・・。今年3月に行われた東京公演もきっちりソールドアウトしていたし、不動の人気を通り越して彼らの存在価値というのは年々さらに高まっているように思う。という事で、彼らの出番には、それに合わせて当然のように人がたくさん集まってきておりました。

かつて、若手に対しての酷評でお馴染みのノエル・ギャラガーがお気に入りだと公言した後にさらにブレイクしていくバンドが多々いた。例えばカサビアン、例えばアークティック・モンキーズ、その他にもザ・コーラルやリバティーンズ、ベイビーシャンブルズなんかもそうだったよね。もちろんブレイクしたのはバンドの実力によるものなんだけど、思えばそういったノエルの発言が取りざたされるようになったのは一番最初、このトラヴィスのファンだという事を公言したあたりにあるんじゃないかと思う。 そんな事もありデビュー当時はオアシスのフォロワー的な扱いを受けていた時期もあった。でも今となってはこのトラヴィスの存在があることで色々なものが保たれているような気がする。 ブリットポップ主流の時代が過ぎ、様々な形でのロックがかき鳴らされ、時代が進んでいく中でその時その時の流行りのようなものがより多種多様になり、そういったものがまた移り変わっていく。ブームとしてあがったものって時間が経つと古びれたりダサくなったりしてしまうものも多々あると思うのだけど、なんだかんだUKのバンドの音楽は色褪せない、決して価値を失っていかない、そういったものを保っているのは、多方面に影響を及ぼしている彼らの存在が少なからず起因しているような気がしてならない。 ん?、ちょっと褒め過ぎたかな?! まあ、お気に入りのバンドという事であしからず。そうですね、簡単に言うと楽曲、人柄、最高だって事ですよ!

さてさて、年月と共にヴィジュアルも結構変化しましたね。でもこっちの方が味があって断然良い!あのずっしり染みる珠玉の名曲たちにはこの雰囲気が合っている気がする。あくまで個人的主観ですが(笑)

炎天下具合は相変わらずだ。フラン・ヒーリィ(vo)はしきりにタオルで汗を拭う。『今日はオールドソングとニューソングもやるぞ!』 『これは新しい曲だ!』”Moving” 日本でもテレビ番組で起用されたりしているので知ってる人も多いはず!美しき旋律とハーモニー。歌詞になぞって【A】の文字を手で表現したり、いやぁ~、おしゃれだね~。曲の終わりには日本語で『ありがとうございます』と丁寧に伝えつつ、優し過ぎるメロディーと歌声が夕暮れのGREEN STAGEを包みこんだ。

途中、フランはステージを降り最前列の柵前までやって来る。そしてオーディンエンスと握手、ハイタッチ!? というよりも、やさしく、本当に優しくひとりひとりの手を握っていってあげている感じ。最前列の娘に関しては完全に目がハートマークにとろけてたね!されに手拍子を要求しつつ大合唱が起こると満面の笑みで『GOOD!』と。バンドとオーディンスの距離感が本当に最良な状態であることをこういった面からもみることができた。

彼ら最大のヒット曲 “Sing”ではギタリストのアンディー・ダンロップがギターを掛けたままの状態でバンジョーを演奏する二刀流を披露。1曲の中でバンジョーのパートを弾き終わったら外して普通にギターを弾くっていう荒業ですね。このバンド、要所でのバンジョーが非常に良い雰囲気を出してくれるのですよ!そして、お決まりのように最後の1フレーズだけ大合唱。楽曲浸透度も抜群です。

楽曲の良さもさることながら絶対的なLIVEバンドなんですよ彼らは。思えば2008年のフジロックでは途中で雨が降ってきたので演奏を中断して雨に相応しい曲にセットリストを変えたなんていうエピソードも持っている位だからね♪

さてさて、いよいよ終盤、メンバーが中央に集まり1人づつセンターマイクで自己紹介。そして、フランはアコースティックギターを持つ。その後ろでニール・プリムローズはタンバリンを持ち、アンディー・ダンロップ 、ダギー・ペインが肩を組む。来ました!”Flowers In The Window” アコースティックバージョン! 後ろの3人も笑顔で歌う感じとか最高過ぎる!すごい昔はこの曲もさっきの”Sing”のようにアンディーがギターとバンジョーの二刀流を披露していたのだけど、最近はこのアコースティックバージョンがほとんどなのかな!? どっちが好きかというと、僕は断然このアコースティックバージョンが好き。鳥肌に涙腺に色々やられながらも歌わずにはいられない! とどめはフランがかけているギターをアンディーとダギーが2人で弾くという、こんなの盛り上がらないわけがないよね。そしてその余韻を残しながら最後もお馴染みの楽曲”Why Does It Always Rain On Me?” 大合唱から、フランの指示のもと全員でジャンプを繰り返す!へへへ(笑)やっぱり楽しいね!

自然の中で体感するトラヴィスの珠玉の名曲たちはそれはそれは爽快に染み渡りました。
そして、あれから数日経つけど、僕の頭のなかではあのメロディー達がずっとずっとリピートしている・・・。

TRAVIS @ FUJI ROCK FESTIVAL ’14 LIVE REPORT
TRAVIS @ FUJI ROCK FESTIVAL ’14 LIVE REPORT
TRAVIS @ FUJI ROCK FESTIVAL ’14 LIVE REPORT
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TRAVIS @ FUJI ROCK FESTIVAL ’14 LIVE REPORT

text by KISHIMOTO
photo by kenji nishida

A-FLYS – BLACK FLYS × A-FILES /YUMA (shibuya eggman) スタイルコラボレーション

OPIE ORTIZ (long beach dub allstars) TATTOO GUEST WORK

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OPIE ORTIZ (long beach dub allstars) TATTOO GUEST WORK

カリフォルニア・ロングビーチ在住”Long Beach Dub Allstars”のボーカリストで、”SUBLIME”のアートワークを手掛けた彫り師”OPIE ORTIZ”の東京と横浜でのTATTOOゲストワークが決定しました!

<日程・場所>

2014年9月18日(木)

代々木 OT TATTOO STUDIO
東京都渋谷区代々木1-5-15 アパガーデンピア代々木606
http://fankadelic-tattoo.com/

2014年9月19日(金)

横浜 slap stick tattoo
神奈川県横浜市南区吉野町4-20-21 1F
http://slapsticktattoo.com/

<料金/サイズ>
だいたい拳位のサイズで5万円。それ以下のサイズの方は要相談となります。

<予約・問い合わせ> 
下記フォームよりご連絡ください。担当者より折り返しご連絡致します。

※極少人数の募集になります。先着順、時間に融通が利く方、規定サイズを希望の方優先となりますので予めご了承ください。
※直接彫師さんやスタジオへご連絡頂いた場合も最終的にはこちらが窓口となります。


[contact-form-7]

ARCADE FIRE @ FUJI ROCK FESTIVAL ’14 LIVE REPORT

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ARCADE FIRE @ FUJI ROCK FESTIVAL ’14 LIVE REPORT

Profile of |FUJI ROCK FESTIVAL|


ARCADE FIRE
2014年7月26日(土) @ FUJI ROCK FESTIVAL ’14

やはりこのバンドはライブバンドだった!突如キラキラと光を反射させた銀色の熊が、ライブを待ち構える無数のオーディエンスの真ん中に現れ彼らのライブの始まりを告げる。2003年とまだ新しいバンドにも関わらず、今や世界中のフェスでメインアクトの一つとして引っ張りだことなっている彼らの6年ぶり、フジロックとしては初のステージの幕が開いた。

しかしこれだけの人数の音楽フリーク達が一つのバンドを見る為に一堂に会し熱狂する様は絶景である。それぞれの一日をそれぞれの場所で過ごしたフジロッカーズが四方八方からここGREEN STAGEに集まってくるわけですから。その前に全国各地から車や電車に乗ってここ苗場に集まってくるわけですから。なんと言いましょうか、一日の最後のARCADE FIREというご褒美をみんなで分かち合うようなそんな気持ちにさえなります。

そんな中、軽快なドラムの4つ打ちと共に始まった80年代の雰囲気を漂わすエレクトロで壮大な曲”Reflektor”。バンド立ち上げオリジナルメンバーでもある男性ボーカルのWin Butlerと女性シンガーのRégine Chassagneが交互に歌い上げる。少しノスタルジックでありながらも未来さえも感じさせるステージの雰囲気が、なんだか煌びやかなオルゴールを見ているような感覚に。続く2曲目”Flashbulb Eyes”ではワールドミュージックを思わすようなパーカッションの緩いリズムと共にButlerが客席を煽る。気持ちの良いリズムとテンポのツボを熟知していて、エネルギッシュなアプローチを含みながらもオーディエンスの体を揺らし踊らす事に全てのエネルギーを注いでいるように思える。その為なら、ギター、ベース、ドラムの典型的なバンドサウンドに加え、パーカッション、アコーディオン、バイオリン、スティール・パン、使える楽器はメンバーが持ち替え使用し、それを見事なバランスでオーガナイズする事で、一つの楽曲が計り知れないクオリティーで成立する。当然それを目の当たりにしたオーディセンスは彼らの音に身を委ね踊り熱狂する。

しかし、世界基準のバンドは本当に器用で多彩。The lumineersなども同様、メンバーが一つの楽器だけに留まらず様々な楽器をステージ上で披露するのだ。デジタルレコーディングの技術が進歩しカーソル一つで音が動かせるこの時代。誰が楽器を弾いてるかも分からないような音源が出回っている中、こうしてステージで偽り無く再現出来るバンドが奏でる音の説得力は突き抜けている。特にこのバンドの核となっているのは最初に女性シンガーと紹介したRégineであろう。もちろん透き通った美声だけでもアーティストとしての十分な素質があるのにも関わらず、時に鍵盤を弾き、時にスティール・パンを叩き、最後にはドラマーと混ざりツインドラム。見ていてただただ圧巻である。演奏するというツールだけでも見ごたえ十分な上に、豪華なVJやステージのデコレーション、更にはRégineが客席中央のステージで歌い背後に怪しげな骸骨が迫真的なパフォーマンス。こういった細かいSHOW要素も彼らの音と完璧に融合されていて、一つのARCADE FIREのSHOWとしてパッケージされているのだ。特に4曲目”Rebellion”が終わった瞬間のステージライトが消えた瞬間に見えた夜空の星だって、彼らの計算内かどうかは分からないが、こういう偶然の産物である自然をも見方に付けるバンドにもう隙は一つも無い。この瞬間、昨年同じステージ初日でトリを飾ったNINE INCH NAILSの豪雨の中の雷を思い出した。

そして3曲行われたアンコールの最後はあの名曲”Wake Up”。あの光景は凄かったな。大合唱とはこういう事を言うのでしょう。心も体も一緒に自然と踊れてしまう本当の意味での”ダンス”という事を教えて貰ったような煌びやかで華やかで壮大なSHOWでした。フジロックの様々なステージで行われているバンドの要素が全て詰まったような完璧なパフォーマンスは間違いなくベストアクトでしょう。

ARCADE FIRE @ FUJI ROCK FESTIVAL ’14 LIVE REPORT
ARCADE FIRE @ FUJI ROCK FESTIVAL ’14 LIVE REPORT
ARCADE FIRE @ FUJI ROCK FESTIVAL ’14 LIVE REPORT
ARCADE FIRE @ FUJI ROCK FESTIVAL ’14 LIVE REPORT
ARCADE FIRE @ FUJI ROCK FESTIVAL ’14 LIVE REPORT
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ARCADE FIRE @ FUJI ROCK FESTIVAL ’14 LIVE REPORT
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ARCADE FIRE @ FUJI ROCK FESTIVAL ’14 LIVE REPORT
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ARCADE FIRE @ FUJI ROCK FESTIVAL ’14 LIVE REPORT
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ARCADE FIRE @ FUJI ROCK FESTIVAL ’14 LIVE REPORT
ARCADE FIRE @ FUJI ROCK FESTIVAL ’14 LIVE REPORT
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ARCADE FIRE @ FUJI ROCK FESTIVAL ’14 LIVE REPORT

text by Kenichi Kono
photo by kenji nishida

東報エージェンシー立川支社 新社屋 パブリックスペースの公開に伴いオープニングパーティーを開催!2014年8月22日(金)

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東報エージェンシー立川支社 新社屋 パブリックスペースの公開 OPENING PARTY 2014年8月22日(金)

東報エージェンシー立川支社が移転・パブリックスペースの公開に伴い、来たる8月22日(金)に、OPENING PARTYを開催!

リノベーションにより生まれ変わった新拠点は、3フロア+ルーフトップという4フロア展開。1F・2Fを事務所とし、3Fはパブリックスペース。さらにルーフトップは、BBQなどアウトドアーが楽しめるコミュニケーションスペースとして解放。

今後は、近隣のアートスクールや美大との連動なども視野に入れ、地域活性化や雇用促進を目的とするセミナーやワークショップ、エキシビジョンなどを開催予定です。

OPENING PARTY当日は、パブリックスペースにおいて、Beams・Levi’sなど多くの企業とクリエイティブコラボレーションを展開するクリエイターyoshi47氏(http://www.yoshi47.com/)によるPOP UP GALLERYを開催!

さらに、ルーフトップではNYを想起するような夏夜を楽しむBBQも開催します!

皆様お誘い合わせの上、お気軽にお立ち寄りください。

日時:2014年8月22日(金) 
Reception Party:18:00~21:00
会 場:東報エージェンシー立川支社 新社屋
(東京都立川市錦町1-6-16 JR立川駅南口から徒歩5分)

http://www.toho-agency.co.jp/

THE PRIVATES – NEW SINGLE 『キッスを、もう一度』 配信開始!/NEW ALBUM 『Les beat』 2014.10.01 Release

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THE PRIVATES - NEW SINGLE 『キッスを、もう一度』 配信開始!/NEW ALBUM 『Les beat』 2014.10.01 Release

Profile of |THE PRIVATE|


THE PRIVATESが2014年第2弾シングル「キッスを、もう一度」配信開始!
さらに結成30周年記念、超豪華ゲスト陣と送る50S‐60S洋楽カバー楽曲が収録された2枚組オリジナル・アルバム『Les beat』を10月1日にリリース!

1983年にボーカル延原達治、ギター手塚稔、ドラムス森原光司を中心に結成されたロックンロール・バンド、THE PRIVATES。昨年2013年12月18日で結成30年目を迎えたTHE PRIVATESの、通算19枚目となる2枚組オリジナル・アルバム「Les beat」がワーナーミュージック内レーベルunBORDEより、結成30周年アニバーサリー・アルバムとして今年10月01日(水)にリリースされることが決定した!

しかも本作品はDISC1に今年4月に初の配信シングルとしてリリースされた「ONE MORE TIME」、そして、昨年不慮の事故により亡くなった山口冨士夫氏と延原が1990年に共作した名曲「君が君に」が、THE PRIVATESから冨士夫氏との思い出への追悼として初録音された13曲のオリジナル楽曲が収録され、DISC2では、仲井戸“CHABO” 麗市/甲本ヒロト(ザ・クロマニヨンズ)/真島昌利 (ザ・クロマニヨンズ)/チバユウスケ(The Birthday)/オカモトショウ(OKAMOTO’S)/オカモトレイジ(OKAMOTO’S)等、超豪華ゲスト陣が参加した50S~60Sを中心とした洋楽ロックンロールカバー楽曲を収録!

往年のTHE PRIVATESファン及びロックンロール・フリークから、若いロック・ファンまでをも唸らせる、ジャパニーズ・ロックンロール最高峰と言っても過言では無い、唯一無二の2枚組アルバムが完成した。

そして、2014年第2弾配信シングルとして夏の終わりの切ない恋心を歌ったTHE PRIVATES流のミディアム・サマーチューン「キッスを、もう一度」(本アルバムDISC1に収録)が8月6日(水)より先行配信!


THE PRIVATES
『Les beat』
2014.10.01 Release

(Disc1 全13曲収録)※曲順未定
M01.エレベーター No.9
M02.ONE MORE TIME
M03.あいつはさかさま
M04.DOGGIN’ AROUND
M05.キッスを、もう一度
M06.リメンバー
M07.どこかにときめき
M08.誰もいない街
M09.GAKKO SHUFFLE
M10.ブギウギ一晩中!
M11.バビロンの歯車
M12.君が君に
M13.最後まであきらめるな

(Disc2 全10曲収録) ※50S‐60Sの洋楽カバー※曲順未定 
M01.Memphis train (オリジナル:Rufas Thomas) <Guest>Dr.kyOn
M02. I’m ready (オリジナル:Fats Domino) <Guest>花田裕之
M03. Black night (オリジナル:Arthur Alexander)<Guest>仲井戸“CHABO”麗市/オカモトショウ (OKAMOTO’S)
M04. Rollin’ stone (オリジナル:Muddy Waters)<Guest>柴山“菊”俊之 /甲本ヒロト(ザ・クロマニヨンズ)
M05.Mojo workout(オリジナル:BOBBY LONG&HITS SATELITES)<Guest>オカモトショウ (OKAMOTO’S) /オカモトレイジ (OKAMOTO’S)/岡本雅彦
M06. Donna(オリジナル:Ritchie Valens)<Guest>下山 淳
M07.Heart beat(オリジナル:Buddy Holly)
M08.I feel good (オリジナル:Benny Spellman)<Guest>真島昌利 (ザ・クロマニヨンズ)
M09.Ko ko joe (オリジナル:Don&Dewey)<Guest>Takashi “Mr.PAN” Manabe (THE NEATBEATS)/Dai “Mr.Gully” Ura (THE NEATBEATS)
M10.Wang dang doodle (オリジナル:Howlin’ Wolf)<Guest>チバユウスケ (The Birthday) /加藤“Yotchan”義明 (Ex.村八分)

WPCL-11967/68 ¥3,000(+ tax)
結成30周年記念オリジナル・アルバム/2枚組み
(Disc1オリジナル楽曲/Disc2洋楽カバー曲)


THE PRIVATES Official Website
http://www.privates.jp/

WARNER MUSIC JAPAN
http://wmg.jp/artist/privates/


The Bloody Beetroots~TRIBAL CIRCUS~ @ FUJI ROCK FESTIVAL ’14 LIVE REPORT

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The Bloody Beetroots~TRIBAL CIRCUS~ @ FUJI ROCK FESTIVAL ’14 LIVE REPORT

Profile of |FUJI ROCK FESTIVAL|


The Bloody Beetroots~TRIBAL CIRCUS~
2014年7月26日(土) @ FUJI ROCK FESTIVAL ’14

フジロックフェスティバルお楽しみの夜遊びパーティータイムがやって参りました。翌日の1日を残した2日目の夜となると、もう疲れていようが、足に靴ずれが出来ようが出来る限り遊び歩きたいっていうのが本音。夜のフジロックの苗場食堂周りは、昼のそれと違ってガラッと雰囲気が変わります。一日中遊び周り一日最後のお疲れ様のお酒を交わす人々や、日中に体力を温存してこれから派手に遊んでやろうと目論んで飲み始める人々。フジロッカーズが醸し出す多種のバイブスが入り混じるこの深夜過ぎの時間帯のムードが何気に好きだったりします。不思議な事に、酔っ払って場を取り乱す人って今までほとんど見た事が無い。これだけ人が集まれば、少し過度のお酒を摂取し行き過ぎた行為をしてしまう人が多そうなのですが。。。良い音楽と心地の良い苗場の環境は、お酒との相性も抜群なのでしょう。完全にストレスフリーなわけですから。

さて、今年の夜のお楽しみとしてピックアップしたのがイタリア発エレクトロダンスパンクと呼ばれているソロプロジェクト”The Bloody Beetroots”。もはやエレクトロという音にジャンルの垣根も全く無いわけですが、JUSTICEやMSTRKRFTなど2000年に入り頭角を現した新しい世代新しいアプローチによるダン・テクノユニットの代表格とも言えるでしょう。その中でも、ちょっと異色なイタリアという世界的に活動しているアーティストが少ないお国からの発信とあって、その分期待が高まります。一番注目したかったのがやはりライブセットという点。THE QEMISTSやBASEMENT JAXXなどの打ち込み系アーティストもライブセットという事もあって、あの熱く濃いイタリアの血を含んだ彼らがどう遊び慣れした苗場の夜遊びロッカーズを踊り倒せるか。。。

なんて推測は一切ご無用。会場のRED MARQUEEは既に後ろまで満員御礼。昨年の初日のこれ位の時間帯にDEATH GRIPSの暗然たる独特な世界観に狂熱した記憶がまだ新しく感じる深夜1時前、今か今かと彼らの登場を待ち望むオーディエンス。好きなアーティストを待つ際に、例えば照明一つ変わったり、ローディーが楽器のチェックでステージに来たりするだけで会場がザワザワし声を発する光景を良く目にします。それだけSHOWの始まりを固唾を飲んで待っているという事になるわけですが、この日はなんと突如『オレーオレオレオレー!オレーオレオレオレー!』とサッカーの試合で良く聴く事の出来る応援歌が大合唱された。知識不足で申し訳ないが、この大合唱が始まった理由は正直定かではない。ただ一つ言える事はフジロッカーズはThe Bloody Beetrootsを待っていた。そしていつでも興奮の絶頂に向かう準備が出来てるいるのだ。

今回のライブセットのメンバーは3名。戦隊物の様なマスクを3人被りシンセとピアノとドラムとギターという至ってシンプルなセット。とにかく1曲目の高音と低音の音の厚さと爆発力が尋常ではない。この破壊力は、打ち込みサウンドと生サウンドの融合があってこそ成立するなかなかバンドサウンドだけでは出せない彼らならではのオリジナルな特恵でもあるから、すし詰め状態となったオーディエンスは踊るというよりは、束になって跳ねたり騒いだり、待ち望んでいた彼らとThe Bloody Beetrootsのバイブスが合致した瞬間の爆発力と言って良いであろう。一般的に踊りやすいと言われているテンポ130辺りから、時折テンポ140辺りまで攻めるアグレッシブな姿勢と、奇抜に動き回るライブパフォーマンス。現代版ジュリアナを思わせるような分かりやすくて単純なシンセのサウンド。もはや元々この人たちは踊らせるとか体を動かせるとかそんな意識は一切無くて、目的は単純明快。気持ちの良い爆音を自分達の好きな様に大放出するだけ。そしてオーディセンスもまさしく同じ。細かいことなんて抜きにして、素直に一直線に向かってくる音に対して素直に反応するだけ。夜遊びを終えようとしているフジロッカーズと、これから夜遊びをしようとしている彼らの科学反応と、変態イタリア音楽野郎共が見事にシンクロした会場はとにかく物凄い熱気で溢れていた。

後ろの苗場食堂側へ回ると、ぎっしりと屋根の切れる辺りまで人が溢れていて、音だけを聴いてお酒を飲む人や、ちょうど同じ時間に苗場食堂で演奏をしていた”JOHNSONS MOTORCAR”へ行ったり来たりする人達がいたり(僕も音につられて覗きに行きましたが、物凄い盛り上がりでした)、もしかしたらこの位置がこの時間帯のベストポジションなんじゃないかなと思ったりもしていると、突如それまでの電子音から軽快なロックンロールのような曲が流れ出し驚嘆させられた。まさしくロック好きが作るハチャメチャ変態エレクトロ。一筋縄ではいかないこういう意外性が彼らの最大限の魅力なのでありましょう。

当然この深夜のお祭りイベント”TRIBAL CIRCUS”はこの後朝まで続くわけですが、やはり夜遊びの独特な雰囲気はそれを体験したものしか分からない楽しさがあり、現在風営法というグレーな法律により都市によっては夜遊び自体が禁止されている不合理なクラブシーンの風潮。住む地域によってはもしかしたら年に一回のフジロックでしか味わえない環境の人もいるかもしれない。東京に住んでるけど、まだこういう遊びをした事が無い人もいるかもしれない。開放されたこの大自然で好きなように遊べるわけですから、まだ夜遊び未体験の方、もしくは苗場での夜遊び未体験の方はこれを機会に遊んでみたらいかがでしょうか。それによって少しは世の中の”オールナイト””ダンス”に対する考え方が変わるかもしれません。朝まで遊び通して、一緒に遊んだ仲間と朝陽を見る。結構爽快なものでありますよ。

The Bloody Beetroots~TRIBAL CIRCUS~ @ FUJI ROCK FESTIVAL ’14 LIVE REPORT
The Bloody Beetroots~TRIBAL CIRCUS~ @ FUJI ROCK FESTIVAL ’14 LIVE REPORT
The Bloody Beetroots~TRIBAL CIRCUS~ @ FUJI ROCK FESTIVAL ’14 LIVE REPORT
The Bloody Beetroots~TRIBAL CIRCUS~ @ FUJI ROCK FESTIVAL ’14 LIVE REPORT
The Bloody Beetroots~TRIBAL CIRCUS~ @ FUJI ROCK FESTIVAL ’14 LIVE REPORT
The Bloody Beetroots~TRIBAL CIRCUS~ @ FUJI ROCK FESTIVAL ’14 LIVE REPORT
The Bloody Beetroots~TRIBAL CIRCUS~ @ FUJI ROCK FESTIVAL ’14 LIVE REPORT
The Bloody Beetroots~TRIBAL CIRCUS~ @ FUJI ROCK FESTIVAL ’14 LIVE REPORT
The Bloody Beetroots~TRIBAL CIRCUS~ @ FUJI ROCK FESTIVAL ’14 LIVE REPORT
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The Bloody Beetroots~TRIBAL CIRCUS~ @ FUJI ROCK FESTIVAL ’14 LIVE REPORT
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The Bloody Beetroots~TRIBAL CIRCUS~ @ FUJI ROCK FESTIVAL ’14 LIVE REPORT
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The Bloody Beetroots~TRIBAL CIRCUS~ @ FUJI ROCK FESTIVAL ’14 LIVE REPORT

text by Kenichi Kono
photo by kenji nishida

Melissa Steel

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Melissa Steel / メリッサ・スティール

1994年、イギリス・ブラッドフォード出身。イギリス人とイタリア人のハーフの父、ジャマイカ人の母のもと、音楽やカルチャー、食べ物などイギリスとカリブ諸国の影響を受けて育ち、生まれた頃から毎年ジャマイカを訪れていた。言葉を話し始めると同時に歌い始めたメリッサは、母親が聞いていた多様な音楽ジャンルに影響を受け、スパイス・ガールズやアリーヤ、ヴァイブス・カーテルまで幅広い音楽を聞き、11歳の時に初めて曲作りに取り組んだ。

15歳になると、カバー曲を歌ったビデオをYouTubeで発表するようになり、過去5年間で閲覧数が100万回を超えるまでになった。ネット上で話題になった彼女へ、リアリティTV番組への出演依頼が届くようになるが、メリッサは全てを断り、音楽の道で真っ直ぐに進むことを心に誓う。

ネット上での人気が高まるにつれ、同じ考えやアイデアを共有できるアーティストや音楽業界の人々とより会う機会を増やすようになり、TOPSHOP(イギリスを代表するハイストリートファッションブランド)で仕事をしながら、ロンドンと地元であるブラッドフォードを行き来する生活を送っていた。そんな最中、イギリスのハウス、ドラムンベースのプロデューサーであるKoveと出会い、彼の曲である「Way We Are」のボーカリストして参加することになり、結果、UKダンス・シングル・チャートで初登場7位にランクインした。

それから数か月後、「Kisses For Breakfast」を作り、ボーカル録りを終えた二週間後、アトランティック・レコードと契約を交わすことが決まり、2014年7月にデビュー・シングルとしてリリース。UKシングル・チャートで初登場10位を獲得し、華々しいデビューを飾ることとなる。

関連リンク

WMJ Official Melissa Steel page
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Melissa Steel - New Single 『Kisses For Breakfast』 Release / A-FILES オルタナティヴ ストリートカルチャー ウェブマガジン
2014.08.17

Melissa Steel – New Single 『Kisses For Breakfast』 Release

Profile of |Melissa Steel| デビュー曲にして全英チャート初登場TOP10入り!レゲエ界に降臨した新たなディーヴァ、 メリッサ・...
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Melissa Steel – New Single 『Kisses For Breakfast』 Release

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Melissa Steel - New Single 『Kisses For Breakfast』 Release

Profile of |Melissa Steel|


デビュー曲にして全英チャート初登場TOP10入り!レゲエ界に降臨した新たなディーヴァ、
メリッサ・スティールがシングル「Kisses For Breakfast」をリリース!

ジャマイカとイギリスの血を引くレゲエ界の新星ディーヴァ、メリッサ・スティールが、メジャー・デビュー・シングル「Kisses For Breakfast」をリリースした。

メジャー・デビュー・シングルながら全英チャート初登場10位を獲得した今作は、メリッサと同じくイギリス出身の新鋭プロデューサー、Wundaが手掛けており、ダンスホール・レゲエの要素を取り入れた爽やかなメロディーが印象的な一曲。客演として、スヌープ・ドッグやドレイクらとの共演経験を持つダンスホール・シーンで注目度上昇中のPopcaanが参加している。

また、澄み切ったビーチサイドを歩くシーンや砂浜でのダンス・パーティーのシーンが印象的な今作のミュージック・ビデオは、彼女の母親の故郷であり、生まれた頃から毎年訪れていたジャマイカで撮影されており、ビデオのロケーションに関してメリッサ本人は、「今回の曲は夏とアイランドの要素を含んでいて、ビデオを撮影するには完璧な場所だとすぐに思いついたの。最高に楽しい時間を過ごせたわ。」と語っている。


Melissa Steel - New Single 『Kisses For Breakfast』 Release

Melissa Steel
『Kisses For Breakfast』
Release

各音楽配信サイトにて絶賛配信中。
■iTunes
https://itunes.apple.com/jp/album/kisses-for-breakfast-feat./id865122962

■レコチョク
http://recochoku.jp/album/A1000828888/

■ミュージック・ビデオ(YouTube)
https://www.youtube.com/watch?v=NmqlYjFlmgk


Melissa Steel – Kisses For Breakfast feat. Popcaan [Official]


Steve Hillage(System 7) and 勝井祐二(ROVO)~PYRAMID GARDEN~ @ FUJI ROCK FESTIVAL ’14 LIVE REPORT

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Steve Hillage(System 7) and 勝井祐二(ROVO) @ FUJI ROCK FESTIVAL ’14 LIVE REPORT

Profile of |FUJI ROCK FESTIVAL|


Steve Hillage(System 7) and 勝井祐二(ROVO)~PYRAMID GARDEN~
2014年7月26日(土) @ FUJI ROCK FESTIVAL ’14

フジロックフェスティバルの多種多様なライブやステージの中でも最もお気に入りの空間の一つPYRAMID GARDEN。昨年はじめて体験して以来すっかり虜になってしまい、今年も自分のご褒美にとまたここ苗場の神秘的で果てしなく自由な村を訪れました。

苗場のホテルを左手に見てまっすぐ進むと現れる真っ暗なキャンプエリアへ。ここから割りと静かで暗い路が続くので、少し不安になりつつも光の方へ目を向けるとぼんやりと見えるPYRAMID GARDEN。まるで映画のワンシーンでありそうな千差万別の光。それは人工的に作られた輝きだったり、キャンドルによる灯りだったり、キャンプファイヤーの炎の煌めきであったり、それぞれが発する光が一つの瞬きとなって存在する。その瞬きを見た瞬間、今までの現実世界とはかけ離れた空間へと導かれていきます。なんとも不思議な体験。やはり人は光の方へ光の方へ吸い込まれ温かみを求めるのである。

同じ様に光に吸い込まれて辿り着いた人々が、各々の時間を好きな様に過ごす。メイン会場とは違って、ここで時間を気にする人はほとんどいないように思える。ある意味ドラッグの様な中毒性。癖になってしまったら抜け出せないし、抜け出したく無い程の心地良さ。ハンモックに揺られて少し目を閉じてステージから流れてくるゆったりとしたアンビエントと美しい旋律に耳を傾ける。初日に”Phoenix Rising”として母体のバンドでコラボを果たしたSystem 7とROVOがここPYRAMID GARDENではSteve Hillage(System 7) and 勝井祐二(ROVO)としての二人のコラボが実現。目を開けるとまさしくその二人がキャンドルに包まれたステージでギターとバイオリンを奏でる。なんて贅沢なのでしょう。僅かな光で影になった人々が微かに揺れているのが見えて、もう夢の中にいるのだと思った。絶妙なディレイやリバーブで音が空気中に広がっては消え、その残響に音が重なっていく。夜露でやや湿った草の上に寝そべって見ている人やステージに背を向けて火と向かい合ってる人。フードエリアでは仲間と談笑し、常設されているリクライニングチャアーを倒し天を眺入る人。共通して言えるのが、彼らが奏でる音が全員にしっかり行き届いていて、耳を傾けなくても自然と音が入ってくるそんな環境。全ての音がここで許されるわけではない。実際この空間をしっかりと理解した上で音を調和させていく。極々小さな音までへの細かい配慮を重ね合わせる二人はここの空間の先導師として完璧な演出を醸し出していました。やはりここの雰囲気、ここの人との距離感がたまらなく好きである。きっとまた来年も来るであろう。来年は昼の雰囲気も体験してみたいものです。

Steve Hillage(System 7) and 勝井祐二(ROVO)~PYRAMID GARDEN~ @ FUJI ROCK FESTIVAL ’14 LIVE REPORT
Steve Hillage(System 7) and 勝井祐二(ROVO)~PYRAMID GARDEN~ @ FUJI ROCK FESTIVAL ’14 LIVE REPORT
Steve Hillage(System 7) and 勝井祐二(ROVO)~PYRAMID GARDEN~ @ FUJI ROCK FESTIVAL ’14 LIVE REPORT
Steve Hillage(System 7) and 勝井祐二(ROVO)~PYRAMID GARDEN~ @ FUJI ROCK FESTIVAL ’14 LIVE REPORT
Steve Hillage(System 7) and 勝井祐二(ROVO)~PYRAMID GARDEN~ @ FUJI ROCK FESTIVAL ’14 LIVE REPORT
Steve Hillage(System 7) and 勝井祐二(ROVO)~PYRAMID GARDEN~ @ FUJI ROCK FESTIVAL ’14 LIVE REPORT
Steve Hillage(System 7) and 勝井祐二(ROVO)~PYRAMID GARDEN~ @ FUJI ROCK FESTIVAL ’14 LIVE REPORT
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Steve Hillage(System 7) and 勝井祐二(ROVO)~PYRAMID GARDEN~ @ FUJI ROCK FESTIVAL ’14 LIVE REPORT
Steve Hillage(System 7) and 勝井祐二(ROVO)~PYRAMID GARDEN~ @ FUJI ROCK FESTIVAL ’14 LIVE REPORT
Steve Hillage(System 7) and 勝井祐二(ROVO)~PYRAMID GARDEN~ @ FUJI ROCK FESTIVAL ’14 LIVE REPORT
Steve Hillage(System 7) and 勝井祐二(ROVO)~PYRAMID GARDEN~ @ FUJI ROCK FESTIVAL ’14 LIVE REPORT
Steve Hillage(System 7) and 勝井祐二(ROVO)~PYRAMID GARDEN~ @ FUJI ROCK FESTIVAL ’14 LIVE REPORT
Steve Hillage(System 7) and 勝井祐二(ROVO)~PYRAMID GARDEN~ @ FUJI ROCK FESTIVAL ’14 LIVE REPORT
Steve Hillage(System 7) and 勝井祐二(ROVO)~PYRAMID GARDEN~ @ FUJI ROCK FESTIVAL ’14 LIVE REPORT
Steve Hillage(System 7) and 勝井祐二(ROVO)~PYRAMID GARDEN~ @ FUJI ROCK FESTIVAL ’14 LIVE REPORT
Steve Hillage(System 7) and 勝井祐二(ROVO)~PYRAMID GARDEN~ @ FUJI ROCK FESTIVAL ’14 LIVE REPORT
Steve Hillage(System 7) and 勝井祐二(ROVO)~PYRAMID GARDEN~ @ FUJI ROCK FESTIVAL ’14 LIVE REPORT
Steve Hillage(System 7) and 勝井祐二(ROVO)~PYRAMID GARDEN~ @ FUJI ROCK FESTIVAL ’14 LIVE REPORT
Steve Hillage(System 7) and 勝井祐二(ROVO)~PYRAMID GARDEN~ @ FUJI ROCK FESTIVAL ’14 LIVE REPORT
Steve Hillage(System 7) and 勝井祐二(ROVO)~PYRAMID GARDEN~ @ FUJI ROCK FESTIVAL ’14 LIVE REPORT

text by Kenichi Kono
photo by kenji nishida

UDL Presents ZEN-LA-ROCK【EP Release party】-夏の終わりのHEAVEN FORNIA PARTY- 2014/08/31 (sat) at UNDER DEER LOUNGE

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UDL Presents ZEN-LA-ROCK【EP Release party】-夏の終わりのHEAVEN FORNIA PARTY- 2014/08/31 (sat) at UNDER DEER LOUNGE

新曲『HEAVEN FORNIA』を発表し、レッドブル新CMのラップを担当するなど今、話題沸騰中な”ZEN-LA-ROCK”のEPリリースパーティーを人気カルチャーパーティー”SETSUZOKU”がフルサポートで開催決定!

YOU THE ROCK★、SEX山口、JOY McRAW等、彼の同盟達が集結!夏の終りをグイグイ盛り上げる!

UDL Presents
ZEN-LA-ROCK【EP Release party】
-夏の終わりのHEAVEN FORNIA PARTY-

2014/08/31 (sat)
@ UNDER DEER LOUNGE

OPEN/START 18:00 / CLOSE 23:00

Admission
¥1,000 (ND)
※18:00~19:00 ¥1,000 (1D)※

LINEUP

LIVE
ZEN-LA-ROCK × JOY McRAW & TEDDY BASE

GUEST LIVE
YOU THE ROCK★

DJ’s Are
SEX山口 , NK-SUNSHINE
TIGU , U-HEY! (SETSUZOKU)

info
UNDER DEER LOUNGE
http://www.under-dl.jp
〒150-0041
東京都渋谷区神南1-3-4 神南ビル B1
TEL:03-5728-2655

山 洋平展 「星と大地の間 -InBetween Stars and Ground-」

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山 洋平展 「星と大地の間 -InBetween Stars and Ground-」

Profile of |山 洋平|

2014年8月28日~9月3日

Gallery Concept 21
東京都港区北青山3-15-16

2014年9月6日~9月21日

DIGINNER GALLERY WORKSHOP
東京都目黒区自由が丘1-11-2

info: http://yoheiyama.net

山 洋平

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山 洋平 / Yohei Yama

1977年 埼玉県生まれ、フランス レニー在住。16歳の時にフィンランドの小さな村プーマラで1年を過ごす。隣の家が1㎞先という静かな森の中での生活に大きく価値観が変わる。

その後、スケートボード、スノーボード、音楽の影響を受けながら時間を見つけては外国へ行くようになり、父から譲り受けた古いカメラで写真 を撮り始める。

2006年、軽のワンボックスを寝床に助手席にヒマワリを乗せ、育てながら北海道から鹿児島まで日本を7ヶ月間放浪する。この旅では出会っ た人に手作りの写真集を見せながら、BGMとしてウクレレを弾く「旅する写真展」を開催、作家活動の原点となる。

2007年より写真展をしながら各地を巡る生活を始める。

2009年南フランス アルルの国際写真フェスティバルに写真を見せに行った所、暇つぶしに描いていた絵の方を評価され、初めての絵の個展をアルルで開催する。それから本格的に絵を描き始め、日本とフランスを行き来しながら、作品を発表し始める。

2011年フランスへ移住。リヨン近郊のレニーという小さな村で制作を行なっている。

2012年、ユナイテッドアローズの春夏&クリスマスのカタログ表紙の絵を担当、ショートムービーにも特集され、その作品が多くの人の目に触れることとなる。またスケートボードやスノーボード、アパレルブランド、CDジャケット等にも多数作品を提供している。

2014年はイギリスのOp-art、ポーランドのJapanese Designに作品を取り上げられ、夏には韓国ソウルで開かれるアートフェア(AHAF)へVin Galleryから出品される。今回の「星と大地の間」は第一子が誕生したことで命と存在の不思議について感じ、考えた中で描き上げた作品を展示する。

関連リンク

山 洋平 Official Website

 
山 洋平 山 洋平 山 洋平 山 洋平 山 洋平 山 洋平 山 洋平 山 洋平


山 洋平展 「星と大地の間 -InBetween Stars and Ground-」 / A-FILES オルタナティヴ ストリートカルチャー ウェブマガジン
2014.08.18

山 洋平展 「星と大地の間 -InBetween Stars and Ground-」

Profile of |山 洋平| 2014年8月28日~9月3日 Gallery Concept 21 東京都港区北青山3-15-16 2014年9月6日~9月21日 DIGINNER GAL...
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DMC JAPAN DJ CHAMPIONSHIP 2014 最終ゲストアーティスト発表!&アフターパーティー開催決定!

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DMC JAPAN DJ CHAMPIONSHIP 2014 最終ゲストアーティスト発表!& アフターパーティー開催決定!

世界最大のDJ大会を主宰するDMC WORLD DJ CHAMPIONSHIPS。日本でも1990年から開催され、多くの才能を輩出してきた。2012年は諸般の事情により日本大会が開催されなかったものの、2013年に新生DMC JAPANとして鮮烈な復活劇を遂げた。今年も過去最大規模となる日本全国8都市で地方予選を開催。日本一の称号を手にすべく、総勢100名以上のDJがエントリーし、日本一の称号を勝ち取る為に熾烈な戦いを繰り広げた。昨年のディフェンディング・チャンピオンを含め、総勢11名のファイナリストが決定。8月23日(土)に開催される決勝大会で雌雄を決する。そしてゲストアーティストもフルラインナップを発表。DJ IZOHやANARCHY、MSC、降神、DMCバトル部門の日本チャンピオン同士によるエキシビジョン、サイプレス上野のDJプロジェクトが登場。ラウンジフロアでもHABANERO POSSEやXXX$$$、DJ bluなど絢爛なゲストアーティストが揃った。数々のドラマが生まれたターンテーブリストの夏。最終話となる決勝大会で、日本一のDJが決定する瞬間を目撃して欲しい。

最終ゲストアーティスト発表!

HABANERO POSSE (JNGLFVR / WiFi MAFIA)
DJ blu (2010 DMC Japan Champion)
XXX$$$ (XLII & DJ SARASA) powered by Native Instruments Japan
DJ U-LEE powered by STUSSY
KO-ney powered by AKAI Professional
DJ KOPERO

DMC JAPAN DJ CHAMPIONSHIP 2014 FINAL supported by KANGOL

DMC JAPAN DJ CHAMPIONSHIP 2014 FINAL supported by KANGOL

2014.8.23 (Sat) 16:00 START 21:00 CLOSE
at WOMB
www.womb.co.jp
当日 3000円 前売 2500円 学割 2000円 ※別途ドリンク代
前売取扱: e+, smart e+, clubberia

DMC JAPAN DJ CHAMPIONSHIPS 2014 FINALIST

DJ JIN-TRICK (沖縄代表)
DJ Beat-Pulp (東北代表)
DJ YAMAGAMI (北海道代表)
DJ TOMISHI (東海代表)
DJ HI-C (関西代表)
DJ DOM-AUTO (関西代表)
DJ 諭吉 (中四国代表)
DJ TAKAKI (関東代表)
DJ YOSUKE (関東代表)
DJ Bahn (九州代表)
DJ FUMMY (2013 DMC Japan Champion)

Exclusive Turntable Session
DJ IZOH (2012 DMC WORLD CHAMPION) feat. ANARCHY, 竹内 朋康, 熊井 吾郎

Live
MSC, 降神 feat. DJ SHUN & DJ 440

Battle Exhibition
DJ BUNTA (2008 & 2010 DMC JAPAN SUPREMACY CHAMPION)
vs
DJ NORIHITO (2011 DMC JAPAN SUPREMACY CHAMPION)

Opening DJ
LEGENDオブ伝説 a.k.a サイプレス上野

Judge
DJ KENTARO, DJ IZOH, DJ 宮島, DJ blu

Host MC
DARTHREIDER

LOUNGE FLOOR
HABANERO POSSE (JNGLFVR / WiFi MAFIA)
XXX$$$ (XLII & DJ SARASA) powered by Native Instruments Japan
DJ blu (2010 DMC Japan Champion)
DJ U-LEE powered by STUSSY
KO-ney powered by AKAI Professional
DJ KOPERO


決勝大会をDOMMUNEで生配信!

8月12日にDMC JAPANの特別番組を配信したDOMMUNEをプラットフォームに、決勝大会を生配信することが決定。ネット環境があればPCやスマホから視聴出来るので、当日どうしても現場へ来れないDMCファンは自宅や外出先からでも観戦可能となっている。
8月23日(土)16:00 START www.dommune.com

DMC JAPAN DJ CHAMPIONSHIPS 2014 AFTER PARTY supported by beats by dr.dre
organized by DJ IZOH

今年もアフターパーティーが開催決定!オーガナイズはワールドチャンピオン DJ IZOH!

2014.8.23 (Sat) 23:00 START
at SHIBUYA LOOP annex
www.live-loop.com
当日 1500円

2012年のDMC WORLD CHAMPION、DJ IZOHがオーガナイズするアフターパーティーが開催決定!会場は決勝大会がおこなわれるWOMBから徒歩5分程に位置する渋谷Loop annex。DJ IZOHを筆頭にDMC JAPAN縁のアーティストが交互にブースを占拠。決勝大会の興奮をそのままに、ターンテーブリストが奏でる音楽の祭典は夜明けまで続く!

MORE INFORMATION : http://dmc-japan.jp


HABANERO POSSE (JNGLFVR / WiFi MAFIA)

HABANERO POSSE (JNGLFVR / WiFi MAFIA)

FYS a.k.a BINGOとGUNHEADによるユニット。SEXY BASS & DIRTY GHETTO MUSICをコンセプトに活動しており、世界最大のベースミュージックの祭典OUTLOOK FESTIVALの日本版ではサウンド・クラッシュにて2連覇を成し遂げている。

また、ZEEBRA、RYUZO、KOHH、倖田來未、SKY-HI、KEN THE 390など、多数のアーティストの楽曲やリミックスを制作。更にディズニーのオフィシャル・コンピへの参加や、スプリットアルバム『XMAS MOOMBAH EXPRESS』をリリース。そして2013年には満を持して初のオリジナル楽曲によるEP「JAZZINN」を発表した。

また、block.fmでパーソナリティーも務めるなど、多岐に渡る活動を展開している。


DJ blu (2010 DMC Japan Champion)

DJ blu (2010 DMC Japan Champion)

ヒップホップやR&B、Bass Musicなどを自由自在に扱うターンテーブリスト / プロデューサー。

数々のDJバトルで成績を残してきており、2000年にはB-BOY PARK NO-TRICKS部門優勝、Vestax ExtravaganzaでFinalistに、2008年と2009年にはDMC JAPANのシングル部門で準優勝。そして2010年、DMC JAPANで念願の優勝を果たした。同年の世界大会では3位という結果を残した。

その後もDJ、ターンテーブリストとして活動しており、独自のDJセットアップであるTABS2を完成させた。


XXX$$$ (XLII & DJ SARASA) powered by Native Instruments Japan

XXX$$$ (XLII & DJ SARASA) powered by Native Instruments Japan

ベース・ミュージックの旗手XLIIとハードコア体現者DJ SARASAによるライヴ・ユニット。

XXX$$$というグループ名は、「やりすぎ」を意味する「EXCESS」を文字ったものであり、とどまる事の知らない2人を表現している。

リアルタイムパッドコントロール、雷の様に素早いミックス。パンクバンドの様な激しさを持つパフォーマンスは大きな話題を呼び、マイアミ発の大型エレクトロニック音楽フェス『Ultra Music Festival』の韓国版 『Ultra Korea』にも出演。更に『Ultra Japan』のプレパーティー 『Road to Ultra Japan』にも出演するなど、活動を広げている。国境をも超える2人のユニットがベース・ミュージックの爆発力を最大化する。


DJ U-LEE powered by STUSSY

DJ U-LEE powered by STUSSY

福岡県出身のヒップホップDJ / ターンテーブリスト。DJ PREMIER、PETE ROCK、JAZZY JEFF、PEANUTS BUTTER WOLF、J ROCCなど国内外のビッグアーティストとの競演を果たす。

また、DMCなどのDJ BATTLEにも多く出演。DJ IZOHからも実力を認められている。

2013年にはDJ UPPERCUTとの共作ミックスCD『40DAYS MIX』をリリース。2014年にリリースしたミックスCD『BRAND NEW ADDICTION』はDJ YASA (KIREEK)にも絶賛され、話題作となっている。


KO-ney powered by AKAI Professional

KO-ney powered by AKAI Professional

AKAIの名機サンプラーを用いた国内屈指のMPCプレイヤーであり、トラックメイカー。

ラップの教科書での教則用ビート提供、ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!における企画でのビート提供、USTREAMを介した自身による定期的なトラックメイク講義、生バンドでのライブサポートもこなすなど、活動は多岐に渡る。

2014年、総勢14名の豪華なゲストMC陣を招いた渾身のフルアルバム『Pad Craft』を、インディーズレーベルtop billin’よりリリースした。


DJ KOPERO

DJ KOPERO

1986年生まれ。2002年よりDJとしてのキャリアを地元広島にてスタート。

中学生時代にブレイクダンスに没頭していた影響もあり、幅広く様々な新旧ヒップホップやR&B、ダンスミュージックに触れていた。

2010年4月には両国国技館で開催されている国内最高峰のダンスバトル、DANCE@LIVEにDJとして参加。同年秋よりラッパー/Black Swan代表のDARTHREIDERのライブDJとしての活動を開始。

2012年より新譜にフォーカスしたパーティーBUDDINをDJ Yanatakeと共に主催。


降神 feat. DJ SHUN & DJ 440

降神 feat. DJ SHUN & DJ 440

志人、なのるなもないを中心としたユニット。その唯一無二の存在感は「降神:origami」というジャンルを作り上げ、ヒップホップ内外問わず、多くの音楽家や芸術家を魅了している。

演劇的とも称されるライブは従来のライブとは一線を画し、日本語表現の新たな方向性を指し示す。

降神の母体とも言えるアート集団TempleATSには絵描きにトラックメイカー、バトルDJ等のトップクリエイターを擁し、共に新境地を切り拓き続けている。

そして、今回のDMCにおいてはTempleATSからDJ SHUNとDJ 440の参加が決定。バトルファンには垂涎であることはもちろんだが、降神とのセッションを通して更なる地平を見せてくれるだろう。


LEGENDオブ伝説 a.k.a サイプレス上野

LEGENDオブ伝説 a.k.a サイプレス上野

サイプレス上野によるバレバレ覆面DJプロジェクト。2009年よりKING OF J-POP DJ TEAMである申し訳ナイタズに加入。現在まで発表したミックスCD『DEAR CUSTOMER』全4シリーズは全て完売状態。

『最近のディージェイ』はMCが手がけたミックスとしては異例の1000枚超えのセールスを記録した。

2010年には6枚目の作品であり、日本語ラップ史に多大な影響を及ぼしたFILE RECORDSの音源を使ったオフィシャル・ミックスCD『LEGEND オブ FILE MIX』をリリース。

更に2011年には映画『モテキ』を記念して発売された『モテキ的音楽のススメ MTK PARTY MIX盤』にも参加した。


DJ IZOH (2012 DMC WORLD CHAMPION / SUPER SONICS)

DJ IZOH (2012 DMC WORLD CHAMPION / SUPER SONICS)<

2012 DMC WORLD CHAMPION。ヒップホップを根底にベースミュージックまで自在に操るターンテーブリスト。

2012年、世界最大のDJバトルであるDMC WORLD DJ CHAMPIONSHIP 2012で優勝し、世界一の称号を手にした。

帰国後、日本No.1のストリート・ラッパーANACHYとのミックス作品をリリース。

2013年、ニューヨークで開催されたDMC US Finalsで、初のアメリカ人以外のゲストDJとして招聘され、見事なパフォーマンスを披露した。

ラッパーTARO SOULとSUPER SONICSとしても活動しており、2014年3月には待望の1stアルバム『SCRATCH YOUR WORLD』をリリース。

今回、世界チャンピオンになった後、DMC JAPANで初めて披露する特別なショーケースに期待が高まる。


ANARCHY

ANARCHY

自らの人生を生々しく綴ったリリックをエモーショナルにラップするスタイルにより、ジャパニーズ・ヒップホップの新王道を作り出してきた。

ゲットーとも言える京都市向島の市営団地で彫り師の父親によって育てられた。

15歳でラッパーとしての活動を開始するも、17歳で暴走族の総長となり、18歳の1年間は少年院で過ごしている。

その後、逆境をバネに稀代のアーティストまでに成長し、2014年1月1日avexからのメジャーデビューを発表。

7月にメジャーデビューアルバム『NEW YANKEE』をリリースした。


竹内朋康 (マボロシ / SUPER BUTTER DOG)

竹内朋康 (マボロシ / SUPER BUTTER DOG)

1997年、SUPER BUTTER DOGのギタリストとしてメジャーデビュー。

2004年にRHYMESTERのMummy-Dと共にマボロシを結成。

また、堂本剛率いるShamanipponへの参加を始め、安室奈美恵、忌野清志郎、椎名林檎、Suger Soul、Zeebra、NITRO MICROPHONE UNDERGROUNDなど、数々のレコーディング参加作品やプロデュースワーク、リミックス作品がある。


熊井吾郎

熊井吾郎

DJ、MPC プレイヤー、トラックメイカー。

MPC パフォーマンスコンテスト『2011 GOLDFINGER’S KITCHEN』BEATCROSS部門にて優勝。

トラックメイカーとしてもKREVA、LITTLE、MCU、SEEDA、L-VOKAL、COMA-CHI、サイプレス上野とロベルト吉野、SONOMI、ROMANCREW、など様々なアーティストに楽曲を提供している。


MSC

MSC

新宿拡声器集団。街とそれを見つめる自身のドキュメントと言える音楽性がカルト的な人気を博している。

2002年、blast誌から登場したコンピレーション・アルバム『HOMEBREWERs vol.1』にMSCの楽曲が収録されシーンに衝撃を与え、その後にリリースしたアルバム『マタドール』で知名度を確固たるものにした。

2006年には2ndアルバム『新宿 STREET LIFE』を発売し、アンダーグラウンドな感覚を残しつつも、新たな音楽性を提示した。

後にライターの古川耕は彼らのことを「社会的な歌詞で一時代を築いたパブリック・エナミーのチャックDはヒップホップを「ゲットーのCNN」と表現した。つまり優れたラッパーは都の綻びを伝えるスポークスマンでなくてはならない。MSCは、この日本に久々に出現した都市のリサーチャーだ。」と語った。

そして2014年、これまで所属していたLibra Recordsと袂を分かち、新生MSCとして東京の新時代を象徴するクルーへと進化を遂げる。


DJ BUNTA (2008 & 2010 DMC JAPAN SUPREMACY CHAMPION / DLIP Records)

DJ BUNTA (2008 & 2010 DMC JAPAN SUPREMACY CHAMPION / DLIP Records)

HIPHOPというスタイルを全面に押し出したスタイルで、SHIBUYA NO.1 DJ CHAMPIONSHIPSにて初代チャンピオンに輝く。その後2008年と2010年にはDMC JAPANバトル部門で優勝。

彼の実力は世界が認めている。

JAZZY JAYからはスキルや選曲を絶賛され、GRANDMASTER ROC RAIDAには「お前みたいに本物のHIPHOPを使ってルーティーンを作る奴は世界にはもういないよ。そのお前だけのスタイルをずっと続けてくれ」と言わしめた。

現在のバトルDJでは最もレコードを掘っているアーティストと言われており、幅広い選曲とバトルで培ったスキルを余すことなく発揮している。


DJ NORIHITO (2011 DMC JAPAN SUPREMACY CHAMPION)

DJ NORIHITO (2011 DMC JAPAN SUPREMACY CHAMPION)

10代の頃にDJ Q-BERTに衝撃を受けスクラッチを始める。

その後、VESTAXが主宰するDJバトルやITFなど数々のDJバトルに出場し、頭角を現してきた。

2002年DMC JAPAN DJ CHAMPIONSHIP FINALに初出場。そして2011年、DMC JAPANバトル部門にて念願の日本一の座を勝ち取る。

同年ロンドンで行われたDMC WORLD DJ CHAMPIONSHIPSでは世界大会へは初挑戦にも関わらず、日本を代表したパフォーマンスを存分に披露し、準優勝という輝かしい功績を残した。


DARTHREIDRE (Black Swan / Da.Me.Records)

DARTHREIDRE (Black Swan / Da.Me.Records)

1977年フランス生まれ、東大中退。

ヒップホップエネルギー永久機関として、ライブ・MC・DJ・レーベル社長として全国を駆け巡る。

2010年、脳梗塞で倒れるも劇的に復活。合併症で左目の視力を失いながらもより精力的に活動している。

2011年『NO拘束~MONOEYE VISION』、2012年『夕日のガンタイ~chill after blood』に続いて『SUPER DEAD』を発表。まさに超・死人として人生そのもののドラマを表現し続ける唯一無二のヒップホップMC。

OWEN PALLETT @ FUJI ROCK FESTIVAL ’14 LIVE REPORT

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OWEN PALLETT @ FUJI ROCK FESTIVAL ’14 LIVE REPORT

THE QEMISTS
2014年7月27日(日) @ FUJI ROCK FESTIVAL ’14

3日目の苗場にいよいよ恵みの雨が降り出した。人間は無いものねだりをする生き物。さすがにあれだけカンカン照りな日が続けば雨が恋しくなるものであります。でもあまり降り過ぎないでね?なんてワガママな欲が出てくるのも人のエゴ。ちょうど雨具を着ようか着まいか悩むような、そんなしっとりとしたRED MARQUEEでOWEN PALLETTのライブは行われた。そう。ここは屋内。雨の心配は全く無いわけで、雨宿り目当てで訪れた人々や、元々ライブ目的で来た人々で結果的に会場内はたくさんのフジロッカーズで溢れていた。

さて話は少し変わりますが、フジロックの無数のラインナップから、限られた時間帯で一つのアーティストを選ぶのには色々な理由と要素があります。問答無用、大ファンであるアーティストを選ぶ事もあれば、経歴が面白そうなアーティスト、音源やYOUTUBEなどをチェックして気になったアーティスト。そして全くノーチェックでランダムに選ぶアーティスト。そう、それがこのOWEN PALLETTなのです。単純にこの時間帯に時間の余裕があったのと、オフィシャルHPのプロフィールが興味深かった点が合致して後はライブを観てどう思うか考えようと、完全無計画状態なわけですが、そういう時に限って真っ白な脳みそと五感に音楽が入ってくるので、現場で色々な感慨を受けるわけです。そしてこのOWEN PALLETTも同様、素晴らしいステージを僕達に披露してくれました。

更に恥ずかしい事にARCADE FIREのサポートでステージに立っていた事を当日知ったわけですが。。前日のARCADE FIREもしっかり取材していたので、自分の勘は冴えていたのだと自画自賛(笑)。当の本人はサポートメンバーを誰一人従わずステージど真ん中でバイオリンを構え男一人立ち。本当にどこにでも居そうな素朴な青年。彼はカナダ出身だそう。なんだか納得出来るそんな風貌の彼が弓を引いた瞬間物凄い鳥肌のようなゾクゾクする感覚が体を通り抜ける。美しすぎる音色。これまた前日のSteve Hillage(System 7) and 勝井祐二(ROVO)のバイオリンとは違った類の音色が湿った苗場の空気に響き渡る。空気を湿らせるこの雨のタイミングと、このバイオリンの音色。これまた絶好のシチュエーションに遭遇する事が出来た。

バイオリン?一人で?この後は一体どうなっていくんだろうという心配をよそに、彼はステージ上で自分の鳴らした音を録音しループを作り出し、その上に自らライブ演奏。リズムだって、バイオリンのボディーを叩いて低音を作り出しその上に音を重ねれば立派なトラックが成立。更にはシンセも弾き始め一人で出来る最大限の表現をその場でやってしまう器用さは見ていて少しも飽きなかった。中には数曲見て会場を離れる人達も見られたけど、正直それでいいと思う。こういう奏法をするアーティストを数曲だけでも見る機会って普段なかなか無いだろうし、大きなフェスは色々と”お試し”で見る事が出来る新しい音楽との出会いの場でもあるのだから。振り返ればこの2日間結構派手な電飾や、大勢のメンバーを従えたアーティストを見てきたので逆にこういうシンプルなアプローチがこの日の雨と重なって、心に響いたのは決して僕だけじゃなかったであろうと思う。

しかしやっぱり音楽はライブだよね~。音源を買わないならその分ライブに来れば良い。こうして、ああして、ああやって、こうやって。どのアーティストも試行錯誤しながらライブを楽しんでいるのである。ライブという現場でしか分かりえないこの空気感。もう最終日だっていうこの少しおセンチな気持ちだって、家では味わえない不思議な感情。そんな僕の心情にはピッタリのステージでした。

OWEN PALLETT @ FUJI ROCK FESTIVAL ’14 LIVE REPORT
OWEN PALLETT @ FUJI ROCK FESTIVAL ’14 LIVE REPORT
OWEN PALLETT @ FUJI ROCK FESTIVAL ’14 LIVE REPORT
OWEN PALLETT @ FUJI ROCK FESTIVAL ’14 LIVE REPORT
OWEN PALLETT @ FUJI ROCK FESTIVAL ’14 LIVE REPORT
OWEN PALLETT @ FUJI ROCK FESTIVAL ’14 LIVE REPORT
OWEN PALLETT @ FUJI ROCK FESTIVAL ’14 LIVE REPORT
OWEN PALLETT @ FUJI ROCK FESTIVAL ’14 LIVE REPORT
OWEN PALLETT @ FUJI ROCK FESTIVAL ’14 LIVE REPORT

text by Kenichi Kono
photo by kenji nishida
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