Quantcast
Channel: A-FILES オルタナティヴ・ストリートカルチャー・ウェブマガジン
Viewing all 5678 articles
Browse latest View live

seven beach DUBTASTE – New Album 『REALITY』 RELEASE

$
0
0

seven beach DUBTASTE - New Album 『REALITY』 RELEASE

Profile of |seven beach DUBTASTE|


いわき市在住 seven beach DUBTASTEが鳴らす「REALITY」

1st ALBUM「0246 THAT’S MY NUMBER」は、ライブ・全国各地の仲間の店舗のみで発売であったが、プレス分が完売!
約3年振りとなる今作は、福島県いわき市にて生活をするメンバーが、色々な環境・心境の変化をそれぞれの曲に込めた渾身の一枚!
 
収録曲は、 DUB・REGGAEのリズムにのせエッジが効いたインストナンバー「LOCAL」から始まり、SAXが絡む激しい楽曲で表現した「WHY’S THAT?」、いわきが聖地となっているFMX(フリースタイルモトクロス)へのリスペクトが込められている「DK DUB」の流れから、今作のリードソングである、あの日から感じてきた様々な葛藤を歌詞に載せた「CLOSER TO THE BEACH」へと続く。
そんな自らを奮い立たせ、前に進もうという歌詞が印象的な「RAISE UP」、今まで通り日常を楽しもうとしている「HOW EVER OLD I GET」、どんな事にも立ち向かうと歌った「ANYTHING」。

そして、子供達への想いを込めた、明るい未来への幕開けを歌う「THE BEGINNING OF LIFE」で、アルバムは幕を閉じる。

seven beach DUBTASTE - New Album 『REALITY』 RELEASE

seven beach DUBTASTE
『REALITY』
2013.09.11 RELEASE

1. LOCAL
2. WHY’S THAT?
3. DK DUB
4. CLOSER TO THE BEACH
5. RAISE UP
6. HOW EVER OLD I GET
7. ANYTHING
8. THE BEGINNING OF LIFE

品番 : 7BR-002

■Art work / Groovy design

■Music Video Trailer
[CLOSER TO THE BEACH]
http://youtu.be/e-nhsPaVbnQ

[Information]
http://www.sevenbeachdubtaste.com/
https://www.facebook.com/sevenbeachdubtaste
https://twitter.com/SBDT_Official


THE CHERRY COKE$ @ FUJI ROCK FESTIVAL ’13 LIVE REPORT

$
0
0

THE CHERRY COKE$ @ FUJI ROCK FESTIVAL ’13 LIVE REPORT

Profile of |FUJI ROCK FESTIVAL|THE CHERRY COKE$|


THE CHERRY COKE$
2013年7月27日(土) @ FUJI ROCK FESTIVAL ’13

THE CHERRY COKE$ @ FUJI ROCK FESTIVAL ’13 LIVE REPORT

彼らがこのフジロックに出演したのが8年前の2005年のルーキーステージ。あの頃の彼らといえば、サイコビリーやラスティック的な要素を持ちつつも本人達も多大な影響を受けたアイリッシュ・パンクと一般的にはカテゴライズされ、お酒を片手にインディーシーンを自由気ままに掻き回す存在であった。演奏も荒くライブによっては波があり(Vo KAT$UO 談)ながらも、今まで国内のバンドではあまり見られなかった多彩な楽器とストレートなリズムで踊って跳ねて騒げるPUNKバンドとして地道に活動をし知名度をあげていったのである。8年前にこのフジロックに出演してから数々の音源をリリースし最新アルバム『COLOURS』を今年6月に発売後の満を持してのフジロック2度目の登場。

2日目のWHITE STAGEの一発目と言えば昨年はFRONTIER BACKYARDその前の年はSHONEN KNIFE、2010年には怒髪天という過去のラインナップを見ても日本のロックシーンを支える骨のある歴史あるバンドばかり。そんな名誉ある大舞台に堂々と登場したメンバー。MCでも言っていたが彼らが大尊敬をしていて多大な影響を受けたTHE POGUESも立ったこの思い入れの深い同じWHITE STAGEでボーカルのKAT$UOは気合い十分、全身白に身を纏い帽子は船帽のキャプテンスタイル。緑色のモシャモシャ頭のギターMASAYAはいつも通りクールだし、東北ライブハウス大作戦のTシャツと前掛けを装着しいつものライブハウスと同じ様に日本酒片手に現われたベースのHIROMITSU。日本船に乗ったPUNK ROCK PIRATESである彼らのフジロックという航海が今はじまったわけです。さてさてたくさんの楽曲を持つ彼らのこの晴れ舞台の一曲目は??

”POLKA”

彼らと出会ったのがもうかなり前の話。そしてこの曲はその初期の頃にライブでは必ずやっていた昔の曲。きっとこの曲も8年前のルーキーステージでやっていたんだと思う。思い出深いこの曲を一曲目に持ってきた彼らの心意気がなんだかとても嬉しかった。あの頃とは比べ物にならない位のステージの熱とオーディエンスの数と、どんな気持ちでステージの上からあの景色とあの景色を重ね合わせていたのだろうか。そして更に昔の曲アルバム”SAIL THE PINT”から彼らの結成の年が曲名の”1999”と続く。一緒に手を叩いてステップを踏んで飛び跳ねて。この苗場の山奥のステージとその場にいたみんなが大きな一艘の船となっての大航海。彼らだったら山でも空でもどこでも大航海しちゃうんです。

フジロックの舞台に立つバンドにはそれぞれ歩んで来たストーリーがあって、もちろんこのTHE CHERRY COKE$にしたってそれぞれのストーリーがあるわけで。地道に全国をツアーで駆け巡りライブ活動を続け、結成14年目にして憧れのこのステージに立っている彼らの表情や動きを見ながら思いにふけってると、4曲目にはサッカー漫画『GIANT KILLING』の主題歌にもなった「My story ~まだ見ぬ明日へ~」。

”明日を待ちきれなくて もがいたあの夜 人知れず流した 涙に夢は宿る”

THE CHERRY COKE$ @ FUJI ROCK FESTIVAL ’13 LIVE REPORT

この状況にぴったり過ぎる歌詞に涙腺も緩んだ人も多かったのではないだろうか。日本詩ってやっぱりいいなと少し繊細な気持ちになっていると骨太でテンポがやや速めの”LUMBER JACK RIOT”でフィールドはモッシュピットでぐちゃぐちゃに。そして
畳みかけるようにこれまたまさかの旧曲”BLUE WORKER”。この選曲はある意味予想外で裏切られました!軽々な2ビートに明るいややカントリー調のこの曲で踊らない人はいないでしょう。砂ほこりが起こる位思い思いに皆楽しそうに踊ってましたね。

『後ろの方でなんとなく足を止めて観てくれる皆とか、前の方には全国のライブハウスで見る汚い顔が(会場大爆笑)いっぱいいて、今日こうやってフジロックのステージに立たせて貰って、みんなの力無しでは立つ事が出来なかったと思います。本当にありがとう!』

KAT$UOらしい彼なりの最大の愛とリスペクトを持ち合わせた冗談交じりのMC。いつもライブハウスで見かける馴染みの仲間とお客さんと、初見であろうフジロッカーズとのミックスされた光景。これぞライブハウスで鍛え上げられて外に飛び出して来たバンドの最大の武器でありそのバンドにしか見る事の出来ない光景なのである。

そして最新アルバム『COLOURS』から”DRUNKEN PIRATS~終りなき夜の果て~”。最近の彼らのオリジナリティーとも言えるメタリックなリフに絡み付くアコーディオンや縦笛が劇的でなんだか懐かしい気持ちにさせられ、最後の”KISS IN THE GREEN~Drunken lovers nite~”では手を叩きながらもう泣きながら笑って踊ってましたね。

個人的な感情もありましたので、終始色々な思い出が頭の中を回想しながら見ていましたが、音は確実に進化しパンクロック精神は今もまだしっかりと持ち続け活動している彼らはもうとっくにアイリッシュパンクという肩書を完全に打ち破っていてTHE CHERRY COKE$という一つのオリジナルなバンドとして新たなストーリーを刻み始めているんです。こういうフジロックという大きな舞台に彼らの様なバンドが出演する事で、普段こういうフェスに来ないライブハウスのお客さんがたくさん来てくれた事を嬉しく思うし、そしてもちろん普段ライブハウスに行かない、もしくは離れてしまってるフジロッカーズが今後ライブハウスに足を運ぶ事を心から願います。



text by kenichi kono
photo by kenji nishida

奥田民生 @ FUJI ROCK FESTIVAL ’13 LIVE REPORT

$
0
0

奥田民生 @ FUJI ROCK FESTIVAL ’13 LIVE REPORT

Profile of |FUJI ROCK FESTIVAL|


奥田民生
2013年7月27日(土) @ FUJI ROCK FESTIVAL ’13

奥田民生 @ FUJI ROCK FESTIVAL ’13 LIVE REPORT

13年ぶりに奥田民生(Vo/Gt)がフジロックに戻ってきた。
バンドメンバーは小原礼(Bs/Cho)、斎藤有太(Key/Cho)、湊雅史(Ds)という長年ツアーを共にしてきたお馴染みMTR&Y。

ステージ袖から並んで行進というコミカルな入場からホイッスルを吹く音でライブはスタート。若干、二日酔いなんじゃないかという疑惑を漂わせながらどこまでが予定調和でどこまでがノリでやっているのか解らない気だるさと余裕を滲ませつつ、 ”哀愁の金曜日”、”スルドクサイナラ”、”フロンティアのパイオニア”とマイペースに進んでいく。

ギターアンプの上には水と一緒ににサッポロの缶ビールなんか置いてあったりして彼らしいなぁ~なんて一瞬思ったけど、よくよく考えたら、これはその~、あの、あれか、宣伝か(笑)なんてね。
演奏とは全く関係ないけど、こういった部分もゆるいようできっちりしている彼の人柄なんだろうなぁ~・・・。なんて思わず考えてしまった。

途中のMCでは、「フジロックはだいぶ昔に出まして、13年ぶりですか。久しぶりにやって参りました。 その間にだいぶよぼってしまいましたが、またひとつ宜しくお願いします」
さらに「でもまだ先は長いんで頑張ってください」とお客さんを気遣いつつも、ふわふわした民生節を炸裂させていた。

ライブの方は、パフィーにプレゼントしたことでも知られる”マイカントリーロード”を4曲目に持ってきましたが、この辺りから空模様が怪しくなってくるのです。自他共に認める晴れ男、奥田民生!!!
のはずだったのですが、”海の中へ”演奏中に今回のフジロック最大級の大豪雨に見舞われてしまいました。 本人もMCで言ってましたが、民生さんがこういった野外ライブで雨に降られるのは本当に珍しいことなのです・・・。
恐るべしフジロック。しかも最強の豪雨・・・(苦笑)

それでもライブは変わらぬスタンスで進めていく。動揺することも臆することも力むこともない。終盤には”悩んで学んで”や”さすらい”といったシングルとしてリリースされているクラシックナンバーも披露。これはさすがの盛り上がりをみせ、ラストは”御免ライダー”で締めくくった。

奥田民生 @ FUJI ROCK FESTIVAL ’13 LIVE REPORT

わりとコアなファンは大満足、ライトユーザーには若干の物足りなさを残すセットリストだったのかな。でもまあ、演れば絶対盛り上がる曲をあえて外してくるあたりも彼らしいじゃないかと思いながらもやっぱりあの曲も聴きたかったなんて思っている方はすでに彼の世界に惹きこまれているのかもしれない。

時代と共に変化していく器用さよりも古びることのないイメージと共に人々の記憶に残り続ける。圧倒的知名度と人気を得てもナチュラルさとロマンティズムを失わないところが奥田民生の最大の魅力の1つではないだろうか。

余談ですがライブ終了後はオアシスエリアのラジオブースに登場し、「雨が降って良かったです。わりと晴れ男なのですがさすがに山は無理、年だから無理(笑)」と会場の笑いを誘い、名曲”野ばら”をアコースティックギター1本で奏で、鳴り止まぬサンダーという自然を感じつつ歌声を響かせていた。



text by KISHIMOTO
photo by kenji nishida

STUDIO55 Presents Monsters in your mind by yoshi47

$
0
0

STUDIO55 PresentsMonsters in your mind by yoshi47

PROFILE OF |yoshi47|


STUDIO55 PresentsMonsters in your mind by yoshi47

CONCEPT :2005年、サンフランシスコにてバイクメッセンジャーとして1年間をそのコミュニティーの中で過ごし、2006年に日本へ帰国した後もバイクメッセンジャーとして活動。日米のバイクカルチャーの中で様々な経験をしてきたアーティスト、yoshi47の個展 “Monsters in your mind” を開催。かわいらしくも毒を持ったビジュアルの、人間の中に潜むモンスターを描き続けるyoshi47。今回の個展では、これまでに見せてきた様々なストーリーを垣間見せるキャラクターに加え、よりグラフィカルな側面を持った作品を発表する。

人間ってモンスターなんだよ。
そう怪物野郎。
善人ぶってる奴でも、悪い事考えるっしょ。
悪人ぶってる奴でも、良い事考えるっしょ。
だから、地球に生きてる人間全員モンスターなんだって。
会う人、会う人、みんなモンスターなんだって考えてみてよ。
そうするとさ、その人がすごい面白い人に見えてくるんだ…。

- yoshi47 -
展覧会概要 :タイトル:Monsters in your mind by yoshi47アーティスト:yoshi47キュレーター:RED ONE PRESS
会場・会期 :55DSL TOKYO2013年7月27日 (土) – 11月24日(日)

http://55dsl.jp/studio55/monsters-in-your-mind-by-yoshi47/

ROCKET FROM THE CRYPT @ FUJI ROCK FESTIVAL ’13 LIVE REPORT

$
0
0

ROCKET FROM THE CRYPT @ FUJI ROCK FESTIVAL ’13 LIVE REPORT

Profile of |FUJI ROCK FESTIVAL|


ROCKET FROM THE CRYPT
2013年7月27日(土) @ FUJI ROCK FESTIVAL ’13

またまたアメリカは西海岸発のバンドが登場。今年はレポートしたバンドもしなかったバンドも含めアメリカ西海岸のアーティストが多かった様に思える。先日掲載したDeath Grips、初日のレッドに出演したLOCAL NATIVESや女性シンガーPRISCILLA AHNもLAを拠点とするアーティスト。しかもかなり個性的なアーティストが多い中このROCKET FROM THE CRYPTもサンディエゴ発個性派ガレージ・ロックンロール・パンクバンド。一度は2005年に解散したものの、2012年に見事再結成。90年代を代表する西海岸パンクロックバンドの一つとしてその名を馳せておりますが、一度は解散してるバンドなので次いつ見れるか分からない根性でWHITEステージにはたくさんのフジ・ロックンローラー達が大集合しておりました。

そもそもフジロックに出演するこういうロックンロール・パンクバンドは三日間を通してもそんなに多いわけではない。こういう野外という解放された最高のシチュエーションで聞きたい音はたくさんあるわけですが、ダンスミュージックやレベルミュージックなどに挟まれて登場するフジのパンクロックに外れは無いと確信しております。それは現場主義であるフジロックだからこそのブッキング力とバンドの選出基準が有名無名問わず確実に現場で力を発揮するバンドだからっていう部分にあるのだろうと、そう勝手に分析しております。

そしてこのお馬鹿でハッピーなロックンロール・パンクバンドが登場した際に着用していたのがなんと浴衣姿!

ROCKET FROM THE CRYPT @ FUJI ROCK FESTIVAL ’13

しかも楽器を一切持たずに上手から下手へ横切るお茶目なメンバー。この人達は一筋縄ではいかないんです!と思ったら今度はギターボーカルのSpeedoがこれが真のロックだと言わんばかりに石をステージに叩きつけ木霊する石の音のリズムをバックにアカペラで歌いだしSHOWがスタート。

ROCKET FROM THE CRYPT @ FUJI ROCK FESTIVAL ’13

と思ったら

『日本語が話せたら良かったんだけど』

と言いつつもメモを片手にカタコトの日本語を披露したお茶目なSpeedo。
『ウシロヲムイテマエノヒトノカタヲマッサージシテ!』

良い子のフジロックンローラー達が言われるがままに皆一斉に後ろを向いて前の人の肩に手を置いてマッサージをしている最中に不意を突く様に来ました!

ROCKET FROM THE CRYPT @ FUJI ROCK FESTIVAL ’13

名盤中の名盤あのサソリがカバーのアルバム”Scream, Dracula, Scream!”の一曲目”Middle”

『Are you stuck in the middle?』
『Way-oh-ay-oh』

このコーラスの掛け声がたまらない!この”Middle”が来たという事はお次は当然同アルバム2曲目の”Born in ’69” 。この立て続けのアルバム2曲の流れは、通学などでヘッドホンを通してもう十年以上も前に聴いていたにも関わらず今だに体と音楽中枢神経が覚えていてなんの違和感も無い。このまま”On a Rope”へと続いたわけだから、古くからのファンには最高のスタートだったのではないでしょうか。ライブ前に気になっていた激しい雨も降ってたのか降ってなかったのか分からなくなってる位彼らのハッピーでお馬鹿で楽しいステージを堪能してしまいました。

ROCKET FROM THE CRYPT @ FUJI ROCK FESTIVAL ’13
ROCKET FROM THE CRYPT @ FUJI ROCK FESTIVAL ’13
ROCKET FROM THE CRYPT @ FUJI ROCK FESTIVAL ’13

いつも思うのが、一定のクオリティーを超えていればジャンルなんて一切関係ないのだと言う事。このROCKET FROM THE CRYPTっていうバンドは決して知名度が物凄く高いわけでもないし、実際このフィールドにいたたくさんの人達は彼らの音を初めて聞いた人も多かったはず。そんな中パンクロックというジャンルにも関わらずあれだけの人を踊らせる事が出来る彼らのロックンロール・パンク魂に圧巻しました。DJのビートで踊るのとパンクロックで踊るのって何の変わりも無い事なんですから。
そしてこれも彼らの音楽やアーティストに対する愛情なのでしょう。先日急性心不全で亡くなりましたbloodthirsty butchersの吉村氏に追悼の意を込めて”Come See Come Saw”を歌った事も皆に知って頂きたい。優しくひたむきで熱いギターボーカルのSpeedoは僕らのロックンロール兄貴と呼びたくなりました。いや、兄貴で決定でしょ。

そして見事な完全復活おめでとう!このROCKET FROM THE CRYPTが更に年を重ねロックンロール魂を伝えにまた苗場に戻って来る事を心待ちにしております。



text by kenichi kono
photo by kenji nishida

Bjork @ FUJI ROCK FESTIVAL ’13 LIVE REPORT

$
0
0

Bjork @ FUJI ROCK FESTIVAL ’13 LIVE REPORT

Profile of |FUJI ROCK FESTIVAL|


Bjork
2013年7月27日(土) @ FUJI ROCK FESTIVAL ’13

今回2日目のトリを勤めたのはアイルランドの歌姫”Bjork”。きっとこの3日間で最も多くの人々がこのグリーンステージに集結したのでは無いだろうかっていう位四方八方からグリーンステージへと続く道の人の流れのベクトルが同方向に向かっていた様に思える。昼から降っていた雨も見事に止み、むしろ雨が降った後のこの山の独特な空気を物凄く心地良く感じていると(個人的には晴れでは無く霧雨位の天気で見たかった)予定時間より少し早めにShowがスタート。

ステージ上手にはプログラマー下手は電子ドラム。どまん真ん中にパイプオルガンの様なセット。至ってシンプルなステージにコーラス・パフォーマー達が彼女の脳内細胞を一つ一つを表現しているかの様に信じられない位純粋で信じられない位情熱的な声で歌い、そして体を揺らす。Bjorkの体の一部かの様に。
静かに始まった一曲目、最新アルバム”Biophilia”からの”Cosmogony”の後にはおなじみの”Hunter”。生で歌うアナログなコーラス隊と生演奏するデジタルなドラムとのバランスが神秘的で怖い位に美しかった。こういう活動歴の長いアーティストは旧新作からの選曲のバランス次第ではShowが物凄く退屈になってくる事がある。やはり昔からのファンは、旧曲をどれだけ演奏してくれるかに期待をしていると思うし、もちろん新し目の曲もどう印象付けられるかはアーティストの見せ方次第。Bjrokに至っては、そのバランスが絶妙で例えあまり馴染みの無い曲が流れたとしても、彼女には視覚でオーディエンスを退屈させない術がある。

Bjork @ FUJI ROCK FESTIVAL ’13 LIVE REPORT

再び最新アルバムからの”Crystalline”ではそれまで淡々とゆっくりと流れていたShowが一気に動き出した。後半部分の低音の乱れ打ちに合わせてコーラス隊が線香花火の細かな光の様にパチパチと弾けだし、これまで全体的に低音が少なかったせいもあってこの低音が体中を震動させ金縛りにあったかの様な衝撃が走った。きっとこの低音の使うタイミングなども全て計算された上での曲順と音作りであったのだろう。もう完全に彼女の魔力に縛られここから離れる事が出来なくなってしまっている自分がいた。全てが完璧で、全てが異次元。圧倒的に核と次元が違い過ぎるのだ。

彼女の表現する音は毎曲毎曲踊れたり騒いだり出来るわけではないし、むしろ体が動くと言うよりは、体内のアドレナリンが騒ぎ出して体が固まったまま細胞の一つ一つが反応している様なドラッグに近い現象が起こる。そして全ての神経と五感がステージに奪われていると突然”Army of Me”の様に縛りを一気に解放させてくれる瞬間が訪れる。これこそ虜になるっていう表現が正にピッタリなわけだけど、全ての身をこの歌姫に委ねていると感じる瞬間なのである。そして全ての人が待っていたであろう”Hyperballad”からの流れで始まった”Pluto”で完全に五感が破裂し、音の縛りから解き放たれる心地良さを体感した。

Bjork @ FUJI ROCK FESTIVAL ’13 LIVE REPORT

彼女がShowの中で声を発したのがほぼ各曲後に発した日本語で『アリガトウ』(これもどう表現していいか分からないが、妙にBjorkって頷ける発音で可愛らしかった)と『ディーエヌエー』。この彼女の体内脳内DNAを表現したものが彼女のShowそのもので、さっき計算されてるなんて言ったがもしかしたら全て彼女のDNAが発する自己満足なだけなのかもしれない。むしろ同調を求めない表現者だからこそ、それが完全に同調した瞬間と同調した者だけが彼女のDNAの一部となる事が出来るのであろう。

どんな生活をしてどんな音楽を聞いたらこういう発想と表現が出来るのだろうか。真っ暗闇に浮かぶ万華鏡の様な、たくさんの要素が瞬間瞬間に詰まった歌姫の初体験は音楽というカテゴリーをも超越した他では決して見ることが出来ない唯一無我な作品でした。これが真のアーティストなんですよ。いつまでも彼女の歌声を聞いていたいと思いながら後ろ髪を引かれる様な気持ちでグリーンステージを後にしたのである。

Bjork @ FUJI ROCK FESTIVAL ’13 LIVE REPORT


text by kenichi kono
photo by kenji kubo

LONDON NITE Summer Jamboree 2013 – 2013年8月25日 (日) at 新宿LOFT

$
0
0
LONDON NITE Summer Jamboree 2013 - 2013年8月25日 (日) at 新宿ロフト

LONDON NITE Summer Jamboree 2013
at 新宿LOFT

2013年8月25日 (日)
Open-16:00, CLOSE-23:00

DJs:
大貫憲章
ヒカル
SHOJI
YOSSY
U-ichi
YU-TA
Katchin’(非常勤)

Guest DJ
TAGO!
Daddy – O – Nov
HOSOYA
NIGARA(GARA , n o i z e)
MORICAWA(Low-Cal-Ball)
KUMA
MAOkun

Band:
東京ロマン楽団(特別ゲスト)
武藤昭平with ウエノコウジ
THE FAVE RAVES REVUE
The Stompin’ Riffraffs
Droog

前売り2800円(ドリンク別)
当日 3300円(ドリンク別)

Tickets:
チケットぴあ Pコード 205-425
ローソン・チケット Lコード74988
e+
ロフト店頭ほか

VERY BE CAREFUL @ FUJI ROCK FESTIVAL ’13 LIVE REPORT

$
0
0

VERY BE CAREFUL @ FUJI ROCK FESTIVAL ’13 LIVE REPORT

VERY BE CAREFUL
2013年7月27日(土) @ FUJI ROCK FESTIVAL ’13

VERY BE CAREFUL @ FUJI ROCK FESTIVAL ’13 LIVE REPORT

少し前の時間より降り出した豪雨によりオレンジコートは沼地とかし、なかなかどうしてオーディエンスにも過酷な状況が訪れていた。

しかしVERY BE CAREFULが登場し演奏を始めると一心不乱に踊り狂う音楽中毒者たちが続出していた。もうね、ここまでの豪雨でぐちゃぐちゃだと開き直って楽しくなるというもんですよ! そこに来てこのサウンドですから!

VERY BE CAREFULが奏でるクンビア・ミュージックは中南米の大衆音楽として知られ、ゆったりとしたシンプルなビートに哀愁漂うメロディーが特徴的。レゲエやジプシーミュージックにも通ずる踊れる要素をふんだんに含む実にエキゾチックな音楽なのである。

コロンビアの移民の子であったVERY BE CAREFULはL.Aのストリートからその活動をスタートさせ日本でもこれまでにフジロックや朝霧ジャムなどに出演を果しその知名度を高めてきた。ショーストラマーが晩年最も好んだ音楽がこのクンビア・ミュージックだと言われ自身のライブにVERY BE CAREFULをオープニングアクトで起用したのは有名なエピソードである。

今回のフジロックでは初日にCAFÉ DE PARISやCRYSTAL PALACE TENT、場外のSHOP AREA、2日目にはこのORANGE COURTの他に夜には苗場食堂にも登場し観衆を魅了した。さらに言うと、フジロック前には東京で2公演、群馬でもライブを行い、フジロック終了後もそのままジャパンツアーは続き、金沢、名古屋(2公演)、松山、神戸、大阪、渋谷、下北沢、再び新潟に戻りーの、秋田、盛岡とまさに日本中を席巻した。

VERY BE CAREFUL @ FUJI ROCK FESTIVAL ’13 LIVE REPORT

その中で今回最も大きいステージとなったのがこのフジロックでのオレンジコートなのだが生憎の空模様にも関わらず本当にみんな楽しそうだったなぁ~。前の方で踊り狂う人たちはもちろん、このエリアはわりとしっかりとした食べ物なんかも売ってるので食事をしながら、また反対側ではトイレに並ぶ人たちも一様に体を揺らしていた。 演奏している本人たちもビール片手にステージから写真を撮ったりしている(笑)
「この写真はFACEBOOKにアップするからさ!」なんて言って実に近い距離感を作り出していたし、この環境下で楽しみ続けるオーディエンスに向けて「最高」「クレイジー」という言葉を何度も使い興奮を伝えていた。

シンプルな2ビートにアコーディオンの音色が響き渡り魅惑なコーラスが昭和歌謡にも似た独特な風合いをもたらしながらも終盤には激しさを増していく。ムーディーな雰囲気と情熱的要素を併せ持った力強い歌声と演奏は苗場の豪雨をもスパイスとしてあしらうほどの包容力と味わいを魅せていた。



text by KISHIMOTO
photo by kenji nishida

NIXON presents KAIKOO Vol.22 – DJ BAKU “JapOneEra” Release Party “MIXXCHA” – 2013.09.20 (SAT) at SOUND MUSIUM VISON

$
0
0
NIXON presents KAIKOO Vol.22 – DJ BAKU “JapOneEra” Release Party “MIXXCHA” – 2013.09.20 (SAT) at SOUND MUSIUM VISON

PROFILE OF |DJ BAKU|

『DJ BAKU そして KAIKOOの新しい幕開け、 東京道玄坂ビジョンから始まります。』
5年ぶりの新作”JapOneEra”をリリースし、目下全国ツアー中のDJ BAKU。

6/26リリースから3ヶ月やっと東京に戻って参りました。
NIXONと共に初のビジョンでのKAIKOO開催。
DJ BAKU / KAIKOO 共に自分たちの原点を改めて考え直しつつ、そしてまた”今”の新たな人と人との繋がりで、SOUND MUSEUM VISIONに集結しました。

メインフロアーは、Ovallで才能を発揮し、DJ BAKUのアルバムでも名曲”ジャポネイラ”を完成させたmabanuaは、ストリート系ピアニストKANSANOを引き連れ参加。日本のラッパーとはこの男、般若、MSCはこのメンツでのライブは何年ぶりでしょうか?
MSC (漢、PRIMAL、TABOO1、MEGA-G、太華)での出演。レゲイ界よりKAIKOO初出場の[RUDEBWOY FACE & RUEED]、そして、本物のストリートを知るレゲエ・ダブ・バンドDUPPIES BANDが東京での貴重なライブを披露。セカンドフロアーは、今の東京を間違いなく盛り上げるアーティストに集結してもらいました。
LEF!!!CREW!!! 、JAQWA、XLII 、DJ SARASA 、DJ RS 、fazerock ft. 抹 aka ナンブヒトシ”今”の現場を楽しめるのはKAIKOOです。

2013.09.20(SAT)
NIXON presents,
KAIKOO Vol.22 – DJ BAKU “JapOneEra” Release Party “MIXXCHA” –

TOKYO@SOUND MUSIUM VISON
OPEN 22:00

ADD¥2,500円,DOOR¥3,500円(1D) LADIES¥3,000円(1D)

DJ BAKU(Exclusive “JapOneEra” Set)
般若 / MSC(漢、PRIMAL、TABOO1、MEGA-G、太華)
DUPPIES BAND / RUDEBWOY FACE & RUEED
mabanua(Ovall)+KANSANO
LEF!!!CREW!!! / JAQWA / XLII
DJ SARASA / DJ RS / fazerock ft. 抹 aka ナンブヒトシ
DJ BARCHI (Ollie/GRIND magazine) / Dust Space CREW
DJ SHOTA(2009 DMC JAPAN CHAMPION ) / YO-HE¥(hagakure) / M.E.L (IDPS)
LIVE PAINT : WAHIO TOMOYUKI a.k.a WAHINGTON SENSEI
and many many many more

プレイガイド詳細::
チケットぴあ 0570-02-9999(P-code:205-819)
ローソンチケット 0570-084-005(L-code:75683)
CN playguide 0570-08-9999
e+ http://eplus.jp

KAIKOO OFFICIAL WEBSITE
http://www.pop-group.net/
SOUND MUSIUM VISON OFFICIAL WEBSITE
http://www.vision-tokyo.com/

Low Bite Day Camp 2013 – 2013.09.22 (sun) at 徳島県「みずべプラザ」スロープ

$
0
0
Low Bite Day Camp 2013 - 2013.09.22 (sun) at 徳島県「みずべプラザ」スロープ

PROFILE OF |Low Bite|

SUSPEND コマツが発行するフィッシングカルチャーマガジン「Low Bite」。今年もLow Bite主催のフィッシィングイベント「Low Bite Day Camp Vol.2」を開催します。

今年もの目玉は、釣り人として絶対に知っておいて頂きたい
「水難事故に関するレクチャー」を予定。救命胴衣を着用したスタッフが大胆にも川に飛び込み、これを救助にかけつけた消防の実演を行います。危険性ち実用性を踏まえた生のパフォーマンスは、初めて目にする方も少ないと思われます。
※当日緊急による消防出勤命令が入った場合、本レクチャーをキャンセルとなりますのでご了承ください。

また今回も「サプライズな賞」を多数用意し、釣果に限らず参加者全員にチャンスがあります。油断しないでお楽しみ下さい(笑)。
そして迷惑駐車がなく安全に行える前提で、”オカッパリ”(岸釣り)の方も参加可能に致しました。より多くの人に参加していただきたく思っております。

独自のカラーを追求した釣り大会として、魚のサイズだけにこだわらず
「お魚の口に針をかけるだけが釣りじゃない!!」
をコンセプトに参加者の皆様と楽しめる場を提供できれば幸いと思っております。

『LowBite DayCamp 2013』
日時:9月22日(日)

(5:00より受付開始、5:45より開会式)
場所:旧吉野川(徳島県)
会場:「みずべプラザ」スロープ

-表彰規定-
大会当日に発表します。

-イベント参加費-
お一人様¥4,500

http://lowbite.com/

BOYS NOIZE @ FUJI ROCK FESTIVAL ’13 LIVE REPORT

$
0
0

BOYS NOIZE @ FUJI ROCK FESTIVAL ’13 LIVE REPORT

Profile of |FUJI ROCK FESTIVAL|


BOYS NOIZE
2013年7月27日(土) @ FUJI ROCK FESTIVAL ’13

BOYS NOIZE @ FUJI ROCK FESTIVAL ’13 LIVE REPORT

この日の大トリでもあった”Bjork”のShowのアンコールをしっかりと見届け元々時間的にも無理があった”BOYS NOIZE”を観る為にレッドマーキーへ移動。当然Bjork終わりの帰宅渋滞に巻き込まれるのだけれども、着いたそのレッドは想像以上に人で溢れ返っていて、テクノの本場ドイツ出身のこのエレクトロなダンスDJに今どれだけ注目が集まっているかというのが一瞬で肌で感じる事が出来た。雨が降ってるわけでもないのにあのBjork様を差し置いてレッドの屋根からたくさんの人がはみ出る位の集客だったわけですから。2日目の夜だしみなさん最後の夜遊びムードだった様ですね。

その勢いはライブを見ても納得。キャップを被った一見どこのナイトクラブにもいそうな白人の青年が、大きなガイコツのセットに乗って音を自由自在に操る。エッジの利いた彼のチューンは、完全にロック好きなクラバー達をも虜にしロックオン。むしろ普段クラブなどで遊ばない所謂四つ打ちという音楽に馴染みがないオーディエンスでも彼の音に親近感が沸くのには少しも時間がかからなかったであろう。一昔前はDJと言えばとにかく音に合わせて踊り狂うっていうイメージ、でもBOYS NOIZEはちょっと違う。下手したらMOSHやステージダイブなんかが起こってもおかしくない位のオーディエンスの騒ぎよう。まさしくロックやパンクなどのライブと何一つ変わらないのである。それがあのたった一人の白人の青年から発せられてるいるわけだから、もしかしたらバンド以上のパワーと爆発的なエネルギーがあるのかも。ハードコアのボーカルさながらにスクリームしているかのような(実際していたと思う)彼の表情と力強く握った拳がオシャレで少し知的なDJのイメージを完全にぶち壊し、更に感情移入し親近感が沸いてくる。実に汗臭い。

”Ecstasy One For me”

我々にとってみたらこのBOYS NOIZEがエクスタシーそのもの。彼は普段どんなエクスタシーを栄養源にしてこんな音を作っているのだろうか。熱気と興奮と物凄いパワーに圧倒され、少し疲れている体に十分過ぎるほどの刺激を与えてくれるのでした。

BOYS NOIZE @ FUJI ROCK FESTIVAL ’13 LIVE REPORT

DJやクラブという夜遊びなイメージを完全にぶち壊した夜遊びアーティストが現われる事で、もっともっとロックや一般層の人達が気軽にクラブに来て、朝まで踊って騒ぐと言う文化が絶えず継続されるきっかけになる事であろう。現在この日本では風営法という理不尽な法律によって夜遊び文化が失われつつある。失うというより奪い取られようとしている。こういうBOYS NOIZEの様な幅広いリスナー層を持ちえるDJがクラブでプレイする事で、夜遊びクラブ文化の救世主となりうる可能性は大いにあると思う。ドイツといえばAtari Teenage RiotやKraftwerkなどの個性派打ち込みアーティストが存在するが、BOYS NOIZEがこういう音が好きなリスナーに刺さるのは当然だとして、もっと幅広くDESTRUCTIONやKREATORなんかのメタル系のバンドの間にこのBOYS NOIZEが登場したら普通に盛り上がるような気がする。ちょっと無理があるかな(笑)。でもそれ位大胆なブッキングで冒険するのも全然ありだと思いますね。彼のエクスタシーにメタルのリスナーも圧倒されますよきっと。



text by kenichi kono
photo by kenji nishida

VOLCOM Entertainment LIVE Vol,4 – 2013年8月30日(Fri) at 渋谷O-nest

$
0
0
VOLCOM Entertainment LIVE Vol,4 - 2013年8月30日(Fri) at 渋谷O-nest

Profile of |VOLCOM|

2011年より始動した、VOLCOM Entertainmentが主催するLIVEイベントの第4弾が、この夏開催決定!!

VOLCOM Entertainment LIVE Vol,4
2013年8月30日(Fri) 

Open 19:00 / Start 19:30
@渋谷O-nest

◆出演:
After Tonight
A.O.W
MELT-BANANA
WRENCH
(A to Z)

◆Special DJs:
Ohno(FLJ)
560(GOLDEN TIJUANA)
SivA(Radio Garage)
MAO-KUN

Adv.¥2,500 / Door.¥3,000
Pコード:208-446
Lコード:79925

今回も、先着100名様にイベントT-shirtをプレゼント!

毎回オープンと同時に、瞬く間になくなってしまうこのイベントT-shirt、Don’t miss it!!!!!

BASSEKOU KOUYATE & NGONI BA @ FUJI ROCK FESTIVAL ’13 LIVE REPORT

$
0
0

BASSEKOU KOUYATE & NGONI BA @ FUJI ROCK FESTIVAL ’13 LIVE REPORT

Profile of |FUJI ROCK FESTIVAL|


BASSEKOU KOUYATE & NGONI BA
2013年7月27日(土) @ FUJI ROCK FESTIVAL ’13

2日目のメインのBjorkも終わり夜遊び取材のBOYZ NOISEで大満足し疲れがピークな頃、実はもう一つ取材申請しているのを忘れていまして、その事にホテルに戻り気が付いたわけです。昨年たどり着く事の出来なかった”PYRAMID GARDEN” というキャンプサイト利用者限定のエリアが実はメインエリアとは真逆にありまして、キャンドルアーティストのCandle JUNEプロデュースによるスペースとしてひっそりと存在するわけです。昨年も取材に失敗しているしなんとしてでも辿り着こうと、疲れた体にムチを打って向かったわけです。

そんなに大きくない空間に、照明という器具の変わりにキャンドルが立てられ、端の方では火を囲みお酒を片手に静かに人々が雑談。たくさんのキャンドルに囲まれたのがステージ。人口100人にも満たないであろうこの村は癒しの空間安息の地としてひっそりと存在していたわけです。

BASSEKOU KOUYATE & NGONI BA @ FUJI ROCK FESTIVAL ’13 LIVE REPORT
BASSEKOU KOUYATE & NGONI BA @ FUJI ROCK FESTIVAL ’13 LIVE REPORT

想像を絶する奇跡的で神秘的な光景に僕もカメラマンも幻か、はたまた夢の中の村に辿り着いたかの様に恍惚となり、少しでも行くのを躊躇った自分がなんだか恥ずかしく思いつつ、むしろ頑張って来た自分へのご褒美にも思えて、ただただキャンドルに囲まれたステージを魔法にかかった様に見つめていると今回のお目当て”BASSEKOU KOUYATE & NGONI BA”の演奏が始まった。

BASSEKOU KOUYATE & NGONI BA @ FUJI ROCK FESTIVAL ’13 LIVE REPORT

アフリカはマリ出身のアーティスト”BASSEKOU KOUYATE”が率いるのが彼のバンド”NGONI BA”。アフリカ特有の太鼓や民族楽器を用いたリズミカルでファンキーで時に静かでムーディーな演奏をバックに女性シンガーがこれまた神掛かった美しい声で歌い上げる。野生的なリズムと歌から発せられる空気の震えがステージを囲むキャンドルの灯を揺らし、彼らの情熱を帯びた純粋で汚れの無い音に、ある村人はじっとステージを見つめ、ある村人は音に身を任せ踊り、ある村人はお酒を片手に動き回る。小さな太鼓の乱れ打ちに少し涼しかった村の温度は更に上昇し、今まで観た事もない光景と聴いた事も無い音に、ただただ体も心も吸い込まれていくのでした。

BASSEKOU KOUYATE & NGONI BA @ FUJI ROCK FESTIVAL ’13 LIVE REPORT
BASSEKOU KOUYATE & NGONI BA @ FUJI ROCK FESTIVAL ’13 LIVE REPORT
BASSEKOU KOUYATE & NGONI BA @ FUJI ROCK FESTIVAL ’13 LIVE REPORT

失礼な話、正直何一つ期待していなかっただけにこのPYRAMID GARDENでは想像以上の癒しの時間と空間を体験させて頂きました。このタイミングとこのシチュエーションとこの音と全てが完璧過ぎて、そしてこのフジロックフェスティバルの奥の深さに感嘆すると共に、このBASSEKOU KOUYATE & NGONI BAが今回の裏ベストアクトだったと確信しています。ベストアクトというよりはベストモメントと言うべきであろうか。最高の数時間でした。もちろんここで癒され元気になった我々はこの後、朝までフジの夜を堪能。もしかしたらこのPYRAMID GARDENは存在しなかったのかもしれないっていう位なんだかぼやけていて、移動遊園地という物を体験したらきっとこんな感じなんだろうなって思いながら朝を迎えました。冒険の癒しに是非この村を探し出してみてください。また違ったフジロックフェスティバルの一面が見れる事をお約束します。

BASSEKOU KOUYATE & NGONI BA @ FUJI ROCK FESTIVAL ’13 LIVE REPORT
BASSEKOU KOUYATE & NGONI BA @ FUJI ROCK FESTIVAL ’13 LIVE REPORT



text by kenichi kono
photo by kenji nishida

映画 STRUTTeR x RUDE GALLERY コラボレーションTシャツ

$
0
0

映画 STRUTTeR x RUDE GALLERY コラボレーションTシャツ

Profile of |RUDE GALLERY|


STRUTTeR (ストラッター)

クエンティン・タランティーノ、モンテ・ヘルマン、ガス・ヴァン・サント、イーサン・コーエン…

奇才たちの映画愛に支えられた、クールでキュートなロックン・ロード・ムービー!!
最愛の恋人に突然、別れを告げられたL.A.在住のロッカー、ブレット。しかも、追い打ちをかけるように所属するバンドに解散の危機が迫り…。『ストラッター』はそんな失意のどん底に突き落とされた青年の憂鬱な日々を、スタイリッシュな映像でユーモラスに描き出したロック・ムービーだ。

8つの章仕立ての物語の中で、ブレットに片思い中の映画狂の美女・クレオとのもどかしい恋愛模様や、
恋敵である“L.A.版ジャーヴィス・コッカー”デイモンとの奇妙な友情、恋多き母親の恋人・フランクとの交流などが、モノクロームの映像によって綴られていく。

監督は長年コンビで映画制作を続けてきたアリソン・アンダース(『ガス・フード・ロジング』(91)、『フォー・ルームス』(95)、『グレイス・オブ・マイ・ハート』(96))とカート・ヴォス。今回、13年ぶりにタッグを組み、『ボーダー・レディオ』(87)、
『Suger Town』(99/未公開)に続く、“南カリフォルニア3部作”の最終章となる本作を完成させた。

監督/脚本/製作:アリソン・アンダース カート・ヴォス
撮影:カート・ヴォス
作曲:J・マスシス
出演/フラナリー・ランスフォード(ブレット・ピアース)、ダンテ・ホワイト=アリアーノ(デイモン・ウォルシュ)、エリーズ・ホランダー(クレオ)、クレイグ・スターク(フランク)、ルアナ・アンダース(ルー・ピアース)ほか

2012年/アメリカ/B&W/DCP/87分
公式HP:http://strutter-the-movie.com

9月14日(土)よりヒューマントラストシネマ渋谷
シネ・リーブル梅田 他 全国順次公開


映画の公開を記念して、RUDEGALLERYではコラボレーションTシャツを制作しました。
フロントには記憶に深く刻まれる場面写と映画のタイトルとRUDEをもじったロゴをプリントし、
背中にはタイトルをでかでかと大きくプリントを施しました。

販売価格:¥3,150(税込)
サイズ:XS.S.M.L.XL
カラー:WHITEのみ
取り扱い:RUDE GALLERY、RUDE GALLERY取扱店、RUDE STORE他
発売日:9月7日(土)

[SPICE HOURS MEETING] ~BOMB FACTORYミニアルバム 『RAGE AND HOPE』 レコ発~ 2013.10.27(sun) at 代官山UNIT/UNICE

$
0
0
[SPICE HOURS MEETING] ~BOMB FACTORYミニアルバム 『RAGE AND HOPE』 レコ発~ 2013.10.27(sun) at 代官山UNIT/UNICE

Profile of |BOMB FACTORY|

[SPICE HOURS MEETING]
~BOMB FACTORYミニアルバム [RAGE AND HOPE] レコ発~

日時:2013年10月27日(日)  OPEN/START 15:30
場所:代官山UNIT /UNICE(2会場同時開催)
DOOR / ¥3,000円(D別) ADV / ¥3,500円(D別)

■先行発売 8/31(土)12:00 〜 9/8(日)23:59
チケットぴあ/http://pia.jp/sp/shm13of

■一般発売 9/14(土)
チケットぴあ/0570-02-9999 http://t.pia.jp (Pコード:210-869) 
ローソンチケット/0570-084-003 http://l-tike.com (Lコード:73925)
e+ /http://eplus.jp

● UNIT(B2F)
<LIVE>BAND(A to Z)

BOMB FACTORY
CHOKESLEEPER
F.I.B
GOOD 4 NOTHING
SECRET 7 LINE
THE CHERRY COKE$
UZUMAKI

※UNITは2ステージになります。

● UNICE LOUNGE (B1F)

:展示:
LAF
TROPHY QUEEN
THREEGO、GRIDE
Shovel Wood
Ripery`s Sugar

:DJ:
橋口家/O-KONOGI and more

:Live Paint:
TAKUYA.Y

INFO/代官山UNIT ☎03-5459-8630

特設サイト/http://spicehoursmeeting.a-files.jp/


BUSKER STOP (Mamadou Doumbia) ~ Cafe´ de Paris (Big Willie’s Burlesque presents Mambo Loco) @ FUJI ROCK FESTIVAL ’13 LIVE REPORT

$
0
0

BUSKER STOP (Mamadou Doumbia) ~ Cafe´ de Paris (Big Willie's Burlesque presents Mambo Loco) @ FUJI ROCK FESTIVAL ’13 LIVE REPORT

Profile of |FUJI ROCK FESTIVAL|


Mamadou Doumbia
2013年7月28日(日) @ FUJI ROCK FESTIVAL ’13

1997年に第一回目が開催されてから、様々な新たな試みをしつつ常に違った要素を取り入れて前進するこのフェスティバルに、また新ステージの登場です。それがこの”BUSKER STOP”。最も一番奥深いフジの隠れ村に作られたこのステージでは個性派ソロアーティストがパフォーマンスするというわけです。ちょうどCafe´ de Parisの横に位置し村人達がお酒や食料などを談笑しながら集う広場からも見やすく、リラックスムード漂うちょっとした休憩地点。BGMにだってなり得るし、しっかりとステージを堪能する事だって出来るんです。

そこで演奏していたのはマリ出身現在日本在住のアーティスト”Mamadou Doumbia”。ちょっと早めに到着してステージを見ていたのですが、ちょうど一人の黒人さんが私服でリハーサル中。時間になってもまだステージに残っているので不思議に思うと、なんと突然ステージ上で衣装に着替え始めあっという間にMamadou Doumbiaに早変わり。なんともお茶目な一面を見たわけですが、大きなヒョウタンやウリを乾燥させた様な物から太い筒と短い筒が飛び出しそこに弦が張ってあるなんだか特殊な弦楽器を使って低高ある弦の音を巧みに扱い音を奏で、淡々と時が経っていく贅沢な瞬間。ライブ中のMCではこの楽器の事に触れ、実際は羊の皮と釣糸で作られた楽器だそうです。昔は王様の為に演奏されたらしいのですが、今は一般的にも演奏されている様です。

雨がちょうど止んだこの夕方前の心地良い風が吹くこの時間帯にはこの緩やかな弦の音がちょうど程良く、食事をしながらお酒を飲みながら時にはそれがBGMになりながらも素敵な空間を造りだしていました。心休まる瞬間。今後のこの新たなステージにも期待していきたいですね。

Mamadou Doumbia @ FUJI ROCK FESTIVAL ’13
Mamadou Doumbia @ FUJI ROCK FESTIVAL ’13
Mamadou Doumbia @ FUJI ROCK FESTIVAL ’13
Mamadou Doumbia @ FUJI ROCK FESTIVAL ’13


Big Willie’s Burlesque presents Mambo Loco
2013年7月28日(日) @ FUJI ROCK FESTIVAL ’13

そしてそのままBUSKER STOP横のおなじみお色気ムンムンなテントステージCafe´ de Parisへ。このBig Willie’s Burlesque presentsは個人的に毎年の定番行事になりつつあって、三日間滞在すればやっぱりどこかで女子のお色気ムンムンなパフォーマンスを見たいなって思うのは男の定め。大きな羽を持った色気たっぷりのバーレスクダンサー達が左右に動き回りながら揚揚と踊り、そのバックの音楽がしっかりとしたスウィング・ジャズだったりキューバンミュージックだったりするわけです。

ここのCafe´ de ParisのBarの雰囲気だけでもお酒が進むのに、これだけ華麗で異国的なダンスと精細で抑揚たっぷりのバンドパフォーマンスを見せられたら明るい内だって飲んで踊って騒いでしまいますよ。健康的な昼間の大人の時間という感じでしょうか。キッズなんかも見れる時間帯だし、ちょっとおませさんなんかにはこの大人な時間を是非覗いて欲しいですね。個人的な定番として、また来年もこのWillieおじさんに会いに来たいと思います。来年はどんなダンサーを連れて来てくれますでしょうか。Willieおじさん!また来年会いましょう!

Big Willie's Burlesque presents Mambo Loco @ FUJI ROCK FESTIVAL ’13
Big Willie's Burlesque presents Mambo Loco @ FUJI ROCK FESTIVAL ’13
Big Willie's Burlesque presents Mambo Loco @ FUJI ROCK FESTIVAL ’13
Big Willie's Burlesque presents Mambo Loco @ FUJI ROCK FESTIVAL ’13


text by kenichi kono
photo by kenji nishida

JURASSIC 5 @ FUJI ROCK FESTIVAL ’13 LIVE REPORT

$
0
0

JURASSIC 5 @ FUJI ROCK FESTIVAL ’13 LIVE REPORT

Profile of |FUJI ROCK FESTIVAL|


JURASSIC 5
2013年7月27日(土) @ FUJI ROCK FESTIVAL ’13

2013年、6年の沈黙を破り再結成を果したJURASSIC 5
近年はメンバーそれぞれがソロワークとして目覚ましい活躍をしていたわけだが、この4MCと2DJが再び同じステージに立つ姿はもはや実現不可能だと思っていた。
しかしそんな雑念はどこふく風と今年あっさり再結成がアナウンスされ晴れてフジロックに出演を果たしてくれた。

【MC】
ザキール(Zaakir)
チャリ・ツナ(Chali 2na)
アキル(Akil)
マーク・セヴン(Mark 7even)
【DJ】
カット・ケミスト(Cut Chemist)
ヌ・マーク(Nu-Mark)

うん、なかなかのドリームチームだね!

JURASSIC 5 @ FUJI ROCK FESTIVAL ’13 LIVE REPORT
もともと抜群のセンスを持ち人気、実力、影響力を兼ねそなえていたグループだったけど、なんか活動休止している間にそのどれもがよりパワーアップしたのは間違いなく、メンバーのソロでの活躍や存在感も相成ってJURASSIC 5 という存在そのものが確実に大きなものになっていた。

今回はホワイトステージ 2日目のヘッドライナーだったわけだが、本当に大多数のオーディエンスが体を揺らしていましたね。実際僕も今回最も楽しみにしていたアクトの1つだったしその期待に違わずパフォーマンスを魅せつけてくれました。

序盤からはげしい勢いで押し寄せるように、まさに怒涛といった感じでグルーヴィーなラップが響き渡る。ソウルフルなブラックミュージックがムードを創りだし、めまぐるしく変化するマイクリレー、圧倒的な高速ラップからの4人の声が合わさる時のフックは強固な統一感と重層的に躍動する骨太さを感じさせ興奮を高めていた。
さらに2人のDJが時間をコントロールするかのように空間を掌握していた。ミドルテンポで展開されるさなかに音がピタっと止まる。その瞬間に響き渡るフロウは芸術的に美しかった。

JURASSIC 5 @ FUJI ROCK FESTIVAL ’13 LIVE REPORT
JURASSIC 5 @ FUJI ROCK FESTIVAL ’13 LIVE REPORT
JURASSIC 5 @ FUJI ROCK FESTIVAL ’13 LIVE REPORT

途中にはブレイクダンスなどの魅せる演出や、オーディエンスにハンズアップさせ『オープン、クローズ』の掛け声のもと手をグー・パーさせたりと会場中を和ませつつコール&レスポンスへ繋げていた。

さらにカット・ケミストとヌ・マークのそれぞれのソロ。っていうかDJバトルのような感じになっていたね。再結成後のライブではわりと恒例になっているみたいだけど、これはもうこれだけで60分くらいイケるんじゃないかってほどの見応えがありましたね。

社会的なメッセージの中にあらゆる局面で魅せることができるエンターテインメント性。
セルアウトでもドープでもない彼らだから成せる隙のない構成力は圧巻。

本編ラストには6人揃ってのダンスも披露。
普段は後方にいるDJ陣も結構動けるんだね~!!

プロパガンダとエンターテインメント。
強烈な個性が絶妙なバランスで成り立った世界がここにある。
そしてそこには笑顔と歓声が絶えず溢れていた。



text by KISHIMOTO
photo by kenji nishida

LOTUS @ FUJI ROCK FESTIVAL ’13 LIVE REPORT

$
0
0

LOTUS @ FUJI ROCK FESTIVAL ’13 LIVE REPORT

Profile of |FUJI ROCK FESTIVAL|


LOTUS
2013年7月27日(日) @ FUJI ROCK FESTIVAL ’13

いよいよフジロックフェスティバルも佳境を迎え始めた三日目の夕方。疲れがピークな体にかなり激しめのムチを打って”FIELD OF HEAVEN”へ足早に向かった。

お目当てのバンドは、過去に4度も来日を果たし最近では昨年のグリーンルームフェスで人々を魅了、世界各国を渡り歩くフェスバンド、特に野外フェスバンドとして評価が年々上昇してるLOTUS。前評判がかなり高かった為に心を躍らせ体を引きずり(笑)ステージへ向かったわけですが、同じ様にこの注目度ナンバーワンのLOTUSを見ようと夜でも昼でも踊り好きなたくさんのフジレイバー達が集結していました。

LOTUS @ FUJI ROCK FESTIVAL ’13 LIVE REPORT
物凄くファンキーでグルービーで演奏力は度肝を抜く位にハイレベルな上に、最近良く見かけるエレクトロな要素がしっかりと組み込まれていてまったく飽きない。演奏が上手過ぎると退屈になりがちなボーカルレスバンドの弱点を見事にこのエレクトロな部分でカバー。

テンポ100位のファンクなリズムとスラップベースでグルービーに踊らせたかと思ったら、突然ブレイクビーツ風なリズムで抑揚を付け、ここまで上げていくか?って位グイグイ引っ張っていく四つ打ちでオーディエンスを翻弄し、生音の心地良いグルーブとどこか遠くに飛ばされそうな電子音のアンサンブルでシラフで完全にまだ夕暮前なのにトランス状態。

全体の選曲とテンポ感が程良いバランスでさすがはKING OF 野外バンド。年間100本もライブをこなすだけあって、ライブ慣れしているフジレイバー達の心のくすぐり方をも心得ていましたね。

LOTUS @ FUJI ROCK FESTIVAL ’13 LIVE REPORT
LOTUS @ FUJI ROCK FESTIVAL ’13 LIVE REPORT
LOTUS @ FUJI ROCK FESTIVAL ’13 LIVE REPORT
ちょうどDJなどの夜遊びが好きな人達と、昼の健康的な時間にロックを聞きたい層とどちらの心も捉える事の出来るバンドってなかなかいないし実際は結構偏ってしまうものなんですがね。

やや雨は降っていたものの夕方のこんな時間からこの大きな開放された空の下で特に派手な照明やVJの仕掛けがあるわけでもなく、淡々と音だけを奏でることでこれだけの人を踊らせて心も躍らせてトランス状態に持っていけるって、ただただお見事!の一言。

足の裏の豆が出来て痛くたって体が勝手に動いてしまうんですから、音の力って純粋に素晴らしい。天然のドラッグを彼らから頂いて最後の力を振り絞る事が出来ました。そして疲れてても雨が降ってても、それでも無邪気に踊り狂うこのフジロッカー達になんだか凄く親近感を覚え微笑ましく思えた瞬間でもあり、そんなみんなからもたくさんの元気を頂いていた事に気が付いた瞬間でした。

みんな本当に音が大好きなんだね。
ありがとう。

LOTUS @ FUJI ROCK FESTIVAL ’13 LIVE REPORT
LOTUS @ FUJI ROCK FESTIVAL ’13 LIVE REPORT



text by kenichi kono
photo by kenji nishida

-Culture Party- SETSUZOKU 2013/09/21 (sat) at NOS EBISU

$
0
0

-Culture Party-SETSUZOKU 2013/09/21 (sat) at NOS EBISU

Profile of |SETSUZOKU|


-Culture Party- SETSUZOKU 2013/09/21 (sat) at NOS EBISU-Culture Party- SETSUZOKU 2013/09/21 (sat) at NOS EBISU

-Culture Party-SETSUZOKU

http://groovelaboratory.com/
2013/09/21 (sat) @ NOS EBISU

OPEN / START 23:00:DOOR:1,000yen
OPEN 23:00〜24:00:※ DOOR:1,000yen (1D) ※

-MC-
ZEN-LA-ROCK

-LIVE ACT-
環ROY
Green Butter (Budamunk & mabanua)

-DJ’s-
DJ KRUSH / MURO / DJ KENSEI / MONK / U-Hey!

DJ TOYODA (XLARGE®)/ Wax Poetics CREW (Dazz , C-Ken)

LIVE PAINTING:DRAGON76 × TADAOMI SHIBUYA

LIVE PAINTING:and Secret Unit (Coming Soon)

VJ:VIDEOGRAM (Tajif / RTR / de-sheevo)

EXHIBITION:XLARGE® × 430 × GRAVIS
(コラボレーションのスペシャルムービーを公開予定!)

BOOTH:茶澤音學館

協力:NOS EBISU・h!tention・XLARGE®・430・GRAVIS・Wax Poetics JAPAN・Manhattan Records・A-FILES・UNDER DEER LOUNGE・茶澤音學館
企画・制作・運営:SETSUZOKU

NOS EBISU
http://www.nos-ebisu.net/
〒150-0022 東京都渋谷区恵比寿南 2-3-14 コンツェ恵比寿B1F
TEL:03-5773-1727

WILKO JOHNSON @ FUJI ROCK FESTIVAL ’13 LIVE REPORT

$
0
0

WILKO JOHNSON @ FUJI ROCK FESTIVAL ’13 LIVE REPORT

Profile of |FUJI ROCK FESTIVAL|


WILKO JOHNSON
2013年7月28日(日) @ FUJI ROCK FESTIVAL ’13

WILKO JOHNSON @ FUJI ROCK FESTIVAL ’13 LIVE REPORT

今年はじめジャパンツアーを目前に控えたWILKO JOHNSONのオフィシャルサイトから彼が末期の膵臓がんで今後一切の化学療法は拒否したという発表が出された。
それから日本とフランスでライブを行いイギリスでの公演がラストになると思われた。
しかし彼は今夏フジロックへの出演を果した。

1971年にDr.Feelgoodを結成以来ブリティッシュビートの伝統継承とパンクへのインスピレーションといった多大なる影響をその存在感と共に示してきたまさにレジェンド。

27日深夜、WILKO JOHNSONは入場ゲートの外にある夜中のみオープンしているCRYSTAL PALACE TENTで演奏を行った。とてつもない長蛇の列がなされた結果、入場規制がかかってしまったのだが、まずこの入場無料エリアでライブを行うということが彼の心意気なんだと思う。

そして28日、GREEN STAGE タイムテーブルにおいての彼らの演奏予定時間は、
14:00~14:50

13時50分 通常はサウンドチェックなどのスタンバイにあてられている時間となる開始予定の10分前に彼らは登場した。 オーディエンスの中にはちょっとした確認で出てきたのかなって思った人も多かったみたいだけど、13時53分 そういう事ではないとすぐに察知する。 ”All Through the Cit”でライブはスタートする。”Roxette” ”Don’t Let Your Daddy Know”といったDr.Feelgoodの名曲が続く。

ソリッドやシャープやタイトといった言葉を全て体現するような鬼気迫る演奏、観る者、聴く者を虜にするマシンガンギターと絶妙なカッティング。
途中のMCは皆無、空は晴れ上がりそこそこの炎天下の中、ほとんど休息を入れることなく演奏を続けていく。

WILKO JOHNSONと共に長年バンドを形成してきた盟友たちの存在も忘れてはならない。
中盤のドラムソロやベースソロはスリリングで見応えあるものだった。
Dylan Howe(ドラム)はオーディエンスに手拍子を要求し会場中の盛り上がりに拍車をかけ、Norman Watt-Roy(ベース)はバンドのグルーヴを完全に司っていた。
ちなみにNorman Watt-Royは今年6月に62歳にして初のソロアルバム『Faith & Grace』をリリースしている。この音楽に対するひたむきな情熱はステージから心打たれるほどに伝わって来ました。

WILKO JOHNSON @ FUJI ROCK FESTIVAL ’13 LIVE REPORT

ライブは終盤にさしかかり、さっきほとんどMCは無かったと言ったけど、少しだけ、ほんとに少しだけ言葉をくれたんだ。『ありがとう』と感謝を伝える言葉。『旅立つ時が来た、サヨナラ』という別れを告げる言葉。『また逢おう』という永遠を示す言葉を彼は僕らに残してくれた。

やがて誰しもに訪れる死を悟り、尚もステージに上がることを選んだ男の生き様というか佇まいというのは…
そしてアンコールで演奏した曲は”Bye Bye Johnny”

音楽が持つ楽しさとこういった状況がおよぼす切なさと様々な感情が入り混じる。
あんなに晴天だった空からは涙のような雨が降り出し、気が付けば僕の目からも水が流れてきていた…


彼がどこまで計算して今日のライブの時間配分をしたのか知る由もないけど、
10分前に登場し、50分間演奏をした。当然のように起こるアンコール。きっともう少し身体を休めてから出てきたかったのでないかと思うけど、そのアンコールが起こることも見透かしたように、わずか1分足らずで再びステージに戻る。
そしてアンコールに応える。終演時間はタイムテーブル通りピッタリ14時50分。
この後、出演するアーティストや運営にも一切の悪影響を与えることなく、自分を示すように多くの感謝を伝えるために1曲でも多く、1秒でも長く…
そんな想いが込められていた気がしてならない。

そして最後に彼は言ったんだ『Don’t Say Goodbye』
泣き崩れる大勢のファンがいる中で彼は笑顔でステージを後にした。
『ありがとうウィルコ!』



text by KISHIMOTO
photo by kenji nishida
Viewing all 5678 articles
Browse latest View live