Ableton Live(エイブルトン ライヴ)というソフトウェアの魅力と可能性、その結びつきを通して勉強会から交流会、その先にある新たな価値を築くパーティーへとアップデートを続けるイベント『Ableton Meetup Tokyo』が2017年6月の開催から恵比寿リキッドルームの2F「Time Out Cafe & Diner」に会場を移し新たなスタートを切る。玄人を唸らせる部分と初心者への有効的なアプローチ。さらに掲げる指標と野望とも言える今後の展望など話しを伺った。
Ableton Meetup Tokyo (Koyas、DJ At、CD HATA) Interview
—– 『Ableton Meetup Tokyo』っていうイベントはどういった経緯でスタートしたのですか?
Koyas(以下K) : 2014年に僕とDJ AtがAbleton Liveの認定トレーナーになったんですけど、それでなったは良いけど、僕ら普段何かを教えているわけじゃないし、現場がないとなった意味がないよねって話しをしていて、 Ableton側も好きにやれって事だったので、企画して始めました。
—– その認定トレーナーというのは各国にいるんですか?
K : 今は45ヵ国以上で250人位います。
—– みんな各国で各々動いている感じなんですよね?
K : そうですね。ただ、認定トレーナーだから何かをやらなければいけないって事はないので、みんな自主的に色々やってますね。
—– 認定トレーナーになるためのテストってどういった事をするんですか?
K : それはですね、実は機密事項なんですよ(笑)
—– えー、そうなんですかー。
K : WEBで公開されている範囲だと、書類選考があって、その後 skypeで面接があってそれから実技試験っていう流れですね。
—– それはAbletonの本拠地であるベルリンで試験を受けなければならないというわけでなく各地で受講できるんですか?
K : 前はベルリンかロサンゼルスに行って英語で試験を受けなければなれなかったんですけど、2014年に僕らが受けたのが日本でやった母国語で受けられる初めての試験だったんですよ。でも今のところその一回きりですね。
DJ At(以下A): 2014年の6月ですね。
—– その頃からイベントはずっと継続してやられているんですね。
K : 2014年の8月から『Ableton User Meeting』って名前でやっていたんですけど、それはかなり手探りでしたね。どんな形にすればお客さんが面白いのかいろいろ試行錯誤でした。そこから独立して『Ableton Meetup Tokyo』としては2015年の10月からです。
—– サイクルとしてはどの位の頻度で開催されているんですか?
K : 基本2か月に1回で、プラスたまに他のイベントに出展があったりって感じですね。去年はTOKYO DANCE MUSIC EVENTに出展したり、一昨年はAbleton主催でレッドブルスタジオでやったりとかもしています
—– プレゼンテーションの内容っていうのは出演者の方にお任せしているんですか?
K : 以前は出演する方にお任せしていたんですけど、最近はイベント毎に「シンセサイザー」とかテーマを決めた方が統一感がでるんじゃないかと思って、Ableton Liveを使ってシンセサイザーについてプレゼンテーションして欲しいというような形でお願いしています。
—– 基本的にはAbleton Liveを普段使っている方が来ると楽しめる内容が多いんですか?
CD HATA(以下H) : 基本的にはそうだけど、他のDAWを使っている人も楽しめると思う。今まではそれを使っていたけど、Ableton Liveってどういう事ができるんだろうっていう事に興味がある人なら楽しめると思う。
K : 乗り換え検討中の方とかですね。
A : たまに質問であるんですよね、あれに比べてどうかみたいな(笑)。そういう例え話とかはチラホラあるんで、やはりそういう乗り換えを検討されている方も結構いるのかなとは思いますね。
—– これまでさんざんお話してこられたかと思うのですが、改めてAbleton Liveの魅力ってなんですか?
K : 前回出演してくれたBob Rogueのプレゼンテーションでもあった内容なんですけど、Ableton Liveは問題を解決できるツールなんですよ。つまり他のDAWではできないような事をAbleton Liveだったら工夫すればできる。問題解決っていうのはアートとかも良く言われるんですけど、「芸術とは問題解決である」って。
H : 哲学的だなー(笑)
一同 : (笑)
K : 社会の縮図とか世の中の情勢みたいなものをアートの中に切り取って表現するみたいな事と同じ感じでAbleton Liveも問題解決ツールとして使える。
H : えっと、それもうちょい詳しく聞かせてよー(笑)
K : (笑)えーと、例えば、音楽とかだとバンドによっては政治的な歌を歌う人達もいる訳じゃいないですか。あとは自分の女性器の形をかたどって捕まった人も、今の日本のわいせつ物を取り締まる制度がおかしいっていう問題定義としてやったわけで、そういう感じで世の中にある色々な問題を角度を変えて光をあてて解決するのがアートの役割だと。
H : なるほど。
K : それでAbleton Liveも同じような感じで音楽制作で今ある問題に対して活用できるんですよ。
H : 例えば音楽制作に当てはめるとどういった事になるんだろう?
K : 今、Abletonが力を入れているのが子供向けの音楽教育です。今までだと音楽を作るっていうことはマニアックで難しいことだっていうイメージが強くて、
H : 確かに楽器を覚えなきゃいけないとか 、その奏法をまず覚えてとか、
K : あとイコライザーなんかも高いのがいっぱいあってなんだかよく分からないみたいな。コンプレッサーって何?みたいな(笑)。だいたいそういう話をしていると、マニアックで変な人みたいな目で見られていたのを Ableton はもっと子供とかでも使いやすく色々な人が音楽を作れるようにしようっていう考えでやっているんで、そういうのも一つ問題解決なのかなと、マニアックになりすぎちゃった音楽制作をもう少し簡単にして皆が入りやすくするという。
H : 確かにそうだと思う。この前誰かが、テクノを作るときAbletonを使い慣れてはいないんだけど、なんとなく触っているうちになんとなくできちゃっていることがあるて言っていたね。
A : そういった偶発的なというか偶然の産物を自分でまたキャッチしやすいというか、再生を止めないでできるっていう特典もあるんで、そのアイディアを逃さないって言う点でAbletonは特化していると思いますね。
—– 感覚で使っていて出来たものが意外と良かったみたいな事ですね。
A : そうですそうです。
H : 昔からのDAWってMTRとミキサーを拡張させているソフトな気がするんだけど、Ableton Liveはサンプラーをもっとデカくしたみたいな気がするよね。MTR的というよりはもっと楽器的なんだよね。だからカスタマイズもしやすいし、その人なりの使い方にも柔軟に対応できるから『Ableton Meetup Tokyo』みたいなイベントでもそれぞれこういう風に使っているんだっていう部分で広げやすいよね。
K : 他のDAWってベースにあるのがスタジオ機材のエミュレートなんですよ。インターフェイスもやっぱりそうで、業務用のミキサーっぽいみかけなんだけど、Abletonに関してはそういったのが一切なくて、使いやすさを追求しているんでシンプルな〇とか直線とかなんですよ。だから逆にスタジオに慣れている人からすると訳が分からないんですよね。
A : そうですね。逆に慣れている人が最初見ると、ちょっと覚えなければいけないのかなっていう風になる位ですね。
—– じゃあ、全く音楽を作った事がない人の入り口としてはすごく良いんですね。
K : まさにそうです!子供がやっている位なので。
—– 実際、シーケンサーとか全くいじったことがない人がソフトを開いたときにどういう事から始めるのがとっつきやすかったりするんでしょうか?
A : それが僕たちの中でもよく出るテーマでもあるんですけど、Abletonのアプローチの仕方っていうのも多種多様なので、その使おうとしている人がバンドなのかDJなのか宅録派なのか、そのアイデンティティーなアプローチに合せたヒントを与えるのが僕達の使命なんだと思うんですけど、そういう部分でまだシステマチックに全体的にマニュアルとかはなくて、そこでついついユーザーマニュアルを見てしまうとすごく事細かく書いてあるのでそこで引いてしまう人もいるのかなと思いますね。
—– やれる事が多いだけになにからやれば良いのかなって事ですよね。どうやったらハマって行くかっていうのは人それぞれなんでしょうけど。
K : 2013年にPushていうコントローラーが出て、それはボタンがいっぱいあるやつなんですけど、それをパタパタ叩くと音が出るんですね。それはコンピュータをいじらなくてもLiveの操作ができたりなんかもして、その辺から初めて音楽を作る人にも優しくなったというか。僕はベルリンで見て来たんですけど、子供向けの音楽教室での取り組みも、そのPushのコントローラーを使わせて、最初は「これを押せば、この音が出るよ」位の使い方だけしか教えないんですよ。それでさあみんなで何か作ってみようって感じで、難しい話しは一切なしでとりあえず音を出して遊ぼうよって。
H : それが一番大切だよなー。
K : 後はサンプリングもやっているのかな。子供にとっては自分の声を録音、サンプリングしてそれがAbleton Liveから出てくると面白いみたい。音程を変えて変な声にしたりとか。
H : そうだね、サンプリングも、音を録って加工するっていうのが楽にできるね。
K : 他にもそういったコントローラーはいっぱいあるんで、あまりコンピューターに触れなくてもできるっていうのは初心者に優しいところなのかな。
H : 今はiPhone のアプリとかでも色々曲を作れたりできるんだけど、その感覚があれば他のDAWと比べても入っていきやすいんじゃないかな。
A : Ableton自体もiOSにしろコントローラーにしろ、さらにそういう入りやすい方向に持って行こうとしている感じはありますね。iPhone のアプリともWi-Fi を使ってAbletonと同期ができるように開発したりもしていますからね。
K : 旬な話しですね(笑)
—– それによって裾野が広がっていくと色々変わっていきますもんね。
A : そうですね。Abletonはそういった部分も画期的に先にはじめているんで、そういう意図があっての製品開発はより進んでいくんじゃないかなと思います。
—– 『Ableton Meetup Tokyo』のイベントとしてはもっとコアな使い込んだ人達のプレゼンテーションも多いんですよね。
H : そういうのもあるねー。今までで一番マニアックなのだと何があったかな?
A : 精神論を言っちゃうっていうのもありましたけどね(笑)
一同 : (笑)
K : マニアックの中でも色々方向性が違いますからね。シンセの音作りについてスピリチュアルな話をするっていうのもあったし(笑)でもそれは面白かったですよ。
H : そうだね、一回もAbletonを開かないっていうね(笑)
一同 : (笑)
H : そういうプレゼンテーションだったけど、あれは為になったなー。
K : いや~あれは良かったですよ!
A : なかなか教科書に載っていないようなところがそうやって出てくると結果的に発見があったり、面白くなってるぞっていうのがうちらの中でもありますね。
H : 今、世の中でこういったイベントって増えて来ていると思うんだけど、その全体の流れとして使い方云々はYouTubeとかでいくらでもあるから、それよりさらに突っ込んだところをせっかく集まっているんだからやっていくっていうのはあるね。だから『Ableton Meetup Tokyo』も教える、教わりますよりも使っている人達だったり興味がある人達が集まって、そこでみんなで情報交換をしようっていう。
K : 基本スタンスとしては交流会っていう形ですね。それでよく勉強会って言われるんですよ(笑)。それで僕は一時期勉強会っていうスタンスではないって話をしていたんですけど、よくよく考えたら来てるお客さんも色々見て勉強になっているし、僕も色々Ableton Live以外の事で、ユーザーコミュニティーの動かし方だったり何人かでチームを作ってやるときのやり方だったり勉強になってるんで、確かに広い目でみたらやっぱり勉強会なのかな(笑)
—– 各々の捉え方で変わってきますもんね。でももっと単純にお酒飲んで話しができるのが楽しいなって人もいるんですよね。
K : いますいます!
H : 最近はコンテンツとコンテンツの間の転換時間を多めにとっているんで、そこでの雑談タイムで来ている人同士で仲良くなったりだとか、その中で情報交換がされたりだとか、それで今は分煙にしているんで、喫煙コーナーでプレゼンテーターの方とさらに話しができたりとか喫煙所トークが意外に面白かったりもするね。
A : Abletonだけに特化せずそういうきっかけになるものを作り出していくっていうのもひとつの目的としてありますね。
K : 今イベントの組み方で学会とかを参考にしているんですよ。学会も発表と発表の間を40分あけているらしいんですけどその40分はやっぱり交流タイムらしいです。
H : そこ重要だよね。
K : 結構学会はヒントになる事が多いんです(笑)
—– いろいろ理にかなっているんですね。
K : そうなんですよ。通訳が必要な時も、今最先端の学会は英語でスピーチしてそれをネットで翻訳家のところに送って翻訳家の人が家でそれを聞きながら字幕を打つんです。それがネットでまた送られて会場のスクリーンにリアルタイムで字幕が出るんです。
僕らもそれをヒントに色々試したりしてるんですけど、なかなか難しいですね。でもこの部分はきっとAI(人工知能)がもっと進化してリアルタイムで翻訳ができるようになれば外国人のプレゼンテーターを呼んだ時なんかも困らないかなと。
H : 会話ってやっぱりグルーヴだから、例えば昔の衛星中継でこっちが喋ったあと少し経ってから向こうに届いてそれに対して会話をするとすごいグルーヴがしなくなっちゃうじゃん。それが他の言語同士でも通訳を介して途切れ途切れになるんじゃなくて、リアルタイムでいけるってすごい重要だよね。
Koyas : 重要ですね。流れを途切れさせないんで。また外国の人なんかもノリだしちゃうと通訳を待たずにベラベラ喋っちゃうんで(笑)
一同 : (笑)
H : でも今後そういうのもクリアして海外からくるアーティストとかにもやってもらえたら良いよね。ワールドワイドに。
K : 僕は東京というところをアジアで音楽作る人のハブにできたら良いなって思っていて、ベルリンとかロンドンはヨーロッパで音楽を作る人の集まる場所みたいなところがあるんだけど、アジアでそういった場所ってあるんだか、ないんだかって感じなので。
—– やっぱりそこにも言葉の問題があるのかもしれないけど、これから環境とかテクノロジーの進化で現場ってものも変わっていくんでしょうね。
K : ただ、AIがいくら発展してもやっぱり人と人なので生の言語で言葉を交わせるのが良いと思うんです。そういった英語ができるかできないかよりも、海外の人とコミュニケーションを取れるか取れないかっていうのが結局一番重要なのかなと思いますね。別に流ちょうな英語できなくても良いんですよ、コミュニケーションが取れていれば(笑)
H : そうだよ、俺はそれで頑張ってきたから(笑)
K : HATAさん結構そうですよね、勢いでいきますよね(笑)
H : 音楽もそうだと思うよ。ツールがどんなに発達しても結局自分が伝えたい事をどう伝えるかだからね。楽器がうまくなくても面白い事をやっているやつはいっぱいいるからね。
—– Ableton Live自体は音楽のみならず色々な分野の方が使っているんですよね?
K : 使っている分野は結構広くて、音楽でも使っているし、教育でも使っているし、メディアアートとか医療分野とか色々な分野の人が使っているんで使い方もそれぞれですね。せっかく色々なジャンルの人が使っているソフトウェアなのに、音楽だけで、しかもDJ向けのソフトってイメージが強いから、そういったクラブ系の人達だけで固まっていていいのかなっていうのを僕はずっと思っていて、そこら辺が『Ableton Meetup Tokyo』を始めたきっかけにもなっています。
—– 今後はそういった部分もどんどん打破していけたらって感じなんですね。
K : そうですね。僕個人としては日本の楽器とか音楽制作系のイベントのノリをガラッと変えていきたいですね。
H : そうだね。結局は勉強会なんだけど、みんなが学びに来て「うーん…」っていう状況を打破したいっていう中で俺が呼ばれてパーティー感をぶち込んでるんで(笑)
—– 今度6月から場所が恵比寿のTime Out に変わりますが、内容的な部分でも変化はありますか?
H : これまでOrbitでやってきて、人がたくさん集まってきて手狭になってきた所で広い所に移るんで、今までできなかった事もやれる可能性は色々あるかなと思う。また手探りだろうけど。
K : そうですね。今までは小さい所での手探りだったけど、今度は小さい所から大きい所に移って、どうすればいいかっていうのをまた手探りでやっていく感じですね。
H : だから関わりたいっていう人がいたらぜひ応募して欲しいです(笑)
K : そうですね。いつでもウェルカムですね。
H : 我こそはって人は! 『Ableton Meetup Tokyo』でこんなことがやりたいって人がいたらどんどん来て欲しいなー。
K : あと、今までのアーカイブ化を進めていて、今動画を公開していっているので、その辺も充実させつつ、6月からはストリーミングもやっていけたらと思ってます。
H : 前はリアルタイムでストリーミングをやっちゃうとパーティーの方に人が来なくなっちゃうっていう話しとかも出てたんだけど、『Ableton Meetup Tokyo』の場合はリアルタイムでプレゼンテーションの中継とかをやったとしても、やっぱりそこに来ている人同士でコミュニケーションをとるって言う比重が大きくて、得られるものがいっぱいあるからそういったストリーミングを流してもそれは差し支えはないと思うね。
K : それと僕が将来的にやってみたいのはサマーキャンプですね。2泊3日とかでチームを組んで音楽を作りましょうみたいな。
H : 割と地方とか行くと凄いトラックを作ってるんだけど、それを発表する場がなかったり、そういう発表をするっていう感覚がなかったり、でも作り貯めてる人とかはいたりするから、そこを俺がフェス番長というかパーティー野郎として架け橋になれたら幸いだね。
K : あとは全国展開ですかね。
H : そうだね。今は東京だけでやっているけど、結構需要はあるんだよね。俺なんかもツアーで行ったりなんかすると、質問されたり、こっちでもやって欲しいって声は聞くから、色々な地方でもやれたら良いよね。
A : それには僕たちの理念とそういうHATAさん的な役割の架け橋、テクノロジー的なネットもありつつも、みんなで会いながらの情報交換が有意義だっていう根幹をちゃんとうまく保ちつつ、それに合わせてコンテンツを固めていかなければいけないなっていうのは考えますよね。そこはやっぱりテーマになってくるかなと思います。後は間口を広げながら何かのコンテンツと合わせてやることもできるので、音楽フェス、キャンプフェスとかそういうのと合わせてやる事もできるので、そういう所にも参入していくのも広がっていくきっかけになるのかなと思います。
K : 結構オーガナイザーの方からその手の話は来るんですよ、実現はしてないけど。アート系のイベントの片隅でやって欲しいとか。
H : よし!それも募集してこう(笑)
—– (笑)でもそうやって色々と巻き込んで行けたら良いですよね。
K : そうですね。Abletonが結構そういう会社なので僕らもそういうところを合わせて行こうかなと思います。
H : あと、学割もやってるから学生とかにも来て欲しいな。 それこそ学校の授業とかでもこういう事ができる社会とかになって行けば良いよね。ダンスが小学校の教科に組み込まれていったみたいに、こういうのが音楽の授業の中に入ってくるとかなったらもっと面白くなるかもね。
ちなみに俺、小学校6年間席替えした事がなくてさ(笑)
—– えっ、そんな事あります?
H : クラスに明石家さんまがいるような感じで常にベラベラ喋ってたから、教壇の横に机を置かれて。
一同 : (爆笑)
H : 授業の内容は全部解ったんだけど、先生が喋ってるのをさえぎって「それはねー」とか言ってずっと喋ってたから授業にならなくて、先生も怒って出て行っちゃったり、今から思うと本当に悪い事したなって思うね。
K : その頃から片鱗はあったんですね(笑)
H : まあ、社会に適合できない人だったみたい(笑)
K : 僕もどっちかっていうと学校に適応できなかった人間なので、なんで認定トレーナーになってこんなエディケーショナルな事してるんだろうと思いますけど、逆に言えば学校社会に馴染めなかったからできる事もあるのかなと。
H : そうだと思う。それはあるよね。
—– まあ、バランスが大事だと思うのでこの3人で言うとDJ Atさんありきって事も言えますね(笑)
K : 確かにバランスは大事ですね(笑)。全員が突っ走っちゃうと大変なことになっちゃうんで。
H : 今のこの3人のバランスはちょうど良い感じはあるね。監督(Koyas)がいて、俺がフォワードでひたすら切り開いて、ちゃんとゴールキーパー(DJ At)として守ってくれる人がいる(笑)
K : 確かに僕もオーガナイザーをやっていて監督みたいな気分になりますね。監督って大変なんだなって(笑)
一同 : (爆笑)
H : もう大人になったんで、小学校の教訓を活かしあまり監督に迷惑を掛けないようにします(笑)
Ableton Meetup Tokyoについて
Ableton Meetup Tokyoは、共通の趣味・趣向を持った人たちが集まる=Meet upをキーワードにした、Ableton Liveユーザーのコミュニティーです。
ベルリン生まれの音楽制作ソフトウェアAbleton Liveは、今やエレクトロニックミュージックだけで無くメディアアートなど音楽以外の分野にも使用されるようになり、ユーザーも使用方法も多様化が進んできました。このグループはその「多様性」をキーワードに、こうしたAbletonユーザーを横断するコミュニティーの構築を目的としています。
私たちは「自分が得意とするLiveの使用方法」をプレゼンテーションするミートアップを隔月で開催しており、毎回アーティスト・エンジニア・DJ・VJなど幅広い分野のLiveユーザーが登壇しています。
https://www.facebook.com/AbletonMeetupTokyo/
https://www.ableton.com/en/community/user-groups/ableton-meetup-tokyo/
Ableton Meetup Tokyo Vol.13 Soundscape of Summer Special
Ableton Meetup Tokyoが、恵比寿リキッドルーム2F「TimeOut Cafe&Diner」に会場を移してリニューアル!
会場をTime Out Cafe&Dinerに移転しての第一回目となる今回は、夏先取り企画として、夏の情景を感じさせる音風景の作り方を特集します。プレゼンターに、かつては日本レゲエシーンの制作を支え、現在も数々の野外パーティーで活躍する山頂瞑想茶屋が登場。夏と言えばDUB!という同氏ならではのDUBの作り方を披露します。
さらにAbleton認定トレーナー/AMTオーガナイザーのKoyasは、夏のビーチという切り口で夏らしいサウンドスケープの作り方を紹介します。
トークセッションでは、ゲストスピーカーに日本を代表するシンセ・マエストロの齋藤久師と、江ノ島で伝説的なロングランパーティーSounset Loungeをオーガナイズするshiba@Freedom Sunsetが登場。
出演者がそれぞれの解釈で夏のサウンドスケープの作り方を紹介します。
【日時】
2017年6月16日 午後6時開場
【会場】
TimeOut Cafe & Diner http://www.timeoutcafe.jp
【料金】
2000円/学割1000円(学生証を提示)
【出演者】
-Presenters-
「ビーチに合うサウンドの作り方」 by Koyas
「夏いDUBの作り方」 by 山頂瞑想茶屋
-Talk Session-
「夏のサウンドを語り合う」
by Hisashi Saito, shiba@FreedomSunset
-Moderator-
CD HATA
-MC-
CD HATA&森谷 諭
-DJ-
Sakiko Osawa and T.B.A.