「時間」とは何か。 「時間」の歪みに着眼した展示
画家 後藤(ごとう)寿方(としまさ) 個展「.zip」開催
2016年9月9日(金)~9月25日(日)
画家・後藤寿方は、揺れやブレ、揺らめきなど、消えてしまいそうな不確かなもの、また突然に見える残層、錯覚などを描き起こすことで表現を続けています。 彼の作品は、時間の経過が視覚的に分かりやすく、なんらかのストーリーを持つ動画をモチーフとしています。 その動画のいくつかのシーンは、作家によってクリップ(切り取り)され、重ね合わせ、キャンバスに描き起こされ、幾十にも重なる ”一瞬”の「時間」の層となり、作家自身の「時」として表現されています。
「.zip」と題された本展では「時間」の歪みに着眼しています。 「時間」は全ての人に平等に流れていますが、人それぞれの記憶や感情、経験などにより「時間」は早く感じたり、遅く感じたりと曖昧で歪んでいます。 日本を代表する数学者である岡潔も「人は時間の中なんかに住んでやしない。 時の中に住んでいる。 」と語るように、人がそれぞれに過ごし、感じる「時間」の連続を「時」と表現します。
後藤氏は「常に不規則に動く『時』には、凝縮された“何か” が潜んでいる。 」と語っており、その“何か”を彼なりの表現で描いた作品を新作約20点を展示販売いたします。 この機会に是非ご高覧いただき、時の中に潜む“何か”の存在をご体験ください。
後藤寿方 個展「.zip」
日付:2016年9月9日(金)~9月25日(日)
※毎週月曜休廊
時間:11:00~19:00 (最終日17時まで)
会場:EARTH+GALLERY
〒135-0042 東京都江東区木場3-18-17 1F
主催:アースプラス
URL:http://earth-plus.net/?p=7540
後藤寿方
1983年 福岡生まれ。アートユニット「oocami drawings」としても活動
個展:2002年 RUDE GALLERY(東京)/2008年 aquvii(東京)/2014年 OfTEN gallery(東京)