VRでのコラボレーションも実現??小田島等、ひらのりょうの二人展「UTOPIA!!」開催
-都内8会場にて実施されるアートプログラム「美学校・ギグメンタ2016」による展示企画-
美術、音楽、メディア表現の講座を開講する「美学校」が中心となって都内8会場にて実施されるアートプログラム「美学校・ギグメンタ2016」による展示企画、小田島等、ひらのりょうの二人展「UTOPIA!!」が、7月3日(日)から7月11日(月)まで、西日暮里・HIGURE 17-15 cusにて開催される。
本展「UTOPIA!!」の展示会場は2F建てとなり、1Fではイラストレーターの小田島等、アニメーション作品を手がけるひらのりょうの現実空間に設置された作品を鑑賞、2Fではディレクターとしてメディアアーティストのゴッドスコーピオンが加わり、VR上での小田島とひらののコラボレーションが実現。ヘッドマウントディスプレイを装着し拡張された展示空間内を回遊できる。
POP ARTに深い造詣のある小田島が生み出すアノニマスなキャラクターや、ひらのの作品が持つ想像力の飛躍は、私たちが見落としている他者の記憶の存在を語りかけるだろう。これまでとは異なるアプローチで発表される両者の作品に注目したい。
UTOPIA!!
会期 : 2016年7月3日 (日) – 7月11日 (月) [休廊日なし]会場 : HIGURE 17-15 cas (東京都荒川区西日暮里3-17-15)
時間 : 13:00 – 20:00
出展 : 小田島等、ひらのりょう
ディレクター : ゴッドスコーピオン
キュレーター : 青木彬
主催 : 美学校・ギグメンタ2016実行委員会
助成 : 公益社団法人朝日新聞文化財団
協力 : HIGURE 17-15 cus
Web : http://gigmenta.com/2016/utopia
出展作家プロフィール
小田島等
1972年東京生まれ。桑沢デザイン研究所卒業。1990年に「ザ・チョイス」入選。専門学校在学中にイラストレーター、スージー甘金氏の元で修行。95年よりCD・広告・書籍装丁のアートディレクションを手がける。近年は展示活動にも重点をおいており、主な展覧会に個展「アイロニカルな肯定、その愛。」、the fascism[小田島等×長尾謙一郎]個展「Meltdown Expressionism」などがある。ひらのりょう
1988年埼玉県春日部市生まれ。多摩美術大学情報デザイン学科卒業。FOGHORN所属。産み出す作品はポップでディープでビザール。文化人類学やフォークロアからサブカルチャーまで、自らの貪欲な触覚の導くままにモチーフを定め作品化を続ける。その発表形態もアニメーション、イラスト、マンガ、紙芝居、VJ、音楽、と多岐に渡り周囲を混乱させるが、その視点は常に身近な生活に根ざしており、ロマンスや人外の者が好物。美学校・ギグメンタとは
「ギグメンタ」(「GIGMENTA」)は、長年に渡って様々な表現者を輩出してきた「美学校」 が中心となって開催するアートプログラム。開催地となる東京は、めまぐるしく新陳代謝が起こる場所であり、時代の如何に拘わらず常に多様という言葉で括られている。「ギグメンタ」は、東京で起こるその新陳代謝から新たなムーブメントや潮流の芽となる企画者やアーティストを集め、一過的であるからこそ魅力的な企画の数々を開催(=「GIG」)、それを一つのパッケージ(=「 DOCUMENT」)として提示する。1969年創立以来オルタナティブな道をひた走ってきた美学校が、様々なレイヤーから送る2016年の『今、ここ』を目撃したい。