HELLO NEW DAY!
2014/8/30(土)~31(日)
at 市原 一番星ヴィレッジ
都心から車で1時間ちょっとという灰色のコンクリートに囲まれた生活を送っている我々にとっては最高のロケーションに位置する”太陽と星のサーカス”という名のキャンプ場で、遊び心のあるハイエンドなデザインとアメリカンカジュアルな要素を取り入れたアウトドアブランド”NATAL DESIGN”と会場となったキャンプサイト”太陽と星空のサーカス”そしてアウトドア関連のオンラインショップ”ZOZOOUTDOOR”の三社が仕掛ける新たな野外の遊び場。それが”HELLO NEW DAY!”。大小含めこの夏はとにかく都心、地方各地で様々な野外イベントが開催されたわけですが、仕事で夏を逃してしまった人やまだまだ夏を遊び切れていない人達には完璧なタイミングの開催となりました。
野外イベントの心配どころは天候というのはどのイベントも同じ。晴れるか雨が降るかなんていうのは誰も予測出来ない事であって、後はもう主催者が晴れ男である事を祈るわけですが、この日も前日から残念な位の雨模様。予報にも太陽マークが出ていなかったので、ほとんどの人は雨の中のイベントを覚悟したのではないでしょうかね。実際僕も雨具を用意していきましたから。。。しかし!この主催達は皆晴れ男なのでしょう。少なくとも雨男では無い事は確か。オープンしたお昼頃には時より太陽も姿を現す位雨は止み、時折降りしきる小雨なんてほとんど気にならない位心地の良い秋の始まりを予感させる風が吹き抜けていました。
しかしここのロケーションは最高に良いですね~。キャンプ場の象徴とも言えるでありましょう大きな一本木を中心に広がるフィールド。良く映画とかで見た事があるアメリカの大草原の真ん中に大空に向ってスッと伸びる木。アレですよアレ。その木の真下に組まれた手作りステージと自然な感じに融合してこれだけでも雰囲気パッチリ。その横のテント内にBARスペースがあり、反対側にはフードスペースやワークショップなどがズラリと立ち並ぶ。なぜか卓球台があって生まれて初めての野外卓球(笑)。射的なんかもあったり、凧揚げも出来たり、疲れたらハンモックで休憩。”SARATOGA”や”THE CHERRY COKE$”のような野外にぴったりのバンドのライブが始まればビールを持って大きな木の下に集合。これだけの大きなフィールドなわけですから騒ぎたい人はステージ前で。子供連れの親御さんは子供と遊びながら遠くからバンドの音を聴いていた事でしょう。そもそも好きな音楽を聴きながら、子供と一緒に遊べるってこれ以上に無い最高な環境じゃない?自分も遊べて家族サービスも出来てしまうわけですから。みんなハッピーなわけです。
そしてこの日のハイライトはキャンプファイヤーでしょう。ステージからさほど遠く無いところで炎々と燃え上がるキャンプファイヤーの火。誰もが幼少時代に聴いた事のある”マイムマイム”が延々と流れ出し、火を囲むようにして子供達や大人達が合唱をしながらフォークダンス。懐かしい!林間学校などで遠い昔に体験した光景が目の前で行われていて、なんだか凄く甘ずっぱい気持ちになりましたね。何十年もの時を経て、自分達が幼少時代にやっていた事を今度は自分の子供達とやるわけですから。楽しくないはずがない!マイムマイムで散々汗を掻いた後は、この日の最後のバンド”Riddimates”の登場。今度はファンキーでハッピーなブラスロッカーズ・サウンドでこれまた皆でダンス。踊って楽しむという事に時代も世代も関係ありません。子供達も大人が奏でる音を存分に楽しんでいました。
決して音楽というコンテンツだけに頼らないこういう野外イベントは、主催者の遊び心とアイデアが鍵となります。子供心を持った大人が集まれば、子供も大人も安心して楽しめる空間が生まれます。記念すべき第一回目”HELLO NEW DAY!”は見事大成功に終わったのでは無いでしょうか。その証拠に音が止まった21時以降も、出演していたバンドマンなどもBBQやらお酒やら談笑しながら夏の終わりを楽しんでいましたから。