Profile of |FUJI ROCK FESTIVAL|
こうして今年もフジロックフェスティバル2014の取材掲載の全てが終了しました。しかし記事中に何度も書きましたが今年の苗場は想像以上に暑かった!豪雨も苦手ですが、灼熱も続けばやはり辛い部分もありますね。でも、アーティストによる素晴らしいステージに何度も何度も助けられました。どんな天気であれ、良いものを見ると溜まった疲れも不思議とどこかへ吹っ飛びます。そして見終わってまた疲れが襲う(笑)。こんな繰り返しが実は心地が良いわけです。それは毎年毎年同じで、そんな想いをするから病み付きになるのでしょうね。楽しい!だけに留まらず、辛いとか、嬉しいとか、悔しいとか、なんかそんな感情が3日間通してあるからこその感動を味わえるのだと思います。M気質とS気質凌ぎ合いです(笑)。
さてさて。今回取材したアーティスト以外でもたくさんの素晴らしい瞬間に出逢ったのは言うのでもありません。初日のWHITE STAGEの一発目。G-FREAK FACTORYの神がかったライブは、いきなり先制パンチを食らったかの様な物凄く芯と真のあるステージで、ボーカルの茂木氏がRage Against the Machineのzackに見えた位。佐野元春&THE HOBO KING BANDも一瞬見ましたが、想像以上にロックしてましたね。昔からテレビなどで見てるアーティストの生のライブの凄さっていうのを実感。ブラウン管で見た印象とは間逆な土臭さが印象的でした。BASEMENT JAXX前に見たREDのThe Birthdayもさすが!の一言。音の厚みと存在感がズバ抜けておりました。NARASIRATOもフジならではのブッキング。あんなアーティストは普段絶対に見れませんよ!貴重な体験でした。
逆に見たかったけど見れなかったアーティスト。。光風&GREEN MASSIVEはいつでも見たいです(笑)。それとBLACK KAT BOPPERSは木道亭で見てみたかったな。。。挙げたらキリがありませんがJAMES IHAやTALCOやROVO and System 7やJUNGLEやTHE ORBなどなど。。。どうしても被ってしまう。初日最後はGOLDIEでしっかり夜を堪能出来たのでもちろん大満足で終了しました。
<1日目見たアーティスト>
G-FREAK FACTORY
THE LUMINEERS
SLOWDIVE
FOSTER THE PEOPLE
佐野元春&THE HOBO KING BAND
The Birthday
NARASIRATO
EYヨ
GOLDIE
<取材アーティスト>
THE LUMINEERS
http://a-files.jp/thelumineers20140725.html
SLOWDIVE
http://a-files.jp/slowdive20140725.html
BASEMENT JAXX
http://a-files.jp/basementjaxx20140725.html
GOLDIE
http://a-files.jp/goldie20140725.html
2日目は久しぶりのドラゴンドラに乗ってDAY DREAMING and SILENT BREEZEへ。毎回思うんですけど、あのゴンドラから見えるエメラルド色に輝く湖。あそこへは必ず一度は行ってみたいなと思っていますが、立ち入り禁止なのかな?所々山の中に見える小道とかも行ってみたいし、なんか一箇所木が無くて長方形に開けてる場所知りません?人の手が加わったような。ドラクエで言えば、ああいう所に世界樹の葉が落ちてたりするんですけど、横切る川も含め行ってみたいです。きっとダメでしょう(笑)。もうフジ云々じゃなくて取材しちゃいたい位です。相変わらず高角度に落ちるゴンドラはドキドキしちゃうし(しかも今回は数分間停止!)、帰りに出現する熊の親子にも必ずビックリさせられるし。そもそもあのゴンドラに辿り着くまでの坂道が本当にキツイっす。でもやっぱり好きですね。あそこの空気感は。結構午前中はそれで時間が取られつつ(サボってた?)そのまま川へ移動(またサボってた?)。これだけ暑いと水が恋しくなりますね~。足だけでも浸かっているともう腰を上げるのが億劫になります。。
リフレッシュした後見たTRAVISはかなりの癒しになったし(ひっ髭が!!)、空いた時間で見たPYRAMID GARDENでのCD HATA × KOYASでナチュラルトリップ。ここはちょっと本当にみんなに来て欲しいです。正直あんまり人口増えてもアレなんですが(笑)。でも、一度はちょっと覗いて欲しいですね。この日2度行っちゃいましたから。見たかったARCADE FIREとTHE BLOODY BEETROOTSが見れたので、DAMON ALBARNもMANIC STREET PREACHERSもFANFARE CIOCARLIAもJUNGLE BY NIGHTもDUBFIRE(起きてられませんでした)も見れなくたって大丈夫だもん。。いや、本当にこれまた充実した一日でした。
<2日目見たアーティスト>
Shigefumi Wada
MIXMASTER MORRIS
TRAVIS
THE QEMISTS
CD HATA × KOYAS
THE BLOODY BEETROOTS
JOHNSONS MOTORCAR
LUCHA VAVOOM
<取材アーティスト>
MIXMASTER MORRIS
http://a-files.jp/mixmastermorris20140726.html
THE QEMISTS
http://a-files.jp/theqemists20140726.html
ARCADE FIRE
http://a-files.jp/arcadefire20140726.html
Steve Hillage(System 7) and 勝井祐二(ROVO)
http://a-files.jp/stevehillageandkatsuiyuji20140726.html
The Bloody Beetroots
http://a-files.jp/thebloodybeetroots20140726.html
そしていよいよ最終日。前日が割りと遅めの就寝だったので、やや遅めのスタート。と思いきや、やはり雨が降って参りましたね。ドンキホーテで新調し昨年よりもグレードアップ(ちょっとだけ)した長靴を取り出し、これまたドンキホーテで買った一番安い雨具を着用。これまたドンキホーテ(頭があがりません)で買った重量制限70キロの極小簡易椅子を今年初投入。体重ギリギリですが、実はこういう椅子が物凄く要所要所で助かってしまうと言う事にやっと今年気がつきました。来年からはマストです。もっと良いの買おうかな。長靴も。そんな椅子で快適に座って会場を見ていると、長靴に結構こだわってる人をたくさん見かけました。『そうだ!長靴を特集しよう!』という事で、とにかく長靴を撮影しまくり、ちょっと客観的に変態っぽく見えますが、こちらは割りと真剣です。あまり下の方を気にする事って無いと思うんですけど、下ばかり注目していると色々な発見というか、人と大地との関係性がちょっとだけドラマチックに見えてきました。もっと色々な視点がここ苗場にはたくさんあるのだろうと、来年のヒントにもなりましたね。
そしてこの日のハイライトでしょうね。いや、今回の3日間のベストシーンでもあると思います。JOHN BUTLER TRIOのOCEAN。今でも鳥肌が立ちます。それまで少し降っていた雨が止み、空に少し青空さえ見え始めましたから。アコースティックのあの鳴りが、もう空全体に響き渡って、”鳴る”とか”響く”とかってこういう事を言うんだな~って少し見ていて涙ぐんでしまいました。あんなに空気を鳴らし震わす音って多分今まで聴いた事ないかも。圧巻です。最終日はほとんど歪んだ音のバンドが少なかったので、結構落ち着いたテンションで色々見れました。THE FLAMING LIPSもTHE STRYPESもSBTRKTも見れなかったけど、一瞬みたTHE King ALL STARSがかなりロックしてました。バックバンドも最強だっていうのもあるのでしょうが、あの加山雄三氏もさすがはバンドマンですね。もっとちゃんと見たかったです。今は他界してしまってますが、美空ひばりさんが生きていたら、きっとここ苗場に君臨していたのかな?なんてちょっと妄想にふけてしまいました。
と言う事で、取材したアーティスト以外の事を少し書いてみましたが、みなさんの2014年フジロックフェスティバルはいかがだったでしょうか?前評判では色々と、人が少なそう!だのラインナップが良くない!だの耳にしましたが、そんな事は全く感じる事が無かった三日間でした。見れるアーティストは限られてるし、これ!って言うアーティストが無い時間帯は、川で遊んでれば良いし、食わず嫌いなジャンルの音楽にチャレンジすれば良いのです。例えば、PRESERVATION HALL JAZZ BANDというバンドの公演はブルーノートで8000円位かな?なかなか本当に好きじゃないとこの値段って出せないかもしれない。でも、今回こうしてラインナップに入っていれば気軽に見れてしまうわけで。本当に気に入れば、単独公演を8000円払って観に行けば良いわけで。お試しって言ったらアーティストに失礼かもしれないけど、そういうチャンスがこの三日間にゴロゴロ転がっている。そして、思いもよらない出会いにニヤリとしてしまう。これが僕の中のフジの醍醐味の一つなのです。
取材と言う形で毎回参加させて貰っていますが、気持ちは基本的にフジロッカーズと同じ。純粋な苗場の空気感を伝えるには、お仕事モードではダメなんじゃないかっていうスタンスで望んでいます。みんなと同じ様に、美味しいご飯を求めるし、川原で休憩だってするし、端から端まで歩き回るし、踊りたかったら踊るし。まだ来た事無い人々に一度は参戦して貰いたいし、行った人には、あの楽しかった空間を思い出す材料になって貰えれば。という事で、それではまた来年お会いしましょう!
<3日目見たアーティスト>
OWEN PALLETT
JOHN BUTLER TRIO
PRESERVATION HALL JAZZ BAND
THE King ALL STARS
THE SKA FLAMES
THE SKATALITES
KELIS
THE POGUES
<取材アーティスト>
OWEN PALLETT
http://a-files.jp/owenpallett20140727.html
PRESERVATION HALL JAZZ BAND
http://a-files.jp/preservationhalljazzband20140727.html
The Skatalites
http://a-files.jp/theskatalites20140727.html
THE POGUES
http://a-files.jp/thepogues20140727.html
ちょっと待ったー!突然、来年是非苗場の地を踏んで頂きたいアーティストも挙げてみたいなと思いザっと書かせて頂きます。年齢がだいたい分かってしまいそうですが。。。
Portishead
なんか昨年スペインかどこかのフェスに出てましたよね?活動はしてるのかな?見れたら天にも昇る気分になります。
Dave Matthews Band
海外ではかなりの人気なのですがね。。。なかなか日本に来ません。是非フジで見たいです。
Morrissey
飛行機嫌いみたい。2004年のフジがキャンセルになってそれ以来アナウンスが無いですね。。。数年前に単独で観ましたがやはりフジで観たい。。
Depeche Mode
なぜ来ない。。。!
その他。。
Aphex Twin
Patti Smith
Snoop Dogg
Massive Attack
Budos Band
shiny toy guns
M83
Ministry
Madness
Skunk Anansie
Morphine
Moby
Scott Matthew
Primus
Butthole Surfers
Jojo Mayer
Death in Vegas
Anthrax
Jane’s Addiction
BOREDOMS
311
Edwyn Collins(Orange Juice?)
Tricky
Cocteau Twins
Quicksand
KMFDM
DRY&HEAVY
Fugazi
AUDIO ACTIVE
Lords of Acid
Pearl Jam
MOTORHEAD
Teenage Fanclub
The Jesus Lizard
挙げてたら楽しくなりつつも、これ絶対無いだろうなっていうアーティスト(1年で状況が変わるかも?)多数ですが、キリが無いのでここら辺で。。。来年この中のアーティストがどれか出演しましたら、嬉しい限りでございます。
photo by kenji nishida