Profile of |FUJI ROCK FESTIVAL|
NARASIRATO
2014年7月25日(金) @ FUJI ROCK FESTIVAL ’14
まもなく日付が変わろうとする時間帯、PALACE ARENAを含めたTHE PALACE OF WONDERに活力が満ちてくる。その中でより一層華やかなたたずまいを見せるのがステージとダンスフロア、そしてバーが併設されたこのCRYSTAL PALACE TENTだ。
ここに登場するのはソロモン諸島のアレアレ族で構成されるNARASIRATO(ナラシラト)。
独自のカルチャーを形成する彼らの圧巻のライブパフィーマンスそのベールは独特な激しいダンスに竹製の管楽器と打楽器を駆使して繰り広げられる。
10名にも及ぶ大所帯が前触れなくいきなり登場すると会場中が「これはただ事じゃない」っていう空気を感じ取る。熱気を帯びたフロア前方は彼らを歓迎すると共に自らも踊り楽しみたいんだといった多くの者であっという間に埋め尽くされた。ひょっとしたらお客さんの中には元々の彼らの曲も知らないし、言葉も理解していない。なんなら彼らの正体も???な人も多数いたと思う。それでもなんかクセになるメロディーと圧倒的リズム感、そして力強く愛嬌あるそのパフォーマンスに完全にもっていかれて、妙なハイテンションに誘われていた。
彼らの正体を知らないひとも多いのではと前述したが、このNARASIRATO、フジロックでの来日は2010年に続き2度目、2012年の朝霧ジャムでも大トリとして来日しているし海外ではグラストンベリーなどにも出演しているので通な音楽ファンやフジロッカーの中にはご存知の方も多々いるのです。ただそういった一見さんとかコアなファンとか関係なしに底知れない躍動感と勢いに無条件で引っ張られってしまうパワーが溢れているのです。
panpipesという竹の笛の音としゃもじで竹をパカパカ叩く音、そして抜群のハーモニー。
アップテンポで押し切る中で決して乱れることのないリズム。まさにリズムがあってメロディーが活かされるって感じを実感しました。
コール&レスポンスにしゃもじで竹を叩く音とオーディエンスの手拍子が重なり合う。
『マウントフジ 君を忘れないよ~♪』といった日本語歌詞の楽曲も飛び出し興奮と歓声は最高潮を迎えた。
本当に陽気で底知れないパワーが溢れておりました。
だってタイムテーブルの予定時間を経過したあとに、
NARASIRATOメンバー:『one more song?』
お客さん一同:『yeah!!!!!!!!!!!!!!!!』
といった感じでさらに4~5曲くらいやってましたからね(笑)
そんでもって翌日にはORANGE COURTと苗場食堂でも熱いライブを繰り広げるという充実ぶり。
これぞ音楽!これぞ宴!完全燃焼!
お疲れ様でした~♪
photo by kenji nishida