Profile of |ending note|
2014年8月11日(月)~8月17日(日)岐阜県山なんやで開催される海旅Camp。放射能に不安を感じながら暮らしている子供たちや心身の健康を願うお母さんに自然の中でリフレッシュしてほしいという目的から2012年にスタートした保養企画は今回で3回目の開催となる。その自然豊かな岐阜県の山村で繰り広げられる今年の海旅Campの最終日は『Rainbow CHILD 2020』と題し数多くのアーティストが集結した祭りが催される。その出演バンド、トランシーなロックを響かせるインスト・バンド、ending noteのギターにしてリーダーのyanafro、そして今回の海旅Camp、Rainbow CHILD 2020オーガナイザーのNishiDashにお話を伺った。
それぞれが活動を続ける上で人知れず訪れる様々な苦労ばなし等も伺おうと思いましたが、いたってゆる~い感じになってしまいました…。
とにもかくにも続ける事と楽しむ事!まずはそんな心意気を感じ取って頂きたい。
yanafro (ending note) & NishiDash (Rainbow CHILD 2020)
—–まずはそれぞれ簡単に自己紹介をお願いします
Y : ending noteというインストバンドでエレキギターを担当しているyanafroです。
N : 海旅Camp、海旅団、Rainbow CHILD 2020オーガナイザー、後は名古屋でアーバンカウボーイというバーをやっていますニシダッシュです。
—–え~と、2人の関係は、
Y : 絶対服従的な主従関係です(笑)
N : 僕の方が年齢は下なのですが、僕がやれっていった事には絶対逆らえない感じです。
—–あっ、お互いそんな感じなのですね!? 地元が一緒なんでしたっけ?
Y : そうです!下関なんですけど、僕が当時19とかで彼が中学生位のときからのつきあいです。
N : バイトが一緒だったんですよ!僕が初めてもらった給料を全部使われたんですよ…飲みとかで(笑)
一同 : (笑)
—–それからのつきあいという事はもう15年くらいになるんですかね~
Y : そうですね。
—–今の拠点は2人とも東京?
Y : 僕は東京なんですけど彼は名古屋ですね。
—–Yanちゃんは元々バンドやるために東京出てきたの?
Y : そうです。当時組んでたバンドがあってそのメンバー全員で東京に来ました。
—–じゃあそこからずっと、色々なバンドやってって感じなんだね。
Y : 色々なバンドやったり、サポートでギター弾いたりずっとやってますね。
—–ニシダッシュ君は東京に行こうとは思わなかったんだ。
N : そうですね。あまり人が多いのが得意じゃないんで(笑)
—–名古屋も結構多いんじゃないの?
N : いやいや調度良いですね名古屋は(笑)今は名古屋でバーの営業もあるので東京にはたまに来るくらいが良いですね!
—–今回イベントにオーガナイザーと出演者という形で関わっているわけですが、今までもこういったイベントとかでの関わりはあったのですか?
Y : そうですね。去年の海旅CAMPも出演しましたし、それ以外にも僕自身のソロとかでも色々なイベントに出たり、あとは、僕らのライブに彼が一緒についてきて周ったこともありましたね。
—–バンド以外にも個人的な絡みも結構あるんですね。
N : そうなんですよ!
—–海旅CampとRainbow CHILD 2020について伺いたいのですが、これはどういった形ではじまったのですか?
N : まず海旅CAMPの一番の目的は保養で、まだ線量が高い所で子供が安心して外で遊べない所があるので、そういった方が少しでも安心できる時間を過ごしてもらうという目的で今回が3回目になります。その海旅CAMPというのが8月に毎年1週間開催しているんですけど、将来的にはそれを5000人位の規模で開催できるようにしたいと思っているのですが、今年はその最後の1日をRainbow CHILD 2020というフェスにして開催することになりました。
—–なるほど、そういった経緯でほんとに安全なところってなると、会場を探すのも大変だったんじゃないですか? 元々岐阜にゆかりがあったのですか?
N : ここの岐阜の場所は、かむあそうトライブスってバンドがいて、そのバンドのメンバーがやっている所なのですが、元々そのバンドと繋がりがあったので、そういう話をしたら是非って感じで決まりましたね。
—–そうなんですね!そういった繋がりは大事ですよね!
N : そうですね。それで、こういった目的で動いている団体っていくつかあるんですが、段々と助成金とかも出なくなっている中で、基本的には支援金で成り立っている部分もあるのですか、今回最低でもチケットが200枚くらいは売れてくれないと最終日に僕とその山なんやの管理人は首をつることになるかもしれません(笑)
—–(笑)やばいですね~、でもending noteがなんとかしてくれるんじゃないでしょうか?
Y : 頑張ります!
—–去年の海旅CAMPでもライブをやってending noteは出演したんですよね? どうでしたか?
Y : 野外ってことでやっぱり自然とか地球と一体になれる感じで、そういう色々自然の音とかもまざる感じがして気持ち良かったですね!
—–機材とかは結構絞っていく感じですか?
Y : 山なんやは元々ライブをやる設備がしっかりしていて結構イケちゃうんですよ!
—–あっ、そうなの? すごいですね!
N : 元々音響とかやっていた人たちなんですよ。
—–そうなんですね。今回のRainbow CHILD 2020の時はステージはどんな感じになっているんですか?
N : 一応、2ステージでライブを展開しつつ、下にいくとワークショップと飲食とその横でアコースティックライブもやっている感じですね。
—–じゃあ、わりと色々なところで音は出ている感じなのですね。
N : そうですね!
—–内容的にはライブがあって、
N : 自然の中で色々なワークショップや飲食なんかもあります。
—–あと、滝に打たれたりするんでしたっけ(笑)
N : そうですそうです!
—–出演アーティストも盛りだくさんですよね!
N : そうなんです。いよいよ第三弾発表とさらに最終発表と増える予定です。
—–オーガナイザーはニシダッシュくんの他にもいるの?
N : 基本的には僕と、そのかむあそうトライブスで山なんやの管理人って感じですね。
—–うわ~、それは大変ですね。ending noteも色々とやらないとね!?
Y : そうですね!
—–ending noteは2月に2nd mini album『Report of birth』を全国流通という形でリリースして、そこから数ヶ月経ちましたけど、何か変化はありましたか?
Y : より意欲的になっているのとライブの誘いなんかも増えましたね!
—–リリース記念イベントもやったしね!
Y : お蔭様で大盛況でした!
N : 色々不満が出てくるのはこれからですね(笑)
Y : うちのバンドはあまりそういのはない気がするな~
—–みんなゆるいもんね(笑)
あのイベントも2回目、3回目と続けていくんでしょ?
Y : そうですね!続けていけたらと思っています。
—–ツアーとかは行かないの?
Y : 夏くらいには周りたいですね!
—–えっ、もう軽く夏入ってるって言ってもおかしくないんじゃ・・・
N : もう単パンでいけますからね~
—–誰かがケツ叩かないと、(笑) これはニシダッシュ君がカギを握っているね!
N : そうですね!イベントのオーガナイズ、映像制作など関わってきましたが今度は彼らのプロデューサーになろうと思います!
Y : (苦笑)
—–新曲の制作はしてるんだよね?
Y : やってますやってます!
N : 僕がラップで参加する曲はいつ作るんですか?
Y : 別の人にオファーするよ!少なくても250年以上は無いよ(笑)
N : 250年ですか…
Y : 彼はホントに色んなことをやれるんですけど、絵と音楽の才能だけはホントに無いんですよ(笑)
—–そうんなんだ~(笑)ある意味調度良い2人なんだね!Yanちゃんは逆に音楽と絵はすごいもんね! そういえば、絵はいつから描いてるの?
Y : 今年からです!
—–えっ、そんないきなりですか?
Y : そうなんですよ~、今年ちょっと描いてみようかなって思ってインディアンの絵を描いてみたら、自分でもあれっ、結構上手いなって(笑)
—–昔からちょこちょこ描いているのかと思ったよ~。絵って子供のとき、ある意味音楽以上に早い段階で触れる機会が多いじゃない?
N : その時にすでに才能の違いを感じますよね!
—–そうそう、もう埋めることのできない何かを感じるよね。上手い人っていうのはそうやって褒められて続けていく人が多いのかと思ったら今年からとは…。そういえばいきなり発表しだしたもんね。みんなに何で隠してたんだって言われなかった?
Y : 言われました!ジャケとか描けば良いのにって!
—–どんどんやって欲しいですね! そういえばending noteの2年前位に出した1stミニアルバムってジャケ無いから今から創れば良いんじゃない!?
Y : 今からですか?
—–そんなバンドなかなかいないよね? 以前出た作品のジャケットデザインをいまさらメンバーが手がけるなんて
N : いないですね!リメイクって事で。
—–リメイクっていうか、あれCD-R盤だったんで元々ジャケットなかったんだよね。まあ例えばの話しだけどね(笑)でも、それ位ゆるくて勝手にしばられない方がending noteっぽい気はするよね!
Y : はい!そうですね!
—–とまあ、色々ありますが、Rainbow CHILD 2020、ending noteそれぞれ今後どういう風に動いていくのか? あと直近の予定とかあればお聞かせください。
N : 原発事故という悲しい事が起こってしまったのは事実で、やはり大人はそれに対しその責任を果す必要があると思うんです。そういった事も含めて今行っている保養というのを続けていきそれを文化として確立できたらと思います。ただ、やはり続けて行くにはそこに楽しみがないと難しいしそういった部分でこのRainbow CHILD 2020というイベントがあって、イベントタイトルに2020と付いているのは2020年に東京オリンピックの開催が決定していますが、それ以上にもっともっと楽しいことをいっぱい企ててやろうという想いがこもっているので、このレインボーの輪がもっともっと拡がれば嬉しいです。
Y : ending noteは、このレインボーチャイルドと共に今ある商業スタイルとはまた別で地球や自然と一体となって、これはバンド結成のときからの目的だったので、そういった形で進んでいけたら良いと思っています。
直近の予定としては、石巻でBLUE RESISTANCEとclub SONIC iwakiの共同企画で『涼歌吟醸』というイベントにSTRAIGHTENTRのホリエアツシさんなんかと一緒に出演します。
—–ニシダッシュくんは各地でトークイベントなども行っていると思うのですが、そういった予定は? ニシダッシュファンが予定を知りたい場合はどこをチェックをすれば良いのでしょうか?
N : 一応、海旅CAMPのブログがあってそこに全部載せています!(http://ameblo.jp/umitabicamp/)
—–では、そちらをチェックという事で! 結構いるんでしょファン?(笑)
Y : (笑)
N : そうですね、20~30万人くらいは(笑)
—–世界規模だもんね!
N : あっ、世界だともっとですね(笑)
一同 : (笑)
—–あと、何か言っておきたい事はありますか?
Y : 『踊れ!!!』ってことですね。
N : あと、Rainbow CHILD 2020のチケット200枚買ってくださ~い(笑)
Y : あっ、あと、ending noteの2ndミニアルバム『Report of birth』買ってください(笑)
—–OKです! 今日はありがとうございました。
ending note Official Website
http://endingnote-music.com/
Rainbow CHILD 2020 Website
http://www.rainbowchild2020.com/
ending note 『¡salud!』
海旅Camp昨年の模様 / 海旅Camp2013 〜母笑み疎開保養大作戦〜
Rainbow CHILD 2020
2014年8月16日(土)
START 10:00 Close 24:00
TICKET (前売3000円 当日4000円)
△前夜祭〈投げ銭〉8月15日(金)
START 18:00 Close 22:00
会場 : 山なんや 岐阜県加茂郡八百津町八百津7106-2 TEL 0574-43-2797
-出演-
ending note
saratoga
岡崎真
koutarou-sunshine BAND
KGM
工藤真工
かむあそうトライブス
ラビラビ
宙 sola
HANOI BON’Dz
マーレーズ
横川圭希
DELI
ellmer
レ・ロマネスク
EIJI
Kong-Tong
SEYRA
みつとフラワーアミーゴス
ミーワムーラ
huenica
and more…
RAINBOW CHILD 2020は、
地球との調和、優しい革命、自由と音楽、武器を楽器に、世界平和、
こどもたちとの島創り、未来に虹をかけるという想いが込められています。
福島第一原発事故後、山なんやという自然に囲まれた最高のロケーションのなかで毎年行われている保養の取り組み
「海旅Camp」
の最終日に、音楽やアートを通し、ミュージシャンやアーティスト、オーディエンスの皆様と共に、
自然に囲まれながら、踊りを楽しみ、芸術を楽しみ、地球とつながり、 こどももおとなも一緒に未来を創造していけるようなフェスティバルです。
命を踊らせて地球に虹をかけるフェスティバル
〜 祭りなくして明日の希望は見出せず 〜
ライブステージだけでなく、ご家族で楽しめるワークショップや、
八百津町特産品の出店をはじめ、さまざまな出店もございます♪
ジャンルレスに様々なメッセージと出会い、楽しい一日を過ごしましょう♪
※当イベントの収益は疎開保養企画「海旅Camp」への支援になります。
http://www.rainbowchild2020.com/