世界最高峰のDJユニット2manydjsが待望の渋谷SOUND MUSEUM VISIONに再登場。
11/17(土)にSOUND MUSEUM VISIONにてソウルワックスの中心メンバー、 ディワーラ兄弟のDJユニット2manydjsが登場。 世界中のフェスで活躍する彼らのプレイは必見。
2016年のVISION初公演時の熱狂を覚えているであろうか。
前回1300名以上を動員したあの2manydjsが2年振りにVISIONに戻ってくる。
ベルギー出身のダンスロック・バンド、Soulwax(ソウルワックス)のメンバーとして90年代から活動するデイヴィッド&ステファンのディワーラ兄弟によるDJユニットである2manydjs。
「世界で最も成功しているダンス・アクト」と評される彼らは、マッシュアップと呼ばれる、2つ以上の曲から片方はボーカルトラック、もう片方は伴奏トラックを取り出してそれらをミックスし一つにした音楽のミックス手法を生み出し、世の中に広めた 彼らのDJプレイは世界のクラブファン、ロックファンを魅了し続けている。
エレクトロ世代にはたまらない一夜となる貴重な彼らの来日公演は見逃せない!
『INDEPENDENT feat. 2manydjs』
【日程】
2018.11.17 (土)
OPEN 22:00
【出演】
[GAIA]
GUEST:
2manydjs
DJ:
DJ DARUMA & JOMMY
KAZUMA TAKAHASHI
Ren Yokoi
Sakiko Osawa
[DEEP SPACE]
DJ: Kunichi Nomura / Fraser Cooke / MX / EZ / Fran-key / Licaxxx / SAYO YOSHIDA
[D-LOUNGE]
BRYAN / SANTA / 513 / Kaorunn / Kanzawa Chika / C.O / Mai / KEN1 / 海 / Tatsuki / FUMIX
【料金】
DOOR ¥3,500
ADV ¥3,000
e+
https://eplus.jp/sys/T1U14P0010843P006001P002277494P0030001
iFLYER
https://iflyer.tv/ja/event/308207/
clubberia
https://clubberia.com/ja/events/282069-INDEPENDENT/
【会場】
SOUND MUSEUM VISION
東京都渋谷区道玄坂2-10-7 新大宗ビルB1F
http://www.vision-tokyo.com/
2manydjs
母親が息子を DJスクールに通わせ、無許可のマッシュアップを競う大会が開催されるこの時代においてはミックスアルバムのジャンルで新しい境地を切り開いたこの2人が登場してくるのは当然のことだったかもしれない。 音楽の歴史にマッシュアップという新しいジャンルを創りあげ、その頂点に君臨するベルギーのグルーヴ・グルー、ソウルワックス(SOULWAX)でも知られる 2manydjsの2人はStephen DewaeleとDavid Dewaeleの兄弟である。
ベルギー大工協会の議長を務める兄貴(ステファン)、とテコンドー黒帯の弟(デイビッド)はそれまでの音楽の歴史そのものを、キャッチーさと、痛快さと、そして何よりもグルーヴで追求し、まとめあげる事に長けていた。 プログレや、ファンキーなR&B、トレンディなヒップホップも強烈なジャーマンテクノもブーツィーでありさえすれば、兄弟のレコードコレクションの一部となった。 1999年頃、二人はベルギーの国営放送局で『Hang The DJ 』なる、ラジオ番組を始めた。 そのころからマッシュアップがトレンドとして注目され、番組で二人は思う存分にその才能を発揮した。 ベックはプロディジーとビースティボーイズとでブレンドされ、ハービーハンコックとINXSはAC/DCにぶち込まれていった。 ベルギーとオランダを席巻したあと、当然のように世界中で最もシニカルでラウドなシーン、ロンドンに乗り込む。 人口の67%(17%の65歳以上の女性を含む)がターンテーブルを所有するという噂のその街でもすぐに、BBCやXfmらラジオ番組でのプレイや、Erol AlkanのTrashやArthur BakerのSunday Sessionでのプレイを通じて、兄弟はその存在を特別なものにしていった。そのインパクトたるや、壮絶なものであった。 すぐさまジャービス・コッカー(PULP)を熱狂的なファンにし、FELIX THE HOUSECATからその新しいガールズバンドのプロジェクト(Glamarama)でのコラボのオファーを受けるほどであった。
それから長く2manydjsは活躍を続ける事になる。 しかしながら、彼らの制作物の著作権問題を扱う事は戦場に赴く事にひとしく、その法務を担当した弁護士は次々と命を落としていったという半分冗談のような伝説も。 伝説といえば、パンクバンドThe Clashのミック・ジョーンズが自分の曲がベースメントジャックスの「Romeo」とマッシュされていた事に甚だ衝撃を受けて大絶賛していたにもかかわらず、やはりアルバムに収録はできなかった、というエピソードもある。 マッシュアップミックスを作れば、45曲ものバラエティに富んだ音楽を60分の作品に仕上げる。 そしてその作品はポップミュージックの歴史そのものをおもしろおかしく我々に伝えてくれる。 それはピンクレディーだって、イエローマジックオーケストラでも彼らの例外ではない。 そして、ふと我々は気がつく。 ジャンルなんて音楽にはまるで無意味なものなのだという事を。 11年の沈黙を破りSOULWAXとして今年リリースした新作はなんとアカデミー賞ノミネート監督による映画『Belgica』のサウンドトラックで要チェックである。