2017年9月20日、DINARY DELTA FORCE(ダイナリ・デルタ・フォース)の4年振りとなる3rdアルバム『EVERYONE D NOW』が発売された。
これまでの作品とは異なり、9曲全てのビートをCANADA国籍NY.BROOKLYN発のMARCO POLOが手掛けた本作は、発売前から話題となり、CDより1週間前に先行発売となった2LPレコードは即完売、本作の注目の高さを知らしめ、CDも好調なセールスを記録している。
そんな中、本作のビートを全て手掛けたTRUE SCHOOLの伝道者MARCO POLO、そんな彼が師と仰ぎ同郷CANADA出身であるMC/DJであるSHYLOW of FIRST DIVISION、そして、DINARY DELTA FORCEによるツアー日程が公開される。
今回のツアーは国内のアーティストでは異例とも言える台湾・韓国という日本国外を含む6都市で行われる。
日本を越え、世界に向かって今後のDLiP RECORDS面々の更なる飛躍を期待せずにいられない。
また、11月11日の韓国でのLIVEで3者のツアーは一区切りとなるのだが、11月25日の沖縄でのLIVEではMARCO POLO&SHYLOWに代わりDLiP RECORDSからBLAHRMYが合流。
ツアーの締めにふさわしいDLiP RECORDS総出でのLIVEも当然見逃すことができない。
Abema TVでの生LIVEやManhattan RecordsでのインストアLIVEを経て、いよいよDINARY DELTA FORCEの真骨頂とも言えるクラブでのLIVEは、徹底した現場主義を掲げてきただけあって圧巻。ヘッズはもちろん全ての音楽ラヴァー必見である。
~DINARY DELTA FORCE × MARCO POLO 「EVERYONE D NOW」 ASIA TOUR~
– JAPAN –
2017.10.27 fri OSAKA JOULE
2017.10.28 sat NAGOYA CLUB LOVERS
2017.11.2 thu FUKUOKA KIETH FLACK
2017.11.4 TOKYO clubasia
– TAIWAN –
2017.11.10 fri TAIPEI PIPE LIVE MUSIC
– SOUTH KOREA –
2017.11.11 sat SEOUL MODECi
– AFTER D.L.I.P. –
2017.11.25 sat OKINAWA LOVE BALL
リリース情報
セカンドアルバム「THE 9」以来4年振りのニューアルバム、
全曲MARCO POLO(NY/BROOKLYN)ビーツで遂に完成。
New York Brooklyn、True Schoolの伝道者が黄金の国ジパングにて、
Hip Hop Mapに”Kanagawa Fujisawa City a.k.a. Moss Village”を記した
Dを発見した。そう、これは2017年に生まれた新たな見聞録である…
2013年発表の2nd Album「THE 9」以降、RHYME&B 2nd Album「FLOWMOTION」、DUSTY HUSKY 1st Album「DhUuSsTkYy」、祀SP 1st Album「PERFECT WORLD」など、個々での活動において目まぐるしい動きを見せていた中、2015年の横浜・大阪にてStageを分け合ったDINARY DELTA FORCE、MARCO POLOの両者は、このアルバムを完成させる事を約束し、それぞれのBed Townに戻っていった。
時は経ち、2016年12月19日、DINARY DELTA FORCE結成15周年という記念すべき日に突如としてリリースした12inch「F.L.A.Me / LISTEN – Produced by MARCO POLO」は発売後わずか2時間で完売。Wantが数あるDLiP Vinylの中でも今最も手に入らない作品となった。
これまで、彼らはいったいどれほどのMARCO POLO Beatsを聴いたのだろう…最終的に残ったこの9曲(究極)は、これまでのダイナリ作品としてはありえない、全曲において全員がVerseを吹き込むという後にも先にも二度とない作品に仕上がった。コレを聴けばすぐ理解できるはずだ、DLiP RECORDSの音楽が何故、日本のHip Hopに必要なのかが。もはやジャンルの1つとして扱われてしまっている昨今のラップミュージックとは全く違うBoomBapはブッチギリだ。
Japanese Hip Hop Classicとして賞賛される1st Album「SOUNDTRACK TO THE BEDTOWN」、スタンスはそのままでありながら、セールスとしても成功させた2nd Album「THE 9」、そして、実に4年振りとなる本作は、全曲MARCO POLOプロデュースのもと、世界基準のAlbumを完成させた。
DINARY DELTA FORCE
『EVERYONE D NOW』
2017.09.20 Release
CD収録曲
01. EVERYONE D.
02. LISTEN
03. SOME TUESDAY
04. ガ・イ・シ・ヤ・ス
05. BRAVO
06. MA SHOE
07. F.L.A.Me
08. 1219
09. WHEN IT’S OVER
【通常盤】
CAT NO. : DLIP-0042
FORMAT : CD
税抜価格 : 2,315円
バーコード : 4526180426844
LABEL : DLiP RECORDS
【完全生産限定盤】
CAT NO. : DLIP-0042LTD
FORMAT : 2CD
税抜価格 : 3,241円
バーコード : 4526180426851
LABEL : DLiP RECORDS
※限定盤のDISC 2にはインストを収録
DINARY DELTA FORCE(ダイナリ・デルタ・フォース)
神奈川県藤沢市=MOSS VILLAGE JPN。RHYME&B、祀SP、calimshot、DUSTY HUSKYの4人で構成される。
これまで全ての作品を自身達で運営しているDLiP RECORDSからレコードでリリースしており、2010年に1stアルバム『SOUNDTRACK TO THE BEDTOWN』を2LPとCDで発売。”SOUND & RECORDING MAGAZINE”の「クリエイターに聴かせたい2000年以降のHIPHOP必聴盤3枚」にBLACK EYED PEAS、EMINEMと並び選出されるなど、その年の数多くのタイトルを獲得した。
2011年、『BEWARE of D』E.P.をレコードのみで発売。そして2013年、満を持して2ndアルバム『THE 9』を3LPとCDで発売。CDのセールスにおいては発売当時オリコンのインディーズ・ランキングで5位を記録した。
自身達が開催しているパーティー「BLAQLIST」でも分かる通り、徹底した現場主義であり、これまでに31都道府県でのLIVE、そして、海を越えて台湾、バンコク、さらには世界中で展開されているネットメディアVICE(ポルトガル)で特集されるなど、確実にDの音楽は日本内外へ広まりを見せている。
2ndアルバム以降はメンバーがソロでアルバムをリリースするなど、それぞれで勢力的な活動を行なっていたが、結成15年目を迎えた2016年12月19日、MARCO POLO(NY、BROOKLYN)がビートを手掛けた12inchシングルをリリースし発売2時間で完売。
いよいよ世界も標準に捉えた2017年、実に4年振りとなるアルバムを全曲MARCO POLOビーツで完成させた。
MARCO POLO(マルコ・ポーロ)
マルコ・ポーロの名前に騙されてはいけない。彼は時空を超えた開拓者、リスナーを新たな次元に誘う、90年代から今日を駆け抜けるタイムレスなサウンドは脈々とHip Hopの秘密結社によって受け継がれ彼によって再現される。「俺のスタイルは間違いなくブーンバップ、それもアップデートされたもの」と豪語するこの男の本名はマルコ・ブルーノ。
99年に学生ローンでMPCのドラムマシンを購入して以来、MPCとタバコのNew Portは彼の相棒であり続けた。
2001年にNYに移った彼はThe Cutting Roomでエンジニアをやる傍ら、そのスキルを認められ多くのアーティストと繋がることになる。Masta Ace、Boot Camp Click等のHip Hop重鎮と絡んでいった彼は2007年満を持してついに1stアルバム『Port Authority』を世に放った。Large Professor、Kool G Rap、Buckshot等をフィーチャーしたこのアルバムは高い評価を受け、その後のHip Hop、New Schoolの新しい礎となった。その後も躍進は止まらず『Kick-Ass 2』のサントラへの楽曲提供、コメディアン:Russell PeterのDVDへの楽曲提供、YES networkでのBrooklyn Netsのオフィシャルテーマソングにも選ばれるなどその勢いは留まる事を知らない。
その後は数々のコンセプトアルバムをリリースし、2013年に2ndアルバム『PA2』を世に放つ。ORGANIZED KONFUSION、GANGRENE(ALCHEMIST & OH NO)等が参加し、その中でもGANGSTARRのGURU没後のTALIB KWELI & DJ PREMIERをフィーチャーした”G.U.R.U.”は世界中でムーブメントが起こる大ヒットとなった。2016年には、AFROとのタッグアルバムをリリース。
2017年には日本のアーティストとは初となるDINARY DELTA FORCEとのアルバムを完成させた。
True Schoolの伝道者として道標を示してきたマルコは敬意と純粋なアートへの貢献とともにラップにも寄与して来た珍しい逸材である。