CD HATAとInner Scienceがアンビエントドローンの拡大解釈作品をカセットテープでリリース
今年8月にアメリカオレゴン州で開催された「Oregon Eclipse 2017」にも出演し「バーニングマン」のライブも好評だった「Dachambo」のシンセサイザー担当 CD HATAと、 ADC賞2017のグランプリを獲得した「INDUSTRIAL JP」にも作品を提供した Inner Scienceの共同作品がカセットテープレーベルMASTERED HISSNOISEから10/14にリリースされる。
Metempsychosis(輪廻転生)というタイトルが示すように、この作品はカセットデッキをオートリバースにしておくことにより、A面からB面、そしてまたA面からB面と無限にループさせて聴くことを前提に作られた作品となっている。
リズム要素の少ないアンビエントドローンを基盤に、A面のCD HATAの楽曲からはじまり、それをInner Scienceがリミックスしたトラックへと続いていく。その流れのままB面 Inner Scienceの曲となっていき、そのCD HATAリミックスへと流れ、またA面に戻っていくという、それぞれ個性のある音が時間軸を忘れるかのように自然に変化しながらループするサウンドスケープ作品である。
無限ループとはいえ、カセットテープの特性上、少しづつ音が変化(テープの伸びなど)していくので、同じであっても同じではない、繰り返される音世界を楽しんで欲しい。
ダウンロードコードも付属されており、この作品の音源はもちろん、2人のセッションが垣間見れるパラデータ(各トラックが別々になっている音)も収録されている。
このパラデータを交換しあい、お互い曲のリミックスを制作したのである。
この作品は10/14に開催されるCASSETTE STORE DAY(カセットストアデイ)にエントリーされている。
カセットテープレーベルMASTERED HISSNOISEからは、他にもDJ Kenseiもメンバーとして参加しているSLEN、ベルリンのBerghainでもプレイしているKEITA SANO、昨年もカセットテープをリリースしているKo Umeharaらの作品もエントリーしている。
カセットストアデイというのは、世界的なアナログブームの中、2013年に英国でスタートし、アメリカやドイツ、フランスなどでも開催され、2016年から日本においても公式開催されているものである。
近年カセットテープへの注目が集まっているが、当初はマニア向けなアイテムで一過性のブームとして見られていた。
しかし、カセットの持つ音の独特な特性に気づく人、アイテムとしての可愛さに反応する層も増え、その人気は年を追うごとに加速している。
またヨーロッパのテクノシーンやノイズシーンを始め、HIP HOP系アーティスト、Theo ParrishやAphex Twinなど先鋭的なベテランアーティストまでもがカセットリリースをしており(どちらも2017年に制作)、カセットテープで作品を作る行為そのものがアーティストとしての姿勢としてトレンドになりつつある状況なのである。
カセットテープを知らない世代にもこの文化を楽しんでみて欲しい。
10/20(金)には、多様性をキーワードにAbletonLiveユーザー同士が情報交換をする場として集まることから始まり、今や各方面から高い評価を受けているAbleton Meetup Tokyoの2周年アニバーサリーが恵比寿リキッドルーム2F Time Out Cafe&Dinerで開催される。
この日は、CD HATAが司会を務め、またCD HATA, Inner Science, ワタナベヒロシの3人で「音楽を作るときはどういう流れで作っているのか」というようなトークセッションも行われる。
そして、カセットテープレーベルMASTERED HISSNOISEが、今年のカセットストアデイにエントリーした作品や過去リリースしている商品なども販売する物販コーナーも展開されるので是非足を運び、手にとってみて欲しい。
CD HATA / Inner Science
『Metempsychosis』
2017.10.14 Release
Side.A
1.CD HATA original version 2.Inner Science remix
Side.B
1.Inner Science original version 2.CD HATA remix
FORMAT : CASSETTE TAPE
Cat# : MH18
Label : MASTERED HISSNOISE
Price :1500yen (税抜 / 販売価格)
MASTERED HISSNOISE リリースページ
http://msnoise.info/hatainner.html
CD HATA
https://cdhata.wixsite.com/cdhata
Inner Science
http://www.masuminishimura.com/
Cassette Store Day JAPAN
http://cassettestoreday.jp/index.html
『Ableton Meetup Tokyo Vol.15』2017年10月20日(金)at 恵比寿 TimeOut Cafe & Diner
2周年を迎えたAbleton Meetup TokyoがHIROSHI WATANABE、Inner Scienceらをゲストに招いてアニバーサリーイベントを開催。
Ableton Meetup Tokyoもお陰様で2周年!アニバーサリーの今回は、豪華かつ腕利きのゲストを招いたトークセッション/プレゼンテーションで祝います。
トークセッションでは、デトロイトの歴史的なレーベルTransmatから日本人初のリリースを果たしたHiroshi Watanabeと、色彩豊かで独特な世界観のエレクトロニックミュージックを産み出すInner Scienceが登場し、どんな流れで音楽制作をしているのか情報交換をします。
そしてお馴染みのAbleton認定トレーナー=Josh BessはNovationから最近発売されたアナログシンセを用いて、デジタル音源の楽曲にアナログシンセで質感を加える方法を披露します。
プレゼンテーションでは、インプロヴィゼーションを中心にバンドやソロで活動・数々の作品をリリースし、インド・ネパ―ル・チベットなどを旅しながらAbleton Liveのリファレンスブック「Master of Live 6」を執筆したTATEYAMAが、ミニマルミュージックの作り方を紹介します。
さらにアニバーサリー特別企画として、昨年も好評だったAbleton駆け込み寺が復活。Liveや音楽制作についてわからないことがあれば認定トレーナーが質問に答えます(お賽銭方式)。
学生は引き続き入場無料です。入り口で学生証を提示してください!
『Ableton Meetup Tokyo Vol.15』
【日程】
2017年10月20日(金)
午後6時開場
【会場】
TimeOut Cafe & Diner
http://www.timeoutcafe.jp
【料金】
料金:2000円/学生は無料(入り口で学生証を提示)
【出演者】
Talk Session: 「どうやって曲を作ってる?」
Hiroshi Watanabe, Inner Science Moderator: CD HATA
Presenters:
Josh Bess (Ableton認定トレーナー)
「デジタルでできた音楽にアナログシンセで質感を加えよう」
“Adding Character to Your Digital Music with Analog Synthesis”
TATEYAMA a.k.a DJ ULU
「ミニマリズム」
特別企画「認定トレーナーに聞け!Ableton駆け込み寺」
住職:森谷 諭
MC : CD HATA & 蜻蛉
DJ : akg+, Matsusaka Daisuke
【FBイベントページ】
https://www.facebook.com/events/118790458821188/
Ableton Meetup Tokyoについて
Ableton Meetup Tokyoは、共通の趣味・趣向を持った人たちが集まる=Meet upをキーワードにした、Ableton Liveユーザーのコミュニティーです。
ベルリン生まれの音楽制作ソフトウェアAbleton Liveは、今やエレクトロニックミュージックだけで無くメディアアートなど音楽以外の分野にも使用されるようになり、ユーザーも使用方法も多様化が進んできました。このグループはその「多様性」をキーワードに、こうしたAbletonユーザーを横断するコミュニティーの構築を目的としています。
私たちは「自分が得意とするLiveの使用方法」をプレゼンテーションするミートアップを隔月で開催しており、毎回アーティスト・エンジニア・DJ・VJなど幅広い分野のLiveユーザーが登壇しています。
https://www.facebook.com/AbletonMeetupTokyo/
https://www.ableton.com/ja/community/user-groups/ableton-meetup-tokyo/