写真家ハービー山口によるパンク黎明期70年代ロンドンの写真集が発売!
その出版記念エキシビションとサイン会を『BOOKMARC』にて開催!
ニューヨーク発ファッションブランド「マーク ジェイコブス」が手掛けるブックストアBOOKMARC(ブックマーク)
にて、写真家ハービー山口よる70年代ロンドンのパンク黎明期の写真集「You can click away of whatever you want: That’s PUNK」の発売を記念してBOOKMARC地下ギャラリーにて写真展を開催します。 初日の6月23日(金)19:00-20:30でシャンパンレセプションとサイン会を開催します。
『ハービー山口 写真展 “You can click away of whatever you want: That’s PUNK”』
■会期:2017年6月23日(金)- 7月2日(日)12:00-19:00
『シャンパンレセプション&サイン会』
■日時:2017年6月23日(金)19:00-20:30
■場所:BOOKMARC(ブックマーク)東京都渋谷区神宮前4-26-14
-対象商品-
ハービー山口:You can click away of whatever you want: That’s PUNK
出版社:SUPERLABO + &119
判型:並製本(手綴じ) / 48ページ / 220 x 230mm /2017年5月刊/限定1000部
ISBN 978-4-908512-05-6
販売価格:3,800円(税抜)
-Special Edition-
ゼラチンシルバープリント付き (ハービー山口氏、 手焼きのバライタプリント)
限定100部 4種 各25部
予価 ¥15,000 (税抜)
僕が写真を始めたのは中学2年生の時でした。
その頃カリエスという病気を幼年期から患っていた私の心には孤独と絶望しかなく、とにかく希望につながる写真を撮りたいと思っていました。
激しい運動をしなければ、何とか生きていけるのではと医師から言われたのは20歳になる数年前のこと。
23歳でロンドンに渡ったのは、全く新しい人生をこの街で始めたかったからです。
日本に帰ることなくおよそ10年を過ごしました。
極貧でしたので、ほとんどが友人の家に居候という立場でしたが、なぜかミュージシャンとの出会いが多くありました。
ある時数人でシェアしていた同じフロアーにジョージという青年がいました。 その彼が後のボーイ・ジョージです。
またある午後、地下鉄でクラッシュのボーカル、ジョー・ストラマーを見かけました。
恐る恐る、写真を撮って良いですか?と尋ねる僕に、彼は「撮りたいものは全て撮るんだ、それがパンクだろ!」と言って私のカメラの前に立ってくれました。
この時の言葉がこの本のタイトルになりました。
当時の僕を励ましてくれた言葉であり、未だ現代の人々に希望を与える言葉です。
後年、日本の音楽雑誌の仕事に恵まれ、さらに多くのミュージシャンにカメラを向けることが出来ました。
僕とのフォトセッションは彼らにとって、それ程重要なものではなかったかも知れません。 しかし、彼らは僕に誠実に向き合い、飾らぬ素顔を見せてくれました。
今、彼らの写真を見ていると、ミュージシャン達の寛容な心があってこそ撮れた写真だと痛感します。
■企画・制作:SUPERLABO
■注意事項
・対象商品の準備数には限りがございます。 完売の際にはご容赦ください。
・対象商品のお取り置きはお受けできません。 予めご了承ください。
・天災などの不測の事態により、 販売を中止する場合がございます。
ハービー・山口 (Herbie Yamaguchi)
1950年、東京都出身。 中学2年生で写真部に入る。 大学卒業後の1973年にロンドンに渡り10年間を過ごす。
一時期、劇団に所属し役者をする一方、折からのパンクロックやニューウエーブのムーブメントに遭遇し、デビュー前のボーイ・ジョージとルームシェアをするなど、ロンドンの最もエキサイティングだった時代を体験する。 そうした中で撮影された、生きたロンドンの写真が高く評価された。 帰国後も福山雅治など、国内アーティストとのコラボレーションをしながら、常に市井の人々にカメラを向け続けている。 多くの作品をモノクロームの、スナップ・ポートレイトというスタイルで残している。 その優しく清楚な作風を好むファンは多く、「人間の希望を撮りたい」「人が人を好きになる様な写真を撮りたい」というテーマは、中学時代から現在に至るまでぶれることなく現在も進行中である。 写真発表の傍ら、エッセイ執筆、ラジオ、テレビのパーソナリティー、さらには布袋寅泰のプロジェクト「ギタリズム」では作詞家として参加している。
審査員:CAPA デジタルカメラマガジン APAアワード
選考委員:上野彦馬賞
受賞歴:2011年度日本写真協会賞作家賞
大阪芸術大学客員教授
九州産業大学客員教授
彼らに対して、感謝の気持ちで一杯です。