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THE CHERRY COKE$ (KATSUO、LF) インタビュー

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THE CHERRY COKE$ (KATSUO、LF) インタビュー

Profile of |THE CHERRY COKE$|


結成18年という長い年月の中、数々のメンバーチェンジを繰り返しながらも着実に夢を掴みに行く姿勢を見せ続けるTHE CHERRY COKE$が遂にカリブ海への航海へ出た!「FLOGGING MOLLY」主催の「Salty Dog Cruise 2017」のクルーズに日本発、アジア人初参戦した話しをKATSUO[Vocal]とLF[BASS]にお聞きしました!

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※既に両方フォローしている方は、リツイートするだけでOKです。
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THE CHERRY COKE$ (KATSUO、LF) Interview

—– 今回は、「FLOGGING MOLLY」主催の「Salty Dog Cruise 2017」のクルーズに参加した話をお聞きしたいのですが、そもそも「FLOGGING MOLLY」との出会いは?

KATSUO(以下K) : 俺らのファーストアルバムが「BULLION」っていうレーベルからリリースされたんだけど、FLOGGINGの日本盤も同じ「BULLION」だったのね。確かそのリリースした年だったと思うんだけど、FLOGGINGが来日するってなって、レーベルは同じだし音楽性も近いからって事でオープニングアクトをやらせて貰ってからの付き合いなんだよね。

—– 「The Casualities」も出てたツアーですね?

K : そうそう!東名阪一緒に周らせて貰って。そこですごく仲良くなって連絡先も交換して。なんてしているうちに、次の来日も一緒にやらせて貰って、最終的には2008年のアメリカのツアーにも誘って貰えて。凄くお世話になってるバンドです。

—– それで今回のクルージングツアーという完璧な流れなわけですが、具体的に今回の話が持ち上がったのはいつ頃?

K : 2014年に大きなメンバーチェンジがあって。それをFLOGGINGのベースのネイトに報告したのね。ちょうど今回のこのクルーズの第一回目が始まった年だったのもあって、『メンバーの脱退は残念だけど、いつかチェリコもクルーズに参加してよ!』って言ってくれてたのが現実になったというね。

—– 口約束だけじゃなかったわけだ(笑)。凄くいい人達!

K : 本当にいい人達でさ。2008年に一緒にアメリカでツアーした時も、俺らは特に日本で物凄く人気があったり売れてるわけじゃなかったし、ましてやアメリカなんかじゃ誰も知らない存在で。そんな俺らを、毎日2000〜3000人ソールドアウトするようなツアーにぶっこんでくれて、ファイナルなんて8000人規模。バンドも俺らとFLOGGINGと3バンドだったし。こんな少ない枠の中に呼んでくれて本当に感謝だよね。

—– でも、なぜここまでチェリコを気にしてくれるのだろう?

K : そのツアーでネイトが言ってたのが、『日本で一緒にライブをして、こうやってアメリカでツアーする事が、俺達が繋がった証だし、この経験をチェリコが日本に持って帰って自分達のキャリアにすればいいんだよ』って。本当に熱い仲間だし尊敬出来る。常に俺らを気にかけてくれてる。

—– FLOGGINGともなれば何千というバンドを知ってるだろうし、その中で今回のクルージングもそうだけど、チェリコを気にかけて誘ってくれるって真の仲間ですよね!

K : 多分今回も、バンドのメンバーチェンジなんかもあったし、少しトーンダウンしてるだろうからって活気づける為に誘ってくれたのもあると思う。しかも、LF君のオーディションの時も、『こんなクルージングの話もあってさー』みたいな感じで話してたから実現出来て良かった(笑)

—– ここでLF氏の登場です!釣られちゃったわけだ?(笑)

LF(以下L) : どうもどうも!そうなんですよ。バンドに誘われた時にクルージングの話もちょっと出てて。カツヲ君、ちゃんと約束守ったなと(笑)。

THE CHERRY COKE$ (KATSUO、LF) インタビューTHE CHERRY COKE$ (KATSUO、LF) インタビュー

—– しっかり示しがついたわけですね(笑)。それで、今回のクルーズですが。どんなクルージングなのか簡単にご説明を。

K : 2014年に始まって、今年で3年目。3000人規模の船で毎回ソールドアウトになってる3泊4日のクルージングツアー。

L : スタートがアメリカのマイアミで、そこからココケイっていう船会社が所有してる無人島に行って。

—– え?無人島?(笑)。

K : そうなのよ。基本出演バンドは船でライブをして、FLOGGINGはその無人島でもライブをするという。

—– 船が寄港してボートで無人島に行く感じ?

L : まさしく!全員行くというよりは、行きたい人が行く。半日位そこに滞在かな?で、夜はまた船内でいろんなバンドがライブして。

—– もう四六時中パーティー?

L : そう(笑)。酒を飲んで無い時間の方が少ない位。

K : ずっと飲みっぱなし。

L : で、その後がバハマのナッソーっていう所で、そこはもうTHE 南の島!って感じのところ。

K : 海賊博物館があったり昔は海賊がウロチョロしてたちょっと治安悪めだった土地みたい。

—– 要するに、マイアミ→移動中はライブ→ココケイの無人島でFLOGGINGがライブ→ナッソーでバカンス→移動中にライブ→マイアミ。。。みたいな流れでオッケー?(笑)

L : オッケー(笑)。とにかく常に遊べるようにプランがしっかりと立てられてる。

—– 寝れない感じだ(笑)。

K : 船内は酒や飯も充実してるから水を飲んでる暇もない(笑)。

—– 3000人が一斉に動いてるわけでしょ?想像出来ない規模感。どんな年齢層?

L : 年齢層は高めかな?30代〜の少しお金持ってる大人のパンク層。でも、8割タトゥーが入ってるみたいな。

K : すっごい若い10代みたいな人はいなかったかな。家族連れがちょっといたりとか。あ、あとさ、こういうパンク系のライブクルーズって知らないで参加しちゃった老夫婦がいて(笑)。

—– え!(笑)

K : でも、その夫婦も色んなライブ観て楽しくなっちゃったみたいで、バンドTとか買ったりして楽しんでたよ。これって国民性だよね。普通だったらガッカリしそう(笑)。

—– 確かに(笑)。

L : ほぼ10割の人達は音楽ありきで参加してるんだけど、その老夫婦はカリブ海クルーズ目当てだからそもそもの入り口が違う(笑)。でもブッとんで楽しんじゃうみたいな(笑)。

—– 可愛らしいですね(笑)。それでチェリコはライブは何回やったの?

K : 全バンドライブを2回するっていう取り決めがあって俺らも2回。最初が2日目で、FLOGGINGが無人島のココケイでライブをして、みんなが戻って来たタイミングのその日の1発目。

—– ステージはどんな?

K : 甲板ステージっていう甲板の上にプールがあるエリアで、1000人はフロアーに居れるような場所かな。でも、いろんな場所からも見れるからトータルでどれ位の人数かは分からない。

—– そもそも、何ステージあるの?

L : 全部で、小さいのも含めて5〜6会場かな?その甲板ステージが2番目に大きいところ。2回目のライブは3番目に大きい場所でやらせて貰った。

K : もう至るところでライブをやってた。

—– どんなバンドが出てたの?

L : 「NOFX」に「LESS THAN JAKE」とか「Bouncing Souls」。その中でも「The Skatalites」のライブがやばかった!

K : 「The Skatalites」は俺らのファーストアルバムで彼らの曲「GUNS OF NAVARON」をカバーしてるから、まさかこうして同じイベントで一緒になるとは思ってもみなかった。レジェンド中のレジェンド。

—– 半世紀以上の歴史があるバンドですよね。「NOFX」ともクルーズしちゃうっていうのも凄い。

K : 今回さ、クルーズの中にカジノの会場があって、そこで出演者がディーラーをするっていう催しがあったのね。俺らもやらないか聞かれたんだけど、英語分からないし断って。でもそのカジノ会場行ったらNOFXのFAT MIKEがディーラーやって、そこにLESS THAN JAKEのCHRISがベットしてるっていう物凄い空間になってた(笑)。

L : あ、FAT MIKEだ!みたいな(笑)。

—– やれば良かったのに!

K : そうなんだよ。なんかバンドのディーラーにはちゃんとサポートが付くみたいで、しかも取り分も貰えたみたいだからやれば良かったと思ってさ(笑)。

—– 次回はネタとして是非!(笑)

THE CHERRY COKE$ (KATSUO、LF) インタビュー

—– ネタと言えば、なんか色々とトラブルがあったって聞きましたが?

L : あったねートラブル。無いわけが無い(笑)。

K : いきなり行きから大変だったんだけど、マイアミまで行くのにシカゴで乗り継ぎだったのね。その乗り継ぎ時間が1時間半しかなくて結構タイトで。『荷物検査とかで引っかかったら困っちゃうねー』なんて話してたら案の定むっちゃん(MUTSUMI/アコーディオン)とスズちゃん(SUZUYO/A-sax,Tin-whistle,Harmonica)が止められて結構時間がかかっちゃったのね。他のメンバーとかは順番に次の飛行機に乗って、俺はとりあえず待とうと思って搭乗口で待ってたんだけど全然来ないわけ。

—– うわっ、焦りますねそれ。

K : やばいなーなんて思いながら、添乗員にも、『もう来ると思うんだけどねー』なんて話してて。で、パっと後ろ見たらもうゲートが閉まってるわけ。『え?嘘だ?』って思って。

—– その時点でLF君は?

L : 俺は、実は海外が今回初めてで結構ドキドキしながら荷物検査とかしてたんだけど、たまたまその検査員が日本語話せてすんなり通れて。むっちゃんは、アコーディオンに使うバッテリーが多分引っかかったんだよね。あのバッテリー完全にダイナマイトサイズだから(笑)。で、俺はすんなり飛行機に乗れたんだけど、飛行機が出発する感じになってるのにカツヲ君とかが来てないと。あれ?おかしーな?って(笑)

—– そのころカツヲは、後ろでゲートが閉まってたと(笑)。

K : そう(笑)。係員に、『TOO LATE!』って言われて、『あ、終わった』って(笑)。

L : で、その時飛行機内では飛行機が動き出して、『あれ?これ完全にマズイやつだよね?』って(笑)。

K : それでやっと2人が来たんだけど結局乗れなくて。どうやらすずちゃんは化粧品の液体がダメだったとかなんとかで、むっちゃんは案の定そのダイナマイトみたいなので引っかかったみたいで(笑)。結果2人はすぐ通れたんだけど前に並んでた人が色々ヤバい物持ってたとかで、時間がかかっちゃったみたい。

—– でも乗り換えトラブルは結構あるし、次の便があるし?

K : と思って結構余裕な感じでチケットカウンターに行ったら次の便が最終便だったみたいでしかも空席が無いと。『嘘だ!無いはダメだ。無いは無し!』って(笑)。

—– あら。それは結構ピンチ?

K : かなり(笑)。もう金を積むしかないと思って、『ビジネスでもファーストクラスでも何でもいいから乗せてくれ』と。でも、『どう考えても無い』と(笑)。

—– それ結構終了系じゃ。。

K : でもその航空会社の人がすごくいい人で他の航空会社とかも聞いてくれて。でも『どこも無い』って…。

—– そんな事あるんですね。。。

K : あるのよホント。で、翌朝の一番早い便が6時発か何かでマイアミ着が午前中の10時って言われて。俺の記憶では船には10時に乗ってないとダメだから、『それは無理。間に合わない』って言って。

—– もう、『ねーもんはねー』だよね(笑)。

K : そう。もう、『ねー』わけよ(笑)。でもその航空会社の人が物凄く良い人で、『飛行機はどう考えても無いわけだから、俺がその船会社に連絡して船の出発を遅らせるように言ってやるよ』って。『えーーー!超いい奴!でもそんな事出来ないだろ普通!』って(笑)。

—– 物凄い発想(笑)。でも3000人規模の船だし気まずい(笑)。

K : かなり気まずいし、そもそも出航を遅らせるなんて出来るわけないじゃない?でも結局その人が船会社に電話したら、実は出航の時間が夕方の4時だったみたいで朝一番の便でも間に合うと。

—– おお!結局なんとかなっちゃう。

K : なんとかなったはいいんだけど、その日はマイアミに到着してるはずだったからかなり薄着で来ちゃってて。シカゴはアメリカのかなり北だからクソ寒くて(笑)。空港の周りだし何も無くて、モーテルはなんかうっそうとしてるし、まだメンバーと合流出来てないから不安だし。。。『地獄だな』って(笑)。3人でバーガーキングで飯食って(笑)。

—– 本来であればマイアミの温かい気候の元ビールでも。。

K : そうなんだよ。で、3人でシュンとしてたら、MASAYAとLF君が、『今、マイアミの一番古いBARで飲んでまーす』みたいなツイートしてて、『くっそー!』みたいな(笑)。

L : その頃実は、マイアミの空港で俺のベースが来なくて。ずっと待っても結局来なくて最後はベルトコンベアーも止まっちゃって。『あれ?』って(笑)。

—– こっちはこっちでトラブル発生みたいな(笑)。

L : そうそう(笑)。で、結局なぜかベースが次の便で来るってなって。その待ち時間に空港で結構お酒を飲んだんだよね。それで、ベースも来ました。チェックインしました。で、ちょっとお酒も入ってるから当然、『ちょっと飲みに出る?』みたいな空気になるわけよ。

—– せっかくのマイアミだし。。。

L : マイアミだし。。でもMASAYA君とか凄くいい奴だから、『でも、カツヲさんとかまだシカゴだし、なんだか遊ぶの申し訳ないですよねー』なんて言ってたのに、結局マイアミモードに入って先頭切って飲みに行ってた(笑)。

—– 方やシカゴの極寒の中バーガーキングという時系列がかなりシュール(笑)。

K : 俺らはまだシカゴでしかもまだ100%マイアミに到着出来るか不安な状態だったし、ここでツイッターとかで冗談交じりで、『まだシカゴです〜』みたいな事やって万が一乗れなかったとかなったら洒落にならないからSNSは控えてた(笑)。

—– 船に乗る前からバッタバタ(笑)。

K : マネージャーの田口君は、乗船直前にパスポートとかパソコン入ったカバンを道に忘れてきちゃったりして。

—– なぜ忘れるかな。。。

L : マイアミモードに入り過ぎなんだよ(笑)。

—– でも、当然ライブはきっちりと出来たんですよね?あのメンツだとかなりAWAY感はありそうですが?

K : そうかと思ったらさ、みんなしっかりとYOUTUBEとかで予習してたみたいで、ライブやる前からみんな声かけてくれるのよ。『楽しみにしてるよー!』って。

—– それはすごい。

K : 向こうの人からしたら、日本人でアイリッシュパンクやってて、アメリカでライブをやるっていうのが凄く不思議な感覚だったみたい。

—– しかも、FLOGGINGのお墨付きなわけで。

L : 『お前ら、どんだけやれんの?』みたいなのもあったと思うし。

K : 今回でこのクルージングが3回目なんだけど、アジア圏のバンドが参加するのも初めてだったみたいだから、そういう期待感とかもあったと思う。

—– でも、アイリッシュ系のバンドが多いわけではないんじゃ?

K : いや、セイントパトリックデイのパーティーってこともあるから7割はアイリッシュサウンド系のバンドだったかな。

—– そんな中、ライブの反応は?

L : すっごい良かった!

K : ライブ中にどんどん人が増えてくるし、物凄い手ごたえはあったのね。甲板も上の通路とかも最終的にもう人でパンパンになってて。で、日本だとさ、普通アンコールってトリのバンドがするじゃない?でも俺らその日の1発目だったのにアンコールがかかって。でも、俺らの日本の感覚だったら普通やらないじゃない?だからステージを降りようとしたらFLOGGINGのメンバーが『アンコールやらないのか?』って。俺らも遠慮して『やらない』って言ったら『この歓声が聞こえないのか?』って。

L : 『なんでやんないんだ?頭おかしいんじゃないのか』位の感じで(笑)。歓声も『やれーやれー!』だし結局アンコールして。もうフロアもドッカンドッカンで。

—– やばい。。鳥肌立っちゃう。

L : とにかく凄かった。

K : ライブが終わって、一回部屋に戻って船の中歩いてるだけで、至る所で、『AWESOME! AWESOME!』で。

L : 大げさじゃなくて、通り過ぎる8割位の人が話しかけてくれたり、悲鳴をあげたりですごい事になってた。

K : 翌日の2回目のライブが「スポットライトステージ」ってところだったんだけど、このクルーズの中でも最後の屋内ライブだったのね。いわば、クルーズのトリ的な感じで深夜1時半位開始で。でも、とにかくすごい人が集まって。

L : 物販も1回目のライブの後に全部売り切れちゃって。至る所で、『Tシャツ無いのか?』って。

THE CHERRY COKE$ (KATSUO、LF) インタビューTHE CHERRY COKE$ (KATSUO、LF) インタビュー

—– いいライブをしたらそのままダイレクトに反応が返ってくるのが凄いアメリカっぽい。

K : それと、俺らが把握してるだけで日本から10人位お客さんが来てくれてて。ありがたい話だよ本当に。

L : 最前列でみんな盛り上がってくれて。「RISE AGAIN」とかの時も、普通だったら周りがアメリカ人だしちょっと萎縮しちゃいそうだけど、そんなの関係なくみんな大きな声で大合唱してくれてさ。すごく心強かったよ。

K : その日本人のお客さんも言ってたんだけど、船内歩いてるだけでたくさんの人に『チェリコ見に来たのか!チェリコ最高だよな!』って言われたみたいで。嬉しい話だよね。

L : 海外でライブをするっていうのは、自分の音楽人生において夢の一つでもあったから、最初の音をステージで出した瞬間もうすべてがふっ飛んだよね。なんなら、アンコール前に一回ステージを降りた時にひと泣きしてるから(笑)。

—– ひと涙出てからのアンコールだったわけだ(笑)。

L : そう(笑)。思い描いてた事が絵になる瞬間っていうかね。

K : 日本だから海外だからとかは基本ないと思うんだけど、やっぱりガキの頃からずっと夢見て想い描いてきた事とかがあるから、それが叶ったっていうのは、グッときちゃうよね。

—– 個人的にずっとチェリコを見てきて、良い時期も悪い時期も知っているつもりではいますが、ここ最近のチェリコはとにかく活動が楽しそうな印象ですよ。このクルーズ云々ではなくて、凄くバンドが前向いてる感じ。

K : うん。芯から湧き上がるようなバンド力っていうのは前に比べたら各段に上がってると思う。去年はアイリッシュパブを貸し切ったツアーをやったり、バーベキューしながらライブしたり、ライブハウスで活動するのはもちろんなんだけど、俺らの魅力ってそこだけじゃないっていうか、アコースティックでやってもしっとりしないで楽しくライブが出来る部分だと思うんだよね。

L : 『楽器があればどこでも楽しめるんだよ』っていうのを去年は凄く感じれたと思う。

K : 色々迷った時もあるけど結局やりたいからやってるわけで、バンドを、チェリコをやりたい気持ちっていうのが再認識出来たと思う。

—– それが完全にライブに出てますよね。

K : アメリカから帰ってきた1発目のライブが老舗イベント「The WILD ROVER」だったんだけど、そのライブ映像をチェックしたら全然昔のチェリコと絵ずらが違くて。遥かにエネルギーが溢れてる。『求めてたのはこれだよね!』って。

L : バンドを続けてれば解散とか活動休止とかあると思うんだけど、そこを乗り越えたバンドって生き様が見え始めるっていうか。どんどん活動を重ねていけばいく程、どんどんエネルギッシュになっていくんだと思う。何を持って成功っていうのかはそれぞれのバンドで違うとは思うけど、本当に音楽をやってる意味とか、そもそも何で俺がベースを弾き始めたのかが、チェリコのステージに立って分かり始めてきたっていうかね。

K : 海外行ったから意識が変わるっていうのもおかしな話だとは思うんだけど、ああいうアメリカでのライブってある意味ボーナスステージみたいな物で、俺らは基本は日本で活動して日本で魅せていくバンドなわけだから、いくらアメリカで派手な活動が出来ても日本に戻ってショボいライブをしたら意味がないわけで。だからこの前のワイルドローバーのライブ前も、メンバー全員で意識を統一したし、物凄い気合で望んだから。ああいうライブが出来たっていうのはバンドが次のステージに行った感覚になったよね。

—– そして、現在「THE LIVE」と題した合計24本のツアー中ですが、待ってくれてるファンのみなさんに一言!

K : 今回のタイトルはズバリ「THE LIVE」
色々と迷った結果やっぱりこれに尽きるという気持ちです。
しかもこのタイトルというかツアーにはもう一つ大事な主旨があって、前回のアルバム「THE CHERRY COKE$」をリリースしてから2年間の間に出来た新曲をCDにはせずステージの上でリリースしていくっていう。そしてその披露した新曲のライブ音源を各会場翌日に配信していく試み。2割位の余白を残した状態の新曲がツアーを通してどう成長していくのかを楽しんでもらいたいのと、音楽の持ってるエネルギーや衝動、チェリコの音楽は「知ってるとか知らない」とかで左右されるもんじゃないと思っていて。だからやっぱり「THE LIVE」を体感してもらいたいなぁと思ってます。是非会場で一緒に最高のライブを創り上げましょう!

L : カリブ海〜アメリカ本土でのライブの高揚感と新曲達をひっさげて『THE LIVE』tourを回らせてもらいます!今までに無い濃い内容のツアーだと思いますので、是非遊びに来て下さいね!宜しくお願いします!


Interviewed by Kenichi Kono

LIVE INFORMATION

THE CHERRY COKE$ “THE LIVE” Tour 2017

05.02 金沢 vanvan V4
05.03 松本ALECX
05.11 八戸 ROXX
05.13 苫小牧 ELLCUBE
05.14 札幌 KLUB COUNTER ACTION
05.16 千葉LOOK
05.20 SHIBUYA THE GAME
05.24 神戸 太陽と虎
05.25 岡山 IMAGE
05.26 松阪 M`AXA
05.27 堺市海とのふれあい広場特設会場
06.03 柏 DOMe
06.04 群馬 SUNBIRST
06.07 福岡 Queblick
06.09 熊本 Django
06.10 大分club SPOT
06.11 山口 LIVE rise SHUNAN
06.16 名古屋 大須 RAD HALL
06.23 心斎橋 DROP
07.02 渋谷 WWW X

MORE INFORMATION

THE CHERRY COKE$ Official Website
http://www.thecherrycokes.jp/


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