東京初・屋外型国際フォトフェスティバル「T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO」 公園がまるで美術館になる展示イメージ図公開!
上野動物園や国立科学博物館、国立西洋美術館など、自然と文化が楽しめる上野公園に、突如、世界で活躍する国内外の写真家9名の作品が現れる「T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO」。2017年5月19日(金)~28日(日)に上野公園とその周辺エリアにて開催されます。
開催に先立ち公園がまるで美術館になる展示イメージ図が公開されました。
『T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO』
【開催期間】
2017年5月19日(金)~5月28日(日)10:00~18:00
※5月22日(月)は「上野桜木あたり」「市田邸」は休館
【開催地】
上野公園、東京藝術大学(トークイベント)、上野桜木あたり、市田邸
【入場料】
無料
【出展作家】
「Invisible Stratum-見えない地層-」
タイヨ・オノラト & ニコ・クレブス
エヴァ・ステンラム
サルバトーレ・ヴィターレ
マイヤ・タンミ
鈴木理策
米田知子
山本 渉
武田慎平
宇佐美雅浩
「-ORIGIN-」 東京国際写真コンペティション 受賞者展
ベネディクテ・ヴァンダレート
エリザ・タモー
アンドレア・フォリーニ
長谷良樹
ヴィッキー・リード
カイ・ケンマー
マグダレーナ・ソール
ナオミ・ハリス
【主催】一般社団法人TOKYO INSTITUTE OF PHOTOGRAPHY
【共催】United Photo Industries
【主管】株式会社シー・エム・エス
Webサイト:http://www.t3photo.tokyo/
Facebook:https://www.facebook.com/t3photo.tokyo/
Twitter:https://twitter.com/t3photofest
東京初!屋外型国際フォトフェスティバル
本フェスティバルが目指すのは、写真がもたらす特別な体験を、より広く多くの人に触れてもらうこと。美術館やギャラリーのような、普段人々がアートを見る場ではなく、上野公園という場所、その土地に作品があることでしか起こり得ない体験を生み出すことです。展示設営は今回のために建築家が、かつて上野公園にあった「竹」をモチーフに設計。屋外での新しい展示方法も見どころです。
企画展「Invisible Stratum ―見えない地層―」
私たちは普段、ものを見るために、眼の網膜を通して脳に伝達された視覚情報だけでなく、記憶、嗅覚、触覚、経験、それら全てを総合して「見る」ことを行なっています。誰一人として同じ人間がいないように、私たちには全く同じように「見る」ことはできないのかもしれません。企画展『見えない地層』では、キュレーターの小高美穂氏、フェデリカ・チオチェッティ氏(イタリア)が「見る」ということは一体どういうことなのかという問いを9名の作家の作品から多角的に検証し、屋外展示という鑑賞者と作品との対峙を通して、私たちの「見る」という行為そのものを拡張することを試みています。
展示を楽しむだけでなく、多角的な体験をもたらすイベント
世界レベルの優れた作家作品を屋外展示するほか、会期中は多彩なイベントを開催いたします。日本の芸術教育の最高峰にある東京藝術大学でのトークイベントや、写真・アートを学ぶ学生のポートフォリオ展、写真集出版社によるプレゼンテーション&販売会など。さらに「”見えない世界”で写真を体験『視覚障碍者と共に楽しむ写真教室』」では、晴眼者は教室内でアイマスクを着用し、仮想視覚障碍者を体験。視覚障碍者と晴眼者がペアとなり上野エリアを歩いて写真撮影を行うことで、お互いに“見えない”ことや“写真”への理解を深めます。
「T3」とは?
アメリカの社会学者リチャード・フロリダは、著書「クリエイティブ資本論」にて、都市の繁栄に必要な条件として3つのT、すなわち「才能(Talent)」、「技術(Technology)」、「寛容性(Tolerance)」をあげています。同著よりインスピレーションを受け、名付けられた「T3 PHOTO FESTIVAL」。上野公園とその周辺エリアを舞台に展示されるアーティストの作品を通じて、異なる意見や物の観方を提示し、その中で来場者がこれまでになかった視点に気付き、新たなコミュニケーションを生みだしていく、そんな場となることを意図した屋外文化イベントです。上述の3つ目の「T」である「寛容性」が、世界的に危機にある近年。
2020年にオリンピックが開催される東京において、私たちは、世界に向けて多様な価値観を許容できる都市の在り方を提示したいと考えます。