国立民族学博物館、開館40周年記念特別展「ビーズ―つなぐ・かざる・みせる」2017年3月9日(木)から開催。
飾り玉、数珠玉、トンボ玉などを総称するビーズ。ガラスや石や貝だけではなく動物の歯や虫の羽などから新たな美の世界がつくりだされます。本展では、私たち人類がつくり出した最高の傑作品の一つとしてビーズをとらえ、つくる楽しみ、飾る楽しみをとおして日本や世界の人びとにとってのビーズの魅力を紹介します。
開館40周年記念特別展「ビーズ―つなぐ・かざる・みせる」
【会場】
国立民族学博物館 特別展示館
【会期】
2017年3月9日(木)~6月6日(火)
【開館時間】
10:00~17:00(入館は16:30まで)
【休館日】
水曜日(ただし、5月3日(水・祝)は開館)
【無料観覧日】
3月12日(日)
【観覧料】
一般 420円(350円)、高校・大学生 250円(200円)、
小・中学生 110円(90円)
*()内は、20名以上の団体、大学等(短大・大学・大学院・
専修学校の専門課程)の授業での利用、リピーター、
満65歳以上の方の場合の料金。
【主催】
国立民族学博物館
【協力】
大阪府立近つ飛鳥博物館、大阪府立弥生文化博物館、岡山市立オリエント美術館、京都古布保存会、公益財団法人大阪府文化財センター、KOBEとんぼ玉ミュージアム、松野工業株式会社、ミキモト真珠島 真珠博物館、千里文化財団
・特別展 詳細ページ
http://www.minpaku.ac.jp/museum/exhibition/special/20170309beads/index
世界のビーズがみんぱくに大集合!
ビーズは、およそ10万年前に誕生して以来、単に飾るだけが目的ではなく、様々な役割を持って生まれては消え、世界中の文化のなかに広まってきました。その素材や見た目はさまざまであり、またビーズを使用した人形や仮面、衣装など、多種多様な作品もつくられてきました。
本展では、古今東西のビーズと、その関連作品を一堂に会して展示し、その多様性を紹介します。なかでも、特別展示館1階中央部に並ぶ約20着の世界各国のビーズ衣装は圧巻です。世界各地のかわいい、きれい、すごい衣装のなかから、お気に入りの一着を見つけてください。
ビーズから考える「人類とは?」
私たち人類は、どうしてビーズをつくり、身につけ、そして放棄するのでしょうか。ビーズは多様な素材からつくられますが、ものをつないだ円形の首飾りや、赤色の玉への好みは、人類に広く共通する特徴でもあります。
本展では、言葉や道具などと同様に、人類に共通する「つなぐ」という行為に着目し、「人類とは何か」について考えます。
本邦初公開!ビーズ製人像ができるまで
本展では、ビーズやビーズを使用した作品ができるまでの製作過程にも着目します。つくり手の独特の美意識が感じられるビーズ製人像は、ビーズ職人の手によってどのようにつくられるのでしょうか。映像や製作道具、製作途中の作品等から、ビーズ製作の裏側をご紹介します。
さまざまな体験型プログラムを開催!
展示の最後には、来館者の方にビーズに触れていただける体験コーナーを常設します。
ドングリなどの自然素材をビーズに加工したり、来場者でひとつの大きなビーズ作品をつくったりすることで、ビーズをつくる楽しみ、飾る楽しみを肌で感じていただき、ビーズの魅力により深くせまります。