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THA BLUE HERB 結成20周年ワンマンライブ 2017年10月29日(日)at 日比谷野外音楽堂

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THA BLUE HERB 結成20周年ワンマンライブ 2017年10月29日(日)at 日比谷野外音楽堂


THA BLUE HERB 結成20周年ワンマンライブ 2017年10月29日(日)日比谷野外音楽堂で開催決定。
また、このワンマンライブの開催日に印がついた2017年カレンダーデータのフリーダウンロードを開始。

あけましておめでとうございます。

北海道札幌、THA BLUE HERBのラッパーのBOSSと申します。

スタートしました2017年。今年は我々THA BLUE HERBにとって20年という節目の年になります。20年前、1997年、まだ想像するしかない北海道から外の世界にわくわくしながら、自分達の言葉と音を作品として投げかける事を決めた時、今もそこは近所ですが、コンビニの駐車場で腰掛けながら、相方のO.N.Oと「グループ名は何にする?」「THA BLUE HERBは?」「いいね、それでいこうぜ」といつものノリで話した夜から始まった我々の旅。津軽海峡を遥かに越え、47都道府県津々浦々に生身を運び、文字通り数え切れない夜を渡ってきました。まだインターネットが浸透していないこの国の、意図的に隠されていたアンダーグラウンドと呼ばれる場所に居場所を定め、「時代は変わる」という曲をリリースしたのが2000年。今日では、レコード会社や芸能事務所に所属せず、全て自分達で決めて行動するD.I.Y. に基づいた音楽発信のやり方自体は珍しいものではありません。しかし、大手レコード会社と契約する事がラッパーとしての成功だった当時の日本のヒップホップにおいて、東京から遥かに遠い北海道、地元を離れずに、どこにも所属せずに起こした我々の行動自体が、結果我々の登場を目立たせ、存在を際立たせたのと同時に、我々の孤独をも深めていきました。それでもやるのが格好良いとか夢や理想を重ねる以前に、我々にはそれしか道がなかっただけでした。しかし同時に、同じ考えを持っていた沢山の友人達に出会えました。地域やジャンルの壁には縛られない、新しい時代の胎動が聞こえるか否かが出会いのきっかけの全てでした。

意図せずして道が分かれていった人達もいました。今生の別れも多々ありました。そして同時に20年の旅の中、本当に沢山の人達が合流してきてくれました。当初、「東京のヒップホップ=日本のヒップホップ」とする風潮に異を唱える形で突如北からやってきた我々に対して、東京のプレイヤーやヘッズから嫌悪や疑念が浴びせられました。これは完全に自分達が先手で蒔いた種の結果であります。ただ、そうしないと、独立を保つ事はできなかった。止むを得ない事とは言え、それによって多くの人を傷つけ、我々も傷つきました。でも、そんな分断もこの20年で少しずつ埋められていきました。我々を知ってもらい、理解してもらい、我々もまた知り、理解していった結果、現在、年間で1番ライブをやるのは東京です。そして、その間も日本全国、再訪に再訪を重ねていった各地にも、信頼する大切な仲間が沢山できました。

この20年という年月は、皆の人生を等しく進めていきました。今では同じ夜にライブをする地元のラッパーが20歳だったり、仲間の子供がラッパーになっていたり、という事も珍しくはありません。ずっと見てきたステージからの景色も大きく変わりました。今、自分は45歳になりましたが、ライブの現場で自分よりも年上、もしくは同年代の人と新たに知り合う事も最近は滅多にありません。殆どが自分よりも若い世代です。次々現れる新しい世代と、自分の表現で繋がれるという未来は、20年前にはさすがに思いもしませんでした。随分遠くまで来たんだな、といつも思います。

30年、40年に既に到達している諸先輩方を思うと、お恥ずかしい限りですが、それでも、我々はこの20年間に出 会ってきた人達とここまで来れた事を共に喜び、祝いたいと思っています。そしてここまで来た事で見える景色を書き留めて曲にしたい。加えて、この年にしかできない事、創れない物を残しておこうと思っています。

まずはこの記念すべき20周年を始めるにあたってカレンダーを創りました。昨年末に行ったWWW Xでのワンマンライブでは印刷して来場者全員にプレゼントしましたが、そのデータを我々のウェブサイトでフリーダウンロードできるようにしました(http://www.tbhr.co.jp)。プリントするなり自由に使ってください。

そのカレンダーをよ~く見るとですね、10月29日(日)に印が付いているのです。そうです、この日は特別な日なのです。何の日かと申しますと!?

この日、10月29日に東京日比谷野外音楽堂でTHA BLUE HERBの20周年ライブを開催します!公演詳細の発表、チケットの発売開始はまだ先になりますが、まずは日程だけを空けておいてください!

以上です。長文、ここまで付き合ってくれてありがとうございました。

今年もよろしくお願いします。


THA BLUE HERB(ザ・ブルーハーブ)

ラッパー: ILL-BOSSTINO、トラックメイカー: O.N.O、ライヴDJ: DJ DYEの3人からなる一個小隊。1997年札幌で結成。以後も札幌を拠点に自ら運営するレーベルからリリースを重ねてきた。’98年に1st ALBUM「STILLING, STILL DREAMING」、2002年に2nd ALBUM「SELL OUR SOUL」、’07年に3rd ALBUM「LIFE STORY」、’12年に4th ALBUM「TOTAL」を発表。’04年には映画「HEAT」のサウンドトラックを手がけた他、シングル曲、メンバーそれぞれの客演及びソロ作品も多数。映像作品としては、ホーム北海道以外での最初のライヴ「演武」、結成以来8年間の道のりを凝縮した「THAT’S THE WAY HOPE GOES」、’08年秋に敢行されたツアーの模様を収録した「STRAIGHT DAYS」、そして活動第3期(’07年~’10年)におけるライヴの最終完成形を求める日々を収めた「PHASE 3.9」、’13年8月に東北の宮古、大船渡、石巻でのライヴツアーを追った「PRAYERS」を発表してきた。’15年10月にILL-BOSSTINOがtha BOSS名義でソロアルバム「IN THE NAME OF HIPHOP」を、’16年8月には前年末の東京リキッドルームでのライブを収めたDVD「ラッパーの一分」を発表した。

HIPHOPの精神性を堅持しながらも多種多様な音楽の要素を取り入れ、同時にあらゆるジャンルのアーティストと交流を持つ。巨大フェスから真夜中のクラブまで、47都道府県津々浦々に渡り繰り広げられているライヴでは、1MC1DJの極限に挑む音と言葉のぶつかり合いから発する情熱が、各地の音楽好きを解放している。

2017年は結成20周年。変えてきたもの、変わったもの、変わらないものを携え、今日もステージ最前線を疾走中!

2017年10月29日には日比谷野外音楽堂で20周年記念ライブを行う。

公式ホームページ
http://www.tbhr.co.jp/


THA BLUE HERB(ザ・ブルーハーブ)

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