Profile of |The Cavemans|
今年春に配信限定でリリースされた『universe』から、『cherry』と『universe』がアナログ盤として返ってくる!
長い音楽活動の中で初となるアナログ発売を控えたThe CavemansのID氏とAKIYUKI氏にお話を伺いました!話は脱線し昭和なハードウェアーの話題に。。。
The Cavemans Interview
—–では自己紹介からお願いします。
ID(以下 I): The cavemansのギターのIDです。
AKIYUKI(以下 A): ボーカルのAKIYUKIです!
—–IDさんは今回2回目の登場ですね。
I: なので今日はアキユキ中心に話をして貰いましょう(笑)。
—–そうしましょう(笑)。それで今回7インチを発売するという事ですが。まずはその経緯を教えて頂けますか?
A: 配信限定の音源を出して手元に無いから、何かで出したいなって思ってたらDJやってるみっちゃんって人がいて。
—–みっちゃんですか?(笑)
A: あ、BROWN BEATっていうDJの名前で、みっちゃんって人で(笑)。その人がウチで出さないかって。
—–DJ BROWN BEATさんがレーベルか何かをやってるって事ですか?
A: レコードを作ってる会社です。
—–IDさんもしゃべってくださいね?(笑)ちょっと不安なので(笑)。
I: だいたい合ってます(笑)。
A: ずっとやりたいねってみっちゃんが言ってくれてて!
I: まとめます(笑)。今年の4月27日アキユキの誕生日にEPを出しましたと。それがiTunes配信のみだったわけですね。でも結局ライブ会場とかでも音源を売る事が出来ないので、『CDにしますか?』という流れになったわけだけど、『CDってどうなんだろ?』ってバンド内でなって。
A: そうだ!誕生日だった!
I: (笑)。それでDJの仲間とかに、『The Cavemansのアナログ聴いてみたいですね!』とか、『欲しいです!』とか言われたりしてたから、『じゃー枚数限定でやる?』っていうのが元の話。その流れでDJのBROWN BEATがレコード作ってるっていうので協力してくれて話が進んだと。
A: そんな感じです(笑)。
—–その春の配信は4曲で今回のアナログ盤が?
A: 2曲で、『cherry』って曲と、『universe』って曲です。
I: この『universe』って曲がやっかいで。曲の尺が6分位あるのね。で、アナログ用に曲をカットしないといけなかったんだけど曲が良過ぎてカット出来なくて(笑)。結局33回転で収録したっていう。
—–アナログで発売って初ですか?
I: The Cavemansとしても初だし、今までアナログは発売した事ないですね。
A: 僕も初です。
—–7インチってバンドマンの憧れですよね。
I: かなり憧れ。ずっとやってみたかったしやっと自分達の音がアナログで聴けるっていうのは素直に嬉しい。
—–何か苦労した事とかは?
I: 時間がかかったのと、あとドーナツ盤にするか小さい穴のにするかで話し合ったな(笑)。
A: あったあった(笑)。IDさんだけドーナツ盤押しで(笑)。
—–ドーナツ盤いいじゃないですか!
I: でしょ?俺も絶対ドーナツ盤って思ってたんだけどなぜか孤立しちゃって(笑)。みんな穴が小さい方がいいって。
A: ロゴを入れるからそのスペース的にアソコの部分があった方がいいのかなって。ドーナツ盤だと面積が。。
I: まーそこは俺もみんなの意見を聞いた方がいいかなって思って今回はね(笑)
—–大人になりましたね(笑)。実際音を聴いた時はどうでしたか?
A: 嘘っぽく聞こえるかもしれないけど本当に全然違う。ずっと耳がデジタルに慣れてるから、最初聴いた時、『わ!全然違うじゃん』って思いました。それでデジタル聴いたらなんか耳がちょっと痛い感じがして。
I: 俺も聴き終った後に、『これは本当にいい!』って思って、更にこの音をカセットに録音したくなったのね。そしたらもっといいんじゃねーかなって。そこまでやりたくなった位良かった。スピーカーから音が出てるっていうよりは、壁から音が包み込むように出てくるような。
—–自分達の音源だと尚更違いが分かりそうですよね。そもそもアナログは好きで結構聴いたりは?
I: 俺はそこまでじゃないんだけど、でも当時はやっぱりレコードを聴いてたよ。ハードコアとかパンクでも7インチが一時凄い流行った時期もあったしね。
A: 俺は結構買ってましたよ。田舎にお爺ちゃんが経営してるようなレコード屋さんがあって、そこにヌンチャクとかのレコードが100円とかで売ってて。当時結構レアなレコードだったんだけどお爺ちゃん全然価値が分かってなくて物凄い安かったのを覚えてる。その頃ボブ・マーリーとかトム・ウェイツとかもレコードで聴いてましたね。
—–今回出すアナログが配信した春から結構時間が経過してますが、新しい音源とかは考えたりはしなかったんですか?
I: 本当は配信と同時進行もしくは数ヶ月遅れでアナログリリースいけるかなっていう流れではあったんだけど、プレスだったり、なんだかんだで時間が経ってしまいこの時期になってしまったというね。でもそれはそれでありかなと。
—–全然ありだと思います。その発売に合わせてリリースパーティー的なのがありますね?
A: 12月18日の渋谷Ruby Room。『東京デスプレイス』っていうイベントで、雨ふらしカルテットっていうバンドもリリースするのでダブルレコ発的な感じで。
I: 雨ふらしカルテットは凄いジャジーでモータウン的なお洒落サウンドですね。その雨ふらしカルテットと『東京デスプレイス』っていう企画を一緒に去年やって、今回が2回目です。
—–Ruby Roomにピッタリな感じですね。
I: Ruby Roomって昔の恵比寿MILKみたいな感じで好きなんだよねー。凄い良いバイブス出してる。
A: 実際今回スペシャルゲストで呼ぶキム・ウリョンさんもRuby Roomに遊びに行った時に知り合ったんですよ。色々な出会いがある箱です。
—–アナログリリースの後はいよいよアルバム?また別の形でリリースとか?
I: 最近カセットもなんかまた見かけるようになって来てるからカセットもいいかなとかお思いつつ。
—–カセットいいですね!
I: しかもキャラメル包装とかしないタイプの分厚い紙が入っててカセットがスーって入っていくやつ(笑)。
—–分かります分かります(笑)。
I: あれがいいんだよ!カセットならあれかな(笑)。今回の7インチのジャケットは俺がデザインしたんだけど、後々やっぱり7インチはジャケット無しの紙ケースの盤だけが渋くていいなーとか思っちゃったし。
—–ああいうアナログ系は作りこまないでチープな感じが良かったりしますよね。
A: 確かに!
I: だからどうせカセットやるなら青い透明のラメとかで、音質悪そうな感じの作りにしたいかな(笑)。
—–カセットプレーヤーもセットで売っちゃう。
A: そうそう!俺も思ってた!レコードプレーヤーとかライブハウスに来る人とか持ってなかったりするから一緒に売れたら最高。いよいよハードも売らないとなのかな(笑)。
—–カセットプレーヤーとカセットテープ音源を一緒に売る事で、ハードが普及するわけなので、そうしたら他のアーティストもテープをまた売り出すかもですし。元締めになりましょう(笑)。
A: それいいね(笑)。あ、あとはソノシートとかいい!薄いテロッテロの。A面はちゃんとした楽曲入れてB面は適当な鼻歌とか(笑)。
I: それ面白いですね(笑)。
A: 10回位聴いたらもう聴けなそうな(笑)。
—–色々アイデア出てきるので今後が楽しみな。
A: あ、あともう一つ(笑)。これ何十年も前から言ってるんだけど、昔レコードコーナーにまみれてた長いケースに入ったCD知らない?
—–知ってます知ってます。
A: あの長いのやりたいんだよねー。あれ感動だったんだよね。あの長さがカッコいい。
—–あれってレコードのサイズに合わせてるんですよね。当時まだCDがそんなに普及してない頃。
A: おー!そっか!そういう事だったんだ!全く知らなかった。今すっげー感動した(笑)。
I: 次のCD出す時はその輸入盤で(笑)。
—–他の人にやられる前に(笑)。
A: 誰もやんないと思うけど(笑)。
—–次回の音源の前にまずはこのアナログ盤ですね!
A: 枚数も限定なので是非早めにゲットして聴いて欲しいです!
LIVE INFORMATION
『東京デスプレイス』
【日程】
2016.12.18(SUN)
open 18:30 start 19:30
【会場】
Ruby Room (東京・渋谷)
東京都 渋谷区 道玄坂 2-25-17 カスミビル
http://rubyroomtokyo.com/
【LIVE】
雨ふらしカルテット
The Cavemans
and SPECIAL GUEST
【DJ】
shima(Alegle)
北島 友太
3000円 ドリンク込み
100人限定LIVE
【TICKET INFO】
thecavemans.info@gmail.com
MORE INFORMATION
The Cavemans オフィシャルサイト
http://www.thecavemans.net/