5人の個性的なアーティストが、ニフレルをそれぞれの視点でとらえたら…? 期間限定「生きものとアートの出会い展」開催! 【11月18日~1月23日】
コンセプトは“ニフレル 1歳の誕生日”。
5名のアーティストからプレゼントとして作品が届き、ニフレルの誕生日をお祝いします。多様なアーティストの感性と、生きものたちが暮らす多様なニフレルの空間が融合し、全く新しい展示空間へと生まれ変わります。
身近に楽しめるアート作品との出会いは、きっと、あなたの“感性にふれる”でしょう。
生きものとアートの出会い展
【開催期間】
2016年11月18日(金)~ 2017年1月23日(月)
【料金】
ニフレル入館料に含む
【参加アーティスト】
水彩画アーティスト・OHGUSHI
アーティスト・ピュ~ぴる
切り絵作家・早川鉄兵
イラストレーター・100%ORANGE 及川賢治
フォトグラファー・市橋織江
【場所】
生きているミュージアム NIFREL(ニフレル)館内の5つのゾーン
いろにふれる、わざにふれる、すがたにふれる、みずべにふれる、うごきにふれる
10:00~20:00 最終入館は19:00 ※季節により異なります。
年中無休 ※年に1回設備点検のため臨時休館日があります。
大人(16歳以上)・高校生1,900円、小・中学生1,000円、幼児(3歳以上)600円
大阪モノレール「万博記念公園駅」徒歩2分
NIFRELとは…
大阪にある世界最大級の水族館・海遊館の初プロデュースのミュージアム。水族館、動物園、美術館のジャンルを超えた“生きているミュージアム”です。
「感性にふれる」をコンセプトに、まるでアートを楽しむかのように、生きものや自然の魅力を直感的に楽しめる工夫をこらしています。
《ゾーン1》「いろにふれる」× 水彩画アーティスト・OHGUSHI
「いろにふれる」は、水のゆらめきを感じる美しく澄みきった水槽で色鮮やかな生きものを展示し、空間全体が色彩変化するインスタレーションとともに、生きものたちの色の多様性を表現したゾーンです。
ここでは、水彩画アーティストのOHGUSHI 氏により描かれたアケボノハゼ、カクレクマノミなど4 種類の鮮やかな生きものを、全長約23.4m にも及ぶ巨大なカーテンで展示します。
【OHGUSHI氏からのコメント】
NIFRELさん、一周年おめでとうございます!僕は小さな魚達の目が覚めるような発色、細部の美しさを水彩技法で表現しました。楽しかったです!
【水彩画アーティスト・OHGUSHI】
日本古来の書道具を用いた水墨画スタイルの美人画や、独自の水彩技法で、世界各国のグローバルブランド広告を数多く手掛ける。
これまでの主な仕事に、三越伊勢丹、McCafe(McDonald’s Japan)のキャンペーンビジュアルや、EMILLIO PUCCI、LANCOME でのライブペインティングなど。
三菱地所/ 丸ビル開催の大型アートインスタレーション” SAKURA in Marunouchi “ では総動員数4 万人を記録した。
海外のアート書籍、国際的な展覧会にも精力的に参加。
《ゾーン2》「わざにふれる」× アーティスト・ピュ~ぴる
水を噴く、砂に隠れる、まわりと同じ色に変化する。生きものたちのオリジナリティあふれる「わざ」を間近で見られる「わざにふれる」ゾーンでは、アーティストピュ~ぴる氏による手編みのニット製コスチューム5作品などを展示します。
生きものたちの特殊な生態である“わざ” と、手技という“わざ”で生み出された生きるために必要な被服が、本質的にはどちらも同じであることを空間全体で表現します。
【ピュ~ぴる氏からのコメント】
手編みニット作品をNIFREL 仕様で新たに展示します。生き物の編み出す技と私の編み出す想いが絡み合い、空間に生命の躍動する次元を創り出せたら幸いです。
【現代美術アーティスト・ピュ〜ぴる】
あらかじめ型紙を取ることなく、裁縫やニッティングを繰り返すことでキャラクターを表現。
自身がこれらのコスチュームを身につけ、パフォーマンスを行なう。
ニューヨークのカルチャー誌『ペーパー・マガジン』やイタリアン『VOGUE』にも掲載され、海外で注目を集める。
横浜トリエンナーレ2005をきっかけに本格的に現代美術家として活動開始。
2010年、松永大司監督による8年間ピュ~ぴるを撮影したドキュメンタリー映画、『ピュ~ぴる』(Pyuupiru 2001-2008)が海外の映画祭で発表される。
《ゾーン3》「すがたにふれる」× 切り絵作家・早川鉄兵
光のドットが無限に続く空間で、まるでショーケースのようなアーティスティックな水槽と美しい造形物が、生きものたちの不思議な形態と調和する「すがたにふれる」。
ここでは、切り絵作家の早川鉄兵氏の精緻なデザインとカットワークで生み出されたミノカサゴ、オウムガイなど合計6作品を、実物の生きものとともに水槽内で展示し、生きものたちのすがたの神秘性を表現します。
【早川氏からのコメント】
NIFREL1 周年おめでとうございます。今回の制作を通して、実際の生き物に「ふれる」ことの驚きや感動を再認識させてもらいました。
【切り絵作家・早川 鉄兵】
小さいころに、母親と一緒に切り紙遊びをしたことをきっかけに切り絵を始める。
滋賀県米原市の山間集落に拠点をおき、日々出逢う自然や動物をテーマに制作活動をしている。
精密な切り絵作品にとどまらず、大掛かりなインスタレーションやライトアップを手がけるなど、新しい切り絵表現の可能性を模索している。
《ゾーン4》「みずべにふれる」× イラストレーター・100%ORANGE 及川賢治
大型動物たちの個性が際立つ「みずべにふれる」ゾーンでは、イラストレーター・100%ORANGEの及川賢治氏によりチャーミングなキャラクターとして描かれたホワイトタイガー、イリエワニ、ミニカバがA0サイズ(約120cm× 約80cm)の大型ポスターでそれぞれ登場します。
なお、ホワイトタイガーについては、同じデザインの塗り絵用紙を無料配布いたします。
【100%ORANGE 及川氏からのコメント】
こっちからあっちがよく見えるのだから、あっちからもこっちが見えるのでしょうか。
人間はどんな風に見えるのかなぁ。想像力がムクムクと膨らんできます。1周年おめでとうございます。
【イラストレーター・100% ORANGE】
及川賢治と竹内繭子の2人組。
イラストレーション、絵本、漫画、アニメーションなどを制作している。
イラストレーションに「新潮文庫 Yonda?」(新潮社)、よりみちパン!セ挿画(イースト・プレス)、絵本に『ぶぅさんのブー』(福音館書店)、『思いつき大百科辞典』(学研)、『ひとりごと絵本』(リトルモア)、漫画に『SUNAO SUNAO』(平凡社)などがある。第13回日本絵本賞大賞を受賞。
《ゾーン5》「うごきにふれる」× フォトグラファー・市橋織江
ワオキツネザルやカピバラたちが自由にうごきまわる世界を、すぐそばで感じられる「うごきにふれる」ゾーン。生きものたちの自由な姿を、フォトグラファー・市橋織江氏が独自の色彩と光、空気感を感じさせる写真で表現。
そこには、まるですぐ目の前にいながらも、目には見えない生きものたちの世界が映し出されているようです。
【市橋氏からのコメント】
初めてNIFREL を訪れた日、1日で大ファンになりました。そこは今まで体験したことのない世界、その1周年に関われることをとても幸せに思います。
【フォトグラファー・市橋 織江】
数々の広告や雑誌、アーティストの写真を手掛ける。
フィルムカメラを使用した、独特の淡くて優しい色彩が特徴。
2009年映画「ホノカアボーイ」の映像撮影、TVCMなどムービーカメラマンとしても活躍。
2012年にポーラアネックスミュージアム、2014年には箱根彫刻の森美術館にて大型個展を開催。写真集には「BEAUTIFUL DAYS」(2011年)、「PARIS」(2011年)、「Gift」(2009年)を発表するなど精力的に活動中。