この秋冬は「手作りストーブ」で火のDIYを楽しもう! アウトドアで使えるコンパクトな野外用から、本格的な室内暖房用まで、手作りのハウツーとヒントを教えます。
本書は、DIY&日曜大工マガジン『ドゥーパ!』編集部がお届けする、ストーブをDIYで手作りするためのアイデアやヒント、テクニックを詰め込んだムック本です。
近年、「ロケットストーブ(正式名称はロケット・マス・ヒーター)」と呼ばれるアメリカ生まれの新しいストーブの認知が広まり、そのシンプルな構造が、DIY愛好家の心を鷲づかみにしました。
ロケットストーブとは、簡単に言うとストーブの内部に煙突を組み込んだもの。 つまりは、燃焼室と煙突が一体化したL字型の燃焼筒(ヒートライザー)が、ロケットストーブの大きな特徴です。 その燃焼筒の周囲を断熱することで、薪を燃やすと煙突内の空気がすぐに暖められ、燃焼筒内部に上昇気流が発生。 そして焚き口から大量の空気(酸素)を引き込み、勢いよく薪を燃やします(この燃焼時に聞こえる「ゴーッ!」という音が、ロケットストーブの名前の由来とも言われています)。
さらに、高温になった燃焼筒の中では二次燃焼が起こり、可燃性ガスが再燃焼します。 結果、薪のエネルギーを最大限利用し、ほぼ完全燃焼させるので、煙突から排出する煙が少なく燃焼効率がいいというのもロケットストーブの特徴です。 シンプルかつ高性能のストーブが、簡単に手作りできるとしたら、一気に興味が湧いてきませんか?
人気のロケットストーブを中心に、「野外編」と「屋内編」に分けた多数の実例集、初心者向けから上級者向けまで対応した4例の詳細な製作マニュアルを柱にしています。 マニュアルどおりに作ってもいいし、実例ページで紹介したストーブをヒントにオリジナルなストーブを作ってもいいでしょう。
材料は、ペール缶・一斗缶・ドラム缶・レンガなど、手に入れやすいものばかり。 それらと、ホームセンターで入手できる煙突パーツをちょっと加工して、園芸資材のパーライトなどで断熱すれば、簡易なロケットストーブは完成してしまいます(実例ページでは、なんと3時間で製作したというものも紹介!)
もちろん、本格的な室内暖房のために、2年以上の歳月をかけた例もあり、市販の薪ストーブや暖炉に負けないものを作りたい人の参考としても、役に立つはず。
近年、“直火禁止”のキャンプ場が増え、アウトドアの世界では「焚き火台」に大きな注目が集まっています。 本書で紹介するストーブの中には、その焚き火台代わりにもなるもの、調理用のコンロとなるものが多数あり、キャンプ好きな人たちも必見! また、ロケットストーブ以外にも、廃油ストーブ・コンパクトなアルコールストーブ・超軽量なネイチャーストーブ・最近注目のウッドガスストーブ・ピザやパンが焼けるオーブンタイプを備えたストーブなど、さまざまなタイプを紹介。 きっと、あなたの作ってみたい理想のストーブのアイデアやヒントが見つかるはずです。
ぜひ、この秋冬は火のDIYを楽しんでみてください。
(※製作時は金属、使用時は火気を取り扱うので、安全には十分に留意の上でお楽しみください)。
学研ムック ドゥーパ!特別編集『DIYで楽しむ 手作りストーブの本』
定価:本体1,800円+税発売日:2016年10月20日(木)
判型:A4変形/112ページ
電子版:あり(同日配信)
ISBN:978-4-05-611142-2
発行所:(株)学研プラス
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