70’s日系アメリカ人によるフォーク・ロック名盤、遂にCD化!
【ヨコハマ、カリフォルニア】1970年代日系/アジア系アメリカ人公民権運動を背景に登場した日系人フォーク・グループの作品を世界初CD化。発売記念イベントも開催。
1970年代カリフォルニアの日系/アジア系アメリカ人公民権運動を背景に、カリフォルニア州サンノゼで結成された日系人フォーク・グループ、ヨコハマ、カリフォルニアが唯一残したアルバムを世界初CD化。日系/アジア系アメリカ人たちの体験、ヒロシマ・ナガサキ、そしてラヴ・ソングなどを題材に、70年代のカリフォルニアらしいダウンホームなサウンドで歌い上げた感動の傑作!日本では、神田稔氏(アジア系アメリカ研究)によるオリジナルブックレット全文訳と日本語解説を封入して発売する。
このリリースを記念してのトーク&映画上映イベントも開催。知らざれる日系アメリカ人たちの音楽史も振り返りながら、ヨコハマ、カリフォルニアが残した音楽についての解説、そしてカリフォルニアを舞台にした70年代と現在の日系/アジア系音楽シーンを象徴する映画2本を上映する。
リリース情報
ヨコハマ、カリフォルニア『ヨコハマ、カリフォルニア』
YOKOHAMA, CALIFORNIA “YOKOHAMA, CALIFORNIA”
60年代後半から70年代中盤までカリフォルニアで盛り上がったエイジアン・アメリカン・ムーヴメントから登場した日系アメリカ人フォーク・グループ。学生だったピーター・ホリコシ(g、vo)マイケル・オカガキ(g,vo)、紅一点サム・タキモト(g,vo)によるトリオからスタート。後に、北カリフォルニアの大学やコミュニティ・イベントなどを通じて知り合ったロバート・キクチ・インゴーホ(key, vo, per)やキース・イノウエ(g, vo)らが参加して1977年、アジア系音楽シーンを紹介する気鋭の独立レーベル、バンブー・レコードから一枚のアルバムを発表した。バンド名は、日系小説家、トシオ・モリによる同名小説から。カリフォルニアの日系コミュニティのなかだけで密かに知られてきた歴史的価値も高い重要作品。
未発表のライヴ音源7曲を含む計16曲を収録。当時封入されたオリジナル・ブックレット(歌詞・曲解説)の内容に、ボーナス・トラックの解説なども加えた豪華ブックレット(英語)とその全翻訳及び日本語解説を封入。翻訳・解説は神田稔氏(アジア系アメリカ文化研究)が担当する。
01.タンフォラン
02.ザ・グレイテスト・チェンジズ
03.ターニング・マイ・バック
04.マーノンズ・オブ・ウォルナット・グローヴ
05.ホット・オーガスト・モーニング
06.ディファレント・ピクチャー
07.ヴェジタブルズ
08.ワン・ステップ・クローサー
09.トゥモロー
-ボーナス・トラック-
10.イカウ・アイ・マイ・カサマ
11.ノリコズ・ブルース
12.バンブー
13.ドリーム・フォー・トゥモロー
14.ナウ・ザット・ユーヴ・ゴーン
15.ホット・オーガスト・モーニング
16.ミュージック・フォー・ザ・ピープル
2016年11月6日発売
BG-5204 ¥2,800円(税別)
リリース記念イベント
『ヨコハマ、カリフォルニア』発売記念 日系アメリカ人映画上映会
『ヨコハマ、カリフォルニア】世界初CD化を記念してのトーク&映画上映会。知らざれる日系アメリカ人たちの音楽史も振り返りながら、ヨコハマ、カリフォルニアが残した音楽についての解説、そしてカリフォルニアを舞台にした70年代と現在の日系/アジア系音楽シーンを象徴する映画2本を上映。
開催日:2016年10月16日(日)
OPEN: 18:00 / START: 18:30
予約:2,000円 (1D別途) / 当日:2,500円(1D別途)
場所:代官山「晴れたら空に豆まいて」 http://mameromantic.com/
イベント内容:
1. トーク『ヨコハマ、カリフォルニア』(出演者:宮田信他)
2. 映画『ザ・クランブルズ』(2012年 監督:アキラ・ボック 73分)
3. 映画『Cruisin’ J-Town』(1976年 監督:Duane Kudo 制作:Visual Communications 30分)
映画『ザ・クランブルズ』
(2012年 脚本・監督:アキラ・ボック / 出演:テレサ・ミッシェル・リー、ケイティー・ヒポル、ジェフ・トーレス)
ケッツァルなどチカーノ演奏家たちのPV制作、また全米日系博物館映像部門で数々のドキュメンタリー映画も手掛けてきた映像作家、アキラ・ボックによる初の長編映画。多様な人種が混じる現在のロサンゼルスを舞台に、ダーラとエリザという親友同士によるインディーズ・ロック・シーンの日常の悲喜こもごも、才能がありながらも方向性の定まっていないガレージ・バンドでスターダムを目指し奮闘する姿を描いている。サンフランシスコ国際エイジアン・アメリカン映画祭観客賞受賞。日本語字幕付き日本初公開。
トレイラー:https://vimeo.com/154352444
映画『Cruisin’ J-Town』
(1976年 監督:Duane Kudo 制作:Visual Communications)
70年代アジア系アメリカ人公民権運動時、音楽演奏を通して自己のアイデンティティを模索する3世たちの姿を追った記録映画。ファンク・ジャズの演奏をバックに冒頭で映し出されるのは、独特の賑わいをみせていた当時のロサンゼルス・リトル・トーキョー。街の喧騒とシンクロするように、生々しいグルーヴが和太鼓や琴の音色と融合していく。彼らこそ、後に全米で大成功を収めたグループ、HIROSHIMAである。チカーノ公民権運動から誕生した劇団、エル・テアトロ・カンペシーノのダニエル・バルデス(映画『ズートスーツ』主演俳優)との感動の共演も捉えた傑作ドキュメンタリー。今回が日本語字幕を入れての正式初公開。
トレイラー:https://www.youtube.com/watch?v=aZmthOXH0gk
イベント詳細・ご予約:晴れたら空に豆まいて→ http://mameromantic.com/?p=48012