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「そばにいる工芸」展 2016年9月6日(火)~10月25日(火)at 資生堂ギャラリー

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「そばにいる工芸」展 2016年9月6日(火)~10月25日(火)at 資生堂ギャラリー

身近な生活の中にある工芸を紹介する「そばにいる工芸」展
2016年9月6日(火)~10月25日(火)まで資生堂ギャラリーで開催

今日、テクノロジーに頼ったモノや情報にあふれた生活から、自然に寄り添うシンプルな生活へと、ライフスタイルをシフトする人が増えています。 そして、日々の暮らしで使用する道具を丁寧に選び、大切に使う生活が見直されています。 また、日本の工芸は海外でも注目されていますが、これまで知られていた職人による技巧だけでなく、最近は、素材と真摯に向き合って作られた、味わいあるミニマルな日本の工芸品への人気も高まっています。

本展は、日常の生活のなかでそっと人間と寄り添う工芸をテーマにしています。 展示するのは「森岡書店」の代表・森岡督行氏の協力を得て、暮らしの基本となる「食」と「住」の側面から選んだ6名の工芸作家の作品です。 ― 鎌田奈穂(金工)、川端健夫(木工)、飛松弘隆(陶磁器)、ハタノワタル(和紙)、ピーター・アイビー(ガラス)、吉村和美(陶芸)― 彼らがつくる、スプーンやフォークなどのカトラリー、照明、箱、ガラス容器、うつわなどの作品は、シンプルでも細部へのこだわりがあり、見た目も美しく、使う人のことが意識されています。

展覧会では、6名の作家の新作を含む作品を1人数点ずつ展示します。また彼らのアトリエや制作の様子など、作品が生まれる背景も映像で紹介する予定です。
強く主張はしないけれどあたたかな存在感のあるこれらの工芸品は、日々の生活を豊かにするエッセンスとなるでしょう。 ぜひご高覧下さい。


「そばにいる工芸 」展 開催要項

会期:2016年9月6日(火)~10月25日(火)
会場:資生堂ギャラリー 入場無料
〒104-0061 東京都中央区銀座8-8-3 東京銀座資生堂ビル地下1階
tel. 03-3572-3901 fax. 03-3572-3951
URL: http://www.shiseidogroup.jp/gallery/?rt_pr=tr626
平日 11:00~19:00 日・祝 11:00~18:00 毎週月曜休
主催:株式会社 資生堂
企画協力:森岡督行(森岡書店)
会場構成:51% (五割一分)
「そばにいる工芸」展 2016年9月6日(火)~10月25日(火)at 資生堂ギャラリー「そばにいる工芸」展 2016年9月6日(火)~10月25日(火)at 資生堂ギャラリー
■関連企画
1.木工ワークショップ 講師 川端健夫
浮造り(うづくり)という技法を使って杉の菓子小皿を作ります。
開催日:2016年9月11日(日)
時間:(1)11:00~ / (2)14:00~ (各回約2時間)
場所:花椿ホール(東京都中央区銀座7-5-5 資生堂銀座ビル3階)
参加費:500円
定員:各回10名 (お申込み多数の場合は抽選となります)

2.森岡督行 × 小林和人 (Roundabout/OUTBOUND) 対談
開催日時:2016年9月30日(金) 18:30~20:30
会場:ワードホール(東京都中央区銀座8-8-3 東京銀座資生堂ビル9階)
定員80名 参加費無料 (お申込み多数の場合は抽選となります)

お申込みは8月下旬より資生堂ギャラリーウエブサイト http://www.shiseidogroup.jp/gallery/?rt_pr=tr626にてご案内予定です。


鎌田 奈穂(かまだ なほ)〈金工〉

1982年 熊本県生まれ。 高校卒業後、東京で油絵の予備校に通う。 浪人中に古道具に惹かれ、金工師・長谷川竹次郎の作品を知る。 2005~2008年名古屋にて長谷川竹次郎氏に師事。 2008年から独立、東京都在住。 主な個展に、2010年 初個展「muslin」 森岡書店、2011年「vent」Gallery SU、2012年 「tocoro展」tocoro cafe、2013年「鎌田奈穂」日々、2014年「景」Gallery SU、「鎌田奈穂 金属展」hase、「Metal Repair」 pragmata、2015年「鎌田奈穂 個展」 日々がある。


川端 健夫(かわばた たけお)〈木工〉

1971年 大阪府生まれ。 東京農業大学林学科卒業後、農業法人に就職。 農業者として4年間土にまみれる。 その後、足立技術専門校木工科を経て、木工作家・木内明彦氏に師事。 2003年 甲賀の里山で木造校舎と出会い、工房を立ち上げ独立。 家具をつくり始める。 2004年 その木造校舎を改装し、菓子工房マンマミーア(現patisserie MiA)とギャラリーを始める。 2006年 子供が生まれたことをきっかけにカトラリーやお皿など、暮らしまわりの小さな道具をつくる。 里山の自然を感じながら、木を削る日々。


飛松 弘隆 (とびまつ ひろたか)〈陶磁器〉

1980年佐賀県生まれ、東京都在住。 多摩美術大学工芸科陶プログラムを卒業。 在学中の型による立体造形の経験を活かし、鋳込み型の技法による器の制作に着手。 陶芸家の小川待子氏の助手等を経て独立。 「飛松陶器 tobimatsu TOKI」の屋号で磁器の鋳込みを中心とした作品を発表。 磁器の光を通す性質に着目し、透光性を調整した磁土によるランプシェード制作に取り組む。 大正~昭和期、蛍光灯の登場により衰退したミルクガラス製の量産型電灯傘に惹かれ、その文化的価値観を更新していくという考えのもと、現代のくらしを再び照らしだす照明を模索する。 磁器独特の光の濃淡が現れるfinシリーズや、石膏型の境界線 ”バリ”を残したシンプルなodd lineシリーズなどのシェードを発表。
制作と生活の場である古い一軒家を改装した住居兼工房では、年に数回のオープンスタジオを開催。


ハタノ ワタル (はたの わたる)〈和紙〉

1995年多摩美術大学絵画科油画専攻卒。 1997年黒谷和紙の漉き師として修業をはじめる。 2000年黒谷和紙漉き師として独立。 以後、黒谷和紙を漉く傍ら、大学時代から続けていた和紙を支持体とした絵画の制作をはじめ、現代の暮らしに合う和紙の使い方の提案、和紙を使った内装などを手掛ける。


ピーター・アイビー (Peter Ivy)〈ガラス〉

1969年アメリカ アラバマ州で、音楽家夫婦の元に生まれる。 1970年音楽で有名な街テキサス州オースティンに引越す。 2002年今までに想像したことのない経験をしてみたいと思い、日本に移り住む。 愛知教育大学 美術教育講座 ガラスコースの講師、准教授を勤める。 2007年教えることを辞め、富山県に移住する。 自分の小さくてシンプルな工房を建てる。 2013年自身の作品とは別に、スタイリストの高橋みどりさんと器のデザインを考え、”KOBO”アイテムを立ち上げる。 2016年 工房を新しく改装中。


吉村 和美 (よしむら かずみ)〈陶芸〉

1975年 茨城県生まれ。 1999年 武蔵野美術大学油絵学科卒業、栃木県益子町にて作陶を始める。 2002年 茨城県つくば市にて築窯独立。 2009年 栃木県益子町に移転。


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