写真・ビデオ・絵画・デザイン・音楽を用いて 国内外のアーティストたちがPOWERを表現「POWER TO THE PEOPLE」展
2016年8月6日(土)~8月21日(日)EARTH+GALLERYで開催
東日本大震災後に起きた福島第一原子力発電所での事故は、世界中でエネルギー資源を見直すきっかけとなり、太陽光、風力、地熱、バイオマスなどの新たなエネルギー資源への研究や、過去に主要エネルギーであった石炭を使ったエネルギーの見直しにも至っています。
今後、エネルギーである “POWER”をいかに活用し、子供たちに残していくのか。 現在の社会を担う、大人である私たちは、それを考え、実行していく責務があります。
今回の展覧会では、日本のアーティストの他に海外からの来日アーティストたちも加わり、様々なイベントを通し、各々の “POWER”を表現、継続的に考えていこうといった試みです。
この機会に是非ご参加、ご高覧ください。
「POWER TO THE PEOPLE」展
日程:2016年8月6日(土)~8月21日(日)※毎週月曜休廊
時間:11:00~19:00 (最終日17時まで)
会場:EARTH+GALLERY
所在地:〒135-0042 東京都江東区木場3丁目18-17-1F(2F gallery COEXIST-TOKYO)
アクセス:木場駅3番出口から徒歩6分/門前仲町駅1番出口から徒歩10分
主催 :アースプラス
入 場 料 :無料
-アーティスト-
村田峰紀
二藤建人
Aokid
パルコキノシタ
村上タカシ
森部英司
武谷大介
町田電力
CAMP
TATSUKO★88 feat.ラップインクルージョン↓
Urich Lau(ユーロック・ラオ)
Clara Venice(クララ・ヴェニス)
Talwst(トールウェイスト)
Emelie Chhangur(エメリー・チャンガー)
David Trautrimas(デイヴィッド・トラトリマス)
URL : http://earth-plus.net/?p=7443
EVENT -イベント-
「POWER OF ACTIONS:パフォーマンスアートイベント」
日 時 :2016年8月6日(土) 19:00~21:00出 演 :村田峰紀、Aokid、パルコキノシタ、ユーリック・ラオ&福島のアリス(武谷大介)
入 場 料 :1500円(1ドリンク付き)
豪快で緊張感のあるパフォーマンスアートで知られる村田峰紀、元気で爽やかなダンスAOKID、多様な表現活動で知られるパルコキノシタの独特なパフォーマンスなど。 POWER溢れるパフォーマンスアートと展覧会のオープニングの夜をお楽しみ下さい。
「芸術が社会にコミットすることは可能か?ー多様な立場からの円卓会議ー」
日 時 :2016年8月13日(土) 18:00~22:00出 演 :住吉智恵、原万希子、天野太郎、井上文雄(CAMP)
電力供給 :町田電力
入 場 料 :1500円(1ドリンク付き)
社会に果敢にコミットしようと試みるアーティストがさまざまな課題に直面しています。 芸術作品に表明された政治的・社会的・倫理的な問題提起や啓発、告発をあくまで「表現」と捉えます。 作家自身の社会的立場を呈した「活動」ではなく、芸術の名の下に制作した創作物である以上、そこには鑑賞者を納得させる「笑える/笑えないユーモア」や「美」といった要素が問われるのではないでしょうか。 表現手法とその自由をめぐる「センス/センサー」をテーマにトークセッションをします。 多様な立場の登壇者・来場者の皆さんとざっくばらんにビールでも飲みながら話せたらと思います。 (アートプロデューサー 住吉智恵)
「クララ・ヴェニス テルミン レクチャー」
日 時 :2016年8月14日(日) 13:00~15:00入 場 料 :1000円(1ドリンク付き)
カナダのインディーポップアイドルで女の子1人バンド、クララ・ヴェニスによる楽器テルミンを使ったワークショップ。 テルミンは聞きなれないですが、触れることなく演奏できる不思議な楽器で、日本でも密かなブームとなっています。 クララさんと一緒に不思議な楽器を演奏してみませんか?(英語にて。 同時通訳付)
「クララ・ヴェニス & LHW? JAPAN LIVE 」
日 時 :2016年8月14日(日) 13:00~15:00出 演 者 :クララ・ヴェニス、伊澤&夢乃(LHW?)Ryuta Takaki(LHW?)、and more…
入 場 料 :1000円(1ドリンク付き)
謎のテルミン奏者、女の子カワイイ系一人バンド、カナダのクララ・ヴェニスによる日本デビューコンサート。 LOW HIGH WHO?所属アーティスト、伊澤&夢乃やRyuta Takakiとの初共演です!!
「芸術が社会にコミットすることは可能か? ーコミュニティのアクティヴィズムー」
日 時:2016年8月14日(土) 15:30~18:30出 演:村上タカシ、ハヴィエル・ルナ、清原理(町田電力)、武谷大介
入 場 料:1500円(1ドリンク付き)
近年、世界中で芸術祭と呼ばれる町を巻き込んだアートイベントが開催されています。 コミュニティの社会課題解決に、アートはどう介在出来るか?どんな役割が可能か?アートと地域課題の関係性を紐解く糸口を探ります。 地元清澄から海外まで、幅広いコミュニティを繋ぐスペイン人のハヴィエル・ルナ、東北、熊本での震災復興支援活動を継続する村上タカシ、町田電力を始め各地でコミュニティ活動を支援する清原理、世界各国を巡回し異なるコミュニティを繋ぐ「遠足プロジェクト」代表兼本展キュレーター武谷大介にお話を伺います。
村田 峰紀 Mineki Murata
1979年群馬県生まれ。
2005年多摩美術大学美術学部彫刻学科卒業。
原初的な身体所作で強いインパクトを与えるドローイングパフォーマンスやその結果として産み出されるインスタレーション、映像等を発表している。
個展:2015年「生PUNK」GALLERY HASHIMOTO(東京)、グループ展:2015年「TWO STICKS」ヴロツワフ、「VOCA展2015」上野の森美術館(東京)。 ライブパフォーマンス、2015年「村田峰紀」THE WINDOW(パリ)など。
二藤 建人 Kento Nito
1986年埼玉県生まれ。
「触れる」「抱きしめる」といった動作をきっかけとして、身体と世界との衝突、交感の事実やその可能性を独自の方法で指摘する。
近年の主な個展に「私の愛は私の重さである。」(florist gallery_N、2015)、「傘の内側に降る雨」(Antenna Media、2014)がある。
主なグループ展に「FLUXUS FORECAST」(The National Art Studio、韓国、2013)「青梅ゆかりの名宝展」(国立奥多摩美術館、2012)がある。
Aokid
「思春期真っ只中にダンスを教室の隅で始めました。 高校生の頃に映画に憧れてシンクロをしました。
大学で映画やアートを学び、アクションの方法が増えました。 が、今改めて 大事になるのはその思春期に自分を突き動かした世界を、自分のいる場所の景色を少しでも変えたいというモチベーションです。」
1988年東京生まれ。
2010年東京造形大学映画専攻卒業。
2016年個展『僕は”偶然のダンス”の上映される街に住んでいる』。
横浜ダンスコレクション コンペティション1 審査員賞。
パルコキノシタ Parco Kinoshita
1965年徳島生まれ。
小中高の教師を経て 現在現代美術家として活動している。
東日本大震災以後、被災地でのワークショップや、支援活動、芸術家集団「昭和40年会」の活動も行っている。
森部英司 Eiji Moribe
978年愛知県に生まれ名古屋芸術大学(彫刻・造形科)を卒業。
イギリスの交換留学後、イタリアローマに滞在(作家アシスタント)。
現在は、全国の馬の取材を行いながら人と馬との関わりから現れ出る歴史や文化を多視点でとらえ制作を行っている。
村上 タカシ Takashi Murakami
熊本生まれ。 美術家、MMIX Lab 代表、大学教員
2009年各種メディアを融合させ、アートと地域を結び創造的芸術活動を行う団体「MMIX Lab」を仙台で発足。
震災以降、津波でねじ曲がった公共物等を残し震災を後世に伝える「3.11 メモリアルプロジェクト」他の活動を、熊本地震後はGAMADASE ART PROJECT(がんばれ熊本!プロジェクト)を展開中。
http://mmix.org
武谷 大介 Daisuke Takeya
カナダのトロント市と日本を拠点に活動。
現代社会の妥当性を検証するプロセスを通じて、その隠された二面性を作品として表現する。
遠足プロジェクト代表/キュレーター。
大地プロジェクト共同代表。
トロントの現代ギャラリー元ディレクター。
著書に『こどもの絵』(2005/一莖書房)
http://www.daisuketakeya.com
http://www.daichiprojects.org
http://fieldtrip.info
http://asia.fiedtrip.info
町田電力 Machida Power Station
3.11東日本大震災の際の停電やガソリン不足で、エネルギーがいつでも手に入るものだと考えていたことに気がつかれされる。
町田電力は、地域で自分たちが出来ることを考えて活動。 供給などを実施。
CAMP
同時代のアートをさまざまな人たちと話し合い、考える ことを目的として活動。
アーティストやキュレーター、ディレクター、批評家、研究者、学生と共に、トークイベ ントや展覧会、パーティーなどを主に東京で不定期に 開催している。
TATSUKO★88feat. ラップインクルージョン↓
たつこさんは昭和3年生まれの 88 歳。 震災直後の仮設 住宅で知り合った。
昨年入居した仙台の復興住宅を訪ねると、「私の人生はすごいのよ」とその壮絶な人生に ついてとうとうと語り始めた。
ようやく話が終わりに 近づいたとき、「な、俺の人生、すごいべ。
だから本にで もしようと思ったんだけど、そんなの誰も読みたくな いって言われた」「ラップにしましょうか」「サラン ラップなら知ってっけど…」こうして誕生したものが TATSUKO★88 だ。
ユーリック・ラオ Urich Lau
シンガポールに拠点を置く 1975 年 生まれの美術家、インデペンデントキュレーター、美術教育者。
ビデオ、写真、版画などの作品を手がけ、世界18カ国の国際展に参加。 近年では、16 年のSovereign Asian Art Prizeのファイナリストに選出されている。
ロイヤルメルボルン工科大学卒、シンガポールラサル大学常勤講師、アーティストビレッジメンバー(2012-2014 は代表)、グッドマンアーツセンター レジデントアーティスト。
https://sites.google.com/site/urichlauwy/
クララ・ヴェニス Clara Venice
クララは、ポップな感性を持つソングライターであり、テルミン奏者。
彼女が単独で歌い、テルミン、エレキバイオリン、エレキギター、ウクレレや鉄琴などの楽器を同時に奏でるエレクトリックオーケストラが特徴。
デビュー作EP、Love Riddle は、the Barenaked Ladies、ルー・リード、Rheostatics などのプロデューサーでもあるケビン・ハーンとの共作でNine Inch Nails、Skinny Puppy、Carly Rae Jepsen などを手がけるデーヴ・オギルビーがミキシングを手がけた。
http://www.claravenice.com
トールウェイスト Talwst
トールウェイスト Talwstトールウェイストは、指輪の箱の中にミニチュアのジオラマを配するインフィニティシリーズの作品を通じて、文化や歴史上の期間を紐解き、欠落、或いはは誤解されたままの物語に注意を喚起し、複雑でノンリニアである歴史を示唆し、文化間の関係を探求する。
作品中には多彩な隠された物語があり、それらは、美術史やポップカルチャーの引用を通じて世界史上の不穏な時代と併置されている。
デイヴィッド・トラトリマス David Trautrimas
写真家。 通常の認識状態から心のロックを解除し、幻想的な風景を作成する。
家庭用品と自然の風景を組み合わせて作られた工場や発電所の風景は、どこか未来的でもある。
トラトリマス初のパブリックインスタレーションRamps & Treadは、トロントのアイスコンドミニアムに2016年に設営される。
ART NEWS、Globe and Mail、NOWマガジン、ドイツのイモビリエンツァイトゥング、中国のCanマガジン、ニューヨーク・タイムズなどの出版物、ウェブ上では、designboom、Dezeen、ギズモードなどで紹介されている。
エメリー ・チャンガ― Emelie Chhangur
カナダ、トロント市を拠点とするアーティストであり、ヨーク大学付属ギャラリーのアシスタントディレクターを務める。
POWER TO THE PEOPLEの題字は彼女の作品を使用したものである。
http://ccca.concordia.ca/nuitblanche/nuitblanche2006/artists/info/chhangur_cv.html
PEOPLE
住吉 智恵 Chie Sumiyoshi
アートプロデューサー、ライター。 慶応義塾大学文学部美学美術史学専攻卒業。
「FIGARO」「Pen」「VOGUE」「アサヒカメラ」などに美術や舞台について寄稿する傍ら、アートオフィス「TRAUMARIS」主宰。 ジャンルにとらわれない多彩な展示やパフォーミングアーツ、アートブックやプロダクトの企画を手がける。 横浜ダンスコレクション・コンペ2では2011~2016年審査員を務めた。 7/30(土)本会場のEARTH+ GALLERYにて2011年震災直後から継続している発電ポールダンサー〈メガネ〉とアーティスト12組による「自家発電ナイト2016」を企画プロデュースする。
井上 文雄 Fumio Inoue
(CAMP / comos-tv /+journal / 基礎芸術 /社会の芸術フォーラム)オーガナイザー。
「CAMP」の活動以外に、アート専門のインターネット放送局「comos-tv」、芸術生産に関わる人々のタブロイド「+journal」、万物についての立案・提言・リサーチを行うシンクタンク「基礎芸術」、社会とアートの関係性をめぐる言説と実践のためのプラットフォーム「社会の芸術フォーラム」などの企画・運営。
CAMP| http://ca-mp.blogspot.jp/ comos-tv | http://comos-tv.com/
+journal| http://cj-ca.org/ 基礎芸術| http://kisogei.org/
社会の芸術フォーラム| http://skngj.blogspot.jp/
原 万希子 Makiko Hara
バンクーバーの国際現代アジアアートセンター、センターAのチーフキュレーター(2007-2013) を経て現在はバンクーバーと東京を拠点に活動するインディペンデント・キューレーター。専門分野は、ソーシャリー・エンゲージド・アートと呼ばれるコンテンポラリーアートの実践で、そのような観点からカナダやアジアを中心に数々のプロジェクトを手がけてきた。
ハビエル・ルナ Javier Luna
スペイン出身/東京清澄白河在住。2001 年 – 2008 年まで仙台在住。
マーケティングディレクターの傍ら地元誌の表紙 撮影等、写真家としても活動。
2010/5 石巻市中心街 を撮影。
東京にて展示、等。
2015から清澄白河を中心に、360VRフォトブログ http://japon.net/ks/ 深川エリアから色々活動中。
清原 理 Osamu Kiyohara
地域創発プロデューサー、対話のデザイン研究所主宰。東京都出身。
武蔵野美術大学建築学科卒業。
専門領域は、アートや経済など異なる分野の境界領域と複雑系を活用した対話による創発。
文化やアートを活かしたインタラクティブな地域活性化をおこなっている。
町田電力サポートメンバー、まちだ自然エネルギー協議会共同代表。
天野 太郎 Taro Amano
2015年まで横浜美術館で国内外での数々の展覧会企画に携り、現在は横浜市民ギャラリーあざみ野で主席学芸員として企画展を担当。美術評論家連盟所属。 近年の企画展覧会は、「あざみ野コンテンポラリー もう一つの選択」展(15)、「石川竜一」展(16)など。
横浜トリエンナーレ2005キュレーター、同トリエンナーレ 2011、2014キュレトリアル・ヘッド。
多摩美術大学、女子美術大学、城西国際大学、国士舘大学非常勤講師。