Profile of |FUJI ROCK FESTIVAL|
Mamadou Doumbia
2013年7月28日(日) @ FUJI ROCK FESTIVAL ’13
1997年に第一回目が開催されてから、様々な新たな試みをしつつ常に違った要素を取り入れて前進するこのフェスティバルに、また新ステージの登場です。それがこの”BUSKER STOP”。最も一番奥深いフジの隠れ村に作られたこのステージでは個性派ソロアーティストがパフォーマンスするというわけです。ちょうどCafe´ de Parisの横に位置し村人達がお酒や食料などを談笑しながら集う広場からも見やすく、リラックスムード漂うちょっとした休憩地点。BGMにだってなり得るし、しっかりとステージを堪能する事だって出来るんです。
そこで演奏していたのはマリ出身現在日本在住のアーティスト”Mamadou Doumbia”。ちょっと早めに到着してステージを見ていたのですが、ちょうど一人の黒人さんが私服でリハーサル中。時間になってもまだステージに残っているので不思議に思うと、なんと突然ステージ上で衣装に着替え始めあっという間にMamadou Doumbiaに早変わり。なんともお茶目な一面を見たわけですが、大きなヒョウタンやウリを乾燥させた様な物から太い筒と短い筒が飛び出しそこに弦が張ってあるなんだか特殊な弦楽器を使って低高ある弦の音を巧みに扱い音を奏で、淡々と時が経っていく贅沢な瞬間。ライブ中のMCではこの楽器の事に触れ、実際は羊の皮と釣糸で作られた楽器だそうです。昔は王様の為に演奏されたらしいのですが、今は一般的にも演奏されている様です。
雨がちょうど止んだこの夕方前の心地良い風が吹くこの時間帯にはこの緩やかな弦の音がちょうど程良く、食事をしながらお酒を飲みながら時にはそれがBGMになりながらも素敵な空間を造りだしていました。心休まる瞬間。今後のこの新たなステージにも期待していきたいですね。
Big Willie’s Burlesque presents Mambo Loco
2013年7月28日(日) @ FUJI ROCK FESTIVAL ’13
そしてそのままBUSKER STOP横のおなじみお色気ムンムンなテントステージCafe´ de Parisへ。このBig Willie’s Burlesque presentsは個人的に毎年の定番行事になりつつあって、三日間滞在すればやっぱりどこかで女子のお色気ムンムンなパフォーマンスを見たいなって思うのは男の定め。大きな羽を持った色気たっぷりのバーレスクダンサー達が左右に動き回りながら揚揚と踊り、そのバックの音楽がしっかりとしたスウィング・ジャズだったりキューバンミュージックだったりするわけです。
ここのCafe´ de ParisのBarの雰囲気だけでもお酒が進むのに、これだけ華麗で異国的なダンスと精細で抑揚たっぷりのバンドパフォーマンスを見せられたら明るい内だって飲んで踊って騒いでしまいますよ。健康的な昼間の大人の時間という感じでしょうか。キッズなんかも見れる時間帯だし、ちょっとおませさんなんかにはこの大人な時間を是非覗いて欲しいですね。個人的な定番として、また来年もこのWillieおじさんに会いに来たいと思います。来年はどんなダンサーを連れて来てくれますでしょうか。Willieおじさん!また来年会いましょう!
photo by kenji nishida