総勢23名のアーティストが”現在”の”戦争画”を描く「現在戦争画展」開催
美術家、笹山直規がキュレーターを務め、総勢23名の現代アーティストが参加する企画展「現在戦争画展」が、8月5日 (金) から8月28日 (日) まで、阿佐ヶ谷・TAV GALLERYにて開催される。
出展作家は、会田誠、亜鶴、エザキリカ、遠藤一郎、岡村芳樹、金藤みなみ、桜井貴、佐古奈津美、笹山直規、じゃぽにか、白藤さえ子、谷原菜摘子、TYM344、戸泉恵徳、中島晴矢、中山いくみ、根本敬、ハタユキコ、林千歩、藤城嘘、布施琳太郎、牧田恵実、李晶玉、と現在を生きる23名の現代アーティストが集結。
日本を代表する美術家であり、50歳という節目の年を迎え、現在、個展「はかないことを夢もうではないか、そうして、事物のうつくしい愚かしさについて思いめぐらそうではないか。」を開催中の会田誠、フランスの異能アート集団ル・デルニエ・クリの招きでマルセイユに渡り「MANGARO/HETAUMA」展に参加するなど、海外の現代アートシーンからも注目を受ける特殊漫画家・根本敬などのベテラン作家。
そして、車体に大きく「未来へ」と描かれた「未来へ号」で全国各地を走り「GO FOR FUTURE」のメッセージを発信し続ける未来美術家・遠藤一郎、インターネットを拠点として生まれた芸術集団・カオス*ラウンジの創設者である藤城嘘、「第17回岡本太郎現代芸術賞」特別賞を授賞する”悪ノリ”アート集団・じゃぽにか、美学校出身、渋家創設メンバーであり、ポスト3.11時代の美術家と評される中島晴矢、シェアスタジオ・カタ/コンベの主催であり二値化された非・動画的な絵画を描くTYM344などの気鋭の若手が名を連ねている。
「現在」と冠して「戦争画」というテーマを扱う本展の開催理由について、笹山直規は、「「現在戦争画展」展覧会趣旨」と題したステートメントのなかで次のように語っている。
「戦後71年目となる今夏に「戦争画」をテーマにした絵画展を開催致します。本展に於ける「戦争画」とは、国家主導のプロパガンダだった既知のモノとは違い、各アーティストが個人の表現として戦争を描く、という内容になっています。白か黒かという単純な結論では語れないテーマに、性別も年代もバラバラな総勢23名の現代アーティストたちが挑戦します。過去から未来へと、一歩踏み出した美術展を目指して企画しました。どうぞご期待ください。」
また、会期中の毎週土曜日には、4組のグループに分かれ、各々の出展作品についての解説を中心としたアーティスト・トークの開催も予定されている。
現在戦争画展
会期 : 2016年8月5日(金)- 8月28日(日)会場 : TAV GALLERY(東京都杉並区阿佐谷北1-31-2) [03-3330-6881]
時間 : 13:00~20:00
休廊 : 水曜、木曜
Opening Party : 2016年8月5日(金)18:00~20:00
-出展-
会田誠
亜鶴
エザキリカ
遠藤一郎
岡村芳樹
金藤みなみ
桜井貴
佐古奈津美
笹山直規
じゃぽにか
白藤さえ子
谷原菜摘子
TYM344
戸泉恵徳
中島晴矢
中山いくみ
根本敬
ハタユキコ
林千歩
藤城嘘
布施琳太郎
牧田恵実
李晶玉
-キュレーター-
笹山直規