Profile of |FUJI ROCK FESTIVAL|
グレン・フライ(Eagles)、モーリス・ホワイト(Earth, Wind & Fire)、レミー・キルミスター(Motorhead)、フィルシー“アニマル”テイラー(Motorhead)、スコット・ウェイランド(Stone Temple Pilots、Velvet Revolver)、シンシア・ロビンソン(Sly & The Family Stone)、ジョン・ブラッドバリー(The Specials)、アラン・トゥーサン、P・F・スローン、ナタリー・コール、デヴィッド・ボウイ、プリンス…
昨年末から自分自身が慣れ親しんだ音楽を奏でていたレジェンドたちの訃報を聞くたびに、虚脱感と共に「きっといつかはフジロックで観ることができると思っていたのに」という勝手な想いを抱き嘆いた。実際にレミーやブラッドバリーは近年のフジロックで存分に堪能させてもらったし…。 これは訃報に限った事だけではないんだけど、それがもう叶わないと解した時、あたりまえの事だけど色々な事を再認識したよね。ただ、ひとつの時代が終わったなんて思いたくてなくて、受け継がれていく貴重な機会を今年も堪能したいと思います。フェスの楽しみ方って色々あるけど、今年のフジロックは純粋にたくさんライブを観たいと、、、今のところは思っております。
20th Anniversary FUJI ROCK FESTIVAL ’16
20年目を迎えたフジロック、今年もふんだんにお伝えさせて頂きます。
まだ、全てのラインナップ、タイムテーブルやステージ割も発表されていない状況だが、ここまでですでに昂ぶりを隠し切れないラインナップが各日顔を揃えたので、その中から事前展望特集という事でおすすめアーティストを独断で選定。 言わずもがなというか、言うまでもないアーティストも多々おりますが、言わずにはいられない、言いたくてしょうがない。どこを見てもベストアクトになりそうな匂いが溢れております。
20th Anniversary FUJI ROCK FESTIVAL’16
2016年7/22(金)23(土)24(日)新潟県 湯沢町 苗場スキー場
時間:9:00 開場 11:00 開演 23:00 終演予定
-入場券-
【2次先行販売(受付中〜6/3まで)】
1日券 ¥18,000
2日券 ¥34,000
3日通し券 ¥39,800
【一般発売(6/4~)】
1日券 ¥19,000
2日券 ¥36,000
3日通し券 ¥43,000
今年は販売時期によって入場券の料金が変わります。
また、中学生以下は保護者同伴に限り入場無料となります。
オフィシャルサイト
http://www.fujirockfestival.com
~フジロック事前展望スペシャル DAY1~ : 7/22(金)
まずは22日金曜日、ヘッドライナーを務めるのは【SIGUR RÓS】
恐らく多くの者が待望したであろう夜のGREEN STAGEで最も観たかったアーティスト。いったいどうなってしまうのか、なんとなく想像できるけど、きっと余裕で創造を超えてくると思う。ポストロックというカテゴリでは語り尽くせない「考えるな感じろの世界」を心行くまで噛み締めたい。
毎年必ず送り込まれるフジロックの魅力のひとつともいえる雑踏感と耳馴染みの良いレベルミュージック。僕らの中で通称「あの枠」と勝手に言っている注目の混血音楽、スペインのバレンシアから【LA GOSSA SORDA】の出演が決定。ロック・パンク・レゲエ・スカにバレンシアの民謡や地中海のビートをミックスさせた底抜けに明るいサウンドは必ずやみんなを狂喜乱舞させてくれるだろう。ただひとつ残念な事はこのツアーの後にバンドは解散する事がすでに発表されている。まさに魂のラストダンス、見逃すわけにはいかない。
【THE INTERNET】も高い注目を集めそう。まさに良質の固まり、洗練されたメロウ・ソウル・サウンドにはオルタナティブな魅力もふんだんに詰まっている。軽快さと深み、ループするリズムと紡ぐメロディー「モノが違うよと」と驚嘆しつつ虜になる人が続出することは容易に想像できる。
日本勢からは【Suchmos】
湘南・茅ヶ崎出身の6人組。今年は各地のフェスに軒並みラインナップしていますね。アシッドジャスをベースにブラックミュージックの匂いも感じさせる新鋭。2014年のフジロック「ROOKIE A GO-GO」への出演から2年、名実共に確かな足取りと勢いで駆け上がり中。現在都内でのライブはSOLD OUTが続く状況下のわけだが、フジロックでいったいどれほどの人垣ができあがるのか、そのパフォーマンス共々要注目です。
そして、やはり忘れるわけにはいかない【BOREDOMS】
予測不能。やっぱり期待する事は自由に赴くままにやらかして欲しい。かつてのあの感じだろうが、新たに時代を先取り過ぎちゃっても構わない。きっと「個性ってこういう事か」と感服すると同時に「個ってなんだろう」と迷走するしか僕はできないだろう。
さらにこの日は2人の女性シンガーも気になっている。
【COURTNEY BARNETT】はシェリルクロウを彷彿させ、さらに激しさを加味した現代版ロック姉ちゃん!その歌声で魅了すると同時にレフトハンドでかき鳴らす新世代のギターヒロインに熱視線を注ぐ。
そして、やっぱり気になっちゃう【UA】あの曲聴きたい、この曲聴きたい、ほんと要望はつきないですよ。是非、懐かしいのもお願いします!
というわけでわりとオーソドックスなアーティスト紹介になった今年のフジロック事前展望スペシャルですが、残り2日間もこんな感じで紹介していきますので宜しくお願い致します。 ここで紹介した以外にもまだまだたくさんの素晴らしいアーティストが出演するし、ライブ以外にも見どころ、楽しみ方は千差万別ですので予備知識がなくても一期一会といえる印象深いライブや体験が待っていると思いますので是非今年も多くの方と会場でお会いできる事を願っております。