Profile of |Dub 4 Reason|
生き様と人柄が音に反映され、発する言葉が何一つ無くても伝える事が出来る音。その生き様というフィルターを通したその音は、時にゴリゴリ尖っていて、聴く者見る者を圧倒的な音圧で虜にし、時に幻想的でやさしくて、その音に包み込まれた者に感動を与える。
ハードコアやルーツレゲエなど他ジャンルにおいて長い歴史と経験値を持つメンバーによるダブバンド”Dub 4 Reason”のレコ発を絡ませたイベント”粋響-suikyo-Vol.3″が2016年1月31日に新代田FEVERで開催されました。5年ぶりのリリースとなった2ndアルバム『ANARCHY AND DUB』が世に出たのが昨年6月。そこからゆうに半年以上の期間が経っているわけだがリリースツアーは果てしなく続き、全国各地へ赴き各地のパーティーを隈なく賑わしている。
そもそも彼らの歴史を振り返って見ると、1996年に結成された伝説として今もなお語り継がれているハードコアバンド”STAB 4 REASON”で日本全国だけに留まらず世界中のハードコアファンを魅了。(実際、僕も2007年に横浜で初めて見た際は、他出演バンドほぼ全員に囲まれる形でステージに登場し圧倒的なライブと音圧とパフォーマンスに一目惚れ致しました。)
その後も1999年にルーツレゲエバンド”STAB 4 REASON AND THE STYLES”を結成。ハードコアとレゲエという2つの表現方法でシーンを渡り歩き、2008年遂にこの2つのバンドの進化系”Dub 4 Reason”が誕生したわけです。
そこから数えきれないライブを重ね、常に現場を自らの空気にしてしまう類まれなる存在として多方面から厚い支持を得ている。
この日も若干の機材トラブルなんかもあったけど、それさえもネタに変えてしまう余裕を滲ませつつ、ステージに君臨しておりました。
ステージ上のこの3人が生み出すトライアングルから発せられる圧倒的な存在感と図太い音圧の根っこに見えるのは、ハードコアやルーツレゲエなど他ジャンルのシーンで活動してきた経験値とシーンに対する愛情であり、そしてその先に見えるのは、あのステージ上から四方八方に放たれまっすぐ伸びた緑のレーザーのように、常にシーンに君臨し、揺さぶり、止まらず進化し続ける未来なのだと思う。ダブという言葉はあくまでも音を出す為の一つの手段であって、彼ら3人が音を出し続ける本当の理由はライブを体感し共有した者にしか分かりえないのだと思う。言葉だけではとても表現し切れない音の歴史と未来が混ざった最高級のグルーブがここFEVERにありました。
粋響~sui-kyo~vol.3
Dub 4 Reason 2ndアルバム「ANARCHY AND DUB」 レコ発
2016年1月31日(日)
OPEN/START 17:00at 新代田FEVER
ADV/DOOR 2000yen(1D別)/2500yen(1D別)
-LIVE-
DUB 4 REASON
SARATOGA
REBEL FAMILIA
光風&GREEN MASSIVE
digdub(出演キャンセル)
DOPPELGENGER&武田充貴
MARIANA KAIKOU(O.A)
-DJ-
橋口家(SQUAT,QuO)
kenken(a-files,LCB)
-VJ-
michel
-Supported by-
A-FILES web magazine http://a-files.jp
VESTAL
photo by kenji nishida
DUB 4 REASON『Anarchy And Dub』MUSIC VIDEO
DUB 4 REASON『Anarchy And Dub』Trailer
more info
Dub 4 Reason Official Website
http://www.twistedpro.com/d4r.html