Profile of |RUBY ROOM|
渋谷のど真ん中で、古き良き音楽シーンを継承しながら常に新しい事に挑戦し発信し続けるRUBY ROOMが12月で13周年を迎えアニバーサリーパーティーを2日間開催! 店長メメとRUBY ROOMに深い関わりを持つCD HATA氏とdjow氏に懐かしい話や今回のイベントの事をお聞きしました!
RUBY ROOM 13th anniversary Interview / メメ(Ruby Room)、CD HATA(Dachambo)、djow(Gravityfree)
—–今回はRUBY ROOMの13周年を記念しまして深く関わりのある御三方に集まって頂きました。まずは自己紹介をお願いします!
HATA: DachamboのHATAです!
メメ: RUBYROOM店長のメメです。
djow: 僕はコンビでGravityfreeっていう絵描きをやってますdjowです。
—–今年の周年は2日間に渡って行われますが、メメちゃんはもちろん店長としてブッキング等で関わっておりますが、HATAさんとdjowさんはどんな形で今回関わっているんですか?
HATA: 僕は今回はイベント2日間出演と2日目のGOGOKUでは主催もしていますね。
djow: 僕は今回の周年のフライヤーを担当させて貰いました。
—–もう少し詳しくそれぞれのRUBYROOMとの関係を教えて頂きたいのですが。
メメ: 私はRUBYROOMで働き始めて今年で10年の節目なんです。ちょうど3周年のタイミングだったと思います。
—–そもそもRUBYROOMの前身のお店があったと聞きましたが?
メメ: シュガーハイっていうお店ですね。元々シュガーハイがあったビルが取り壊されるっていうタイミングで今の場所に移動してRUBYROOMとして再オープンした形です。基本的なスタッフとかの母体は変わっていなくて、場所と名前が変わったような感じだったみたいです。
—–そのシュガーハイ時代に働いてたのがdjowさんなんですか?
djow: そのシュガーハイの系列店のスープってお店で働いてました。ここから直ぐ近くの百軒店辺りにあったんですけど、同じビルに3フロアーあってそのウチの一つになります。週末になると3店舗解放してパーティーをしていたような感じで。
—–そもそもどんな箱だったんですか?どんな人達が遊びに来てたなど?
djow: 結構色々でしたよ。バンドをやりたい人が遊びに来てたり、現在のRUBYROOMでも火曜日にやっているオープンマイクも当時からありましたし。
HATA: おー!その当時から火曜日がオープンマイクの日だったんだ(笑)。
djow: そうそう(笑)。オープンマイクでバンド演奏したいミュージシャンとかが集って知り合ったり、クラブタイムもジャンル別に色々なパーティーをやってたり。
—–今そんなビルがあったらかなり遊べそうですよね。
メメ: そんなに大きな箱では無かったみたいですけど、そこにお忍びでMassive AttackとかAphex Twinとかが遊びに来てたったいうのはオーナーのマットから聞きましたね。
djow: あと、半分以上外国のお客さんっていうのも特徴でしたね。
メメ: スタッフ自体も外国人が多くて、そこも今の流れと凄く近いと思います。
HATA: その頃の流れを今もまだ引き継いでやってるって凄いよね!
—–それでHATAさんはどの辺りからRUBYROOMに来るようになったんですか?
HATA: 多分一番最初にRUBYROOMを知ったのは、飲んでた流れでdjowに連れてきて貰った気がする(笑)。酔っ払ってて覚えてないんだけど(笑)。
djow: あ、そういう感じだ?(笑)
HATA: そうそう(笑)。来たら外国人とかでワサワサしてて、『なんだココは!』ってなってたのを覚えてる(笑)。で、そこから期間が空いたりはしたんだけど、その間メメちゃんとはDachambo関連で最初に知り合って、西麻布のCOLORS STUDIOでDJに呼んで貰ったのかな。
—–RUBYROOMと掛け持ちで働いてたテクノとか四つ打ち系がメインの箱ですね。その時にHATAさんに出て貰って、その流れでRUBYROOMにも出て貰いましたね。
HATA: そうだそうだ!それで改めてRUBYROOMに来た時に、そういえばdjowに連れて来て貰った記憶があるってなったんだった(笑)。
—–結構HATAさんとdjowさんは古いお付き合い?
HATA: DachamboとGravityfreeは結構昔から絡んでて、CDのジャケットとかフライヤーとかTシャツとかのアートワークをお願いしてたり、DachamboバスのペイントもGravityfreeなんだよね。
djow: まだシュガーハイがある頃だったから、もう十何年以上前になるのかな?
—–何かとこの御三方は色々とご縁が重なっていますね(笑)。
HATA: そうだね~。それこそRUBYROOMは個人的にDJやり始めた初期の頃に出させて貰ったから、その時期を凄くRUBYROOMとメメちゃんに支えて貰ったというか。
メメ: いえいえそんな支えるなんて大それた事はしていないですけど、確かに当時まだCD HATAでは無くてHATAだけの時代でしたよね(笑)。
HATA: そうだそうだ!(笑)
メメ: 途中からなんか急にCDが付いて、『アレ?』みたいな(笑)。
一同: 爆笑
—–あれは一体なんだったんですか?(笑)
HATA: よく聞かれるんだけど、基本的には秘密にしているんで(笑)。たまに会った人にだけにコッソリ教えたり(笑)。
—–じゃー我々にだけオフレコでお願いします!(笑)
※オフレコで教えて頂きました
—–そういうことだったんですね(笑)。ちなみにそれっていつ頃の話しですか?
HATA: 8~9年位前とかだと思うよ?
メメ: HATAさんにはアニバーサリーにも何度も出て貰ってますしね。
—–それで今回アニバーサリーでdjowさんがアートワーク担当という事ですが。
djow: Gravityfreeとして作品を描きました。今日は相方は来ていないんですけど、相方もちょいちょいシュガーハイで飲み過ぎてフロアーで吐いちゃったりしてやらかしてたり(笑)。
—–相方の人も面白い人ですね(笑)。ちなみに今回Gravityfreeにお願いした経緯はあるんですか?
メメ: 私的にはRUBYROOMで働いて10年っていう勝手なメモリアルで。
djow: 勝手メモリアル?(笑)いいね!
メメ: はい(笑)。自分の中の節目で今年は凄く特別な想いがあって。最初はバイトで入ってそこから店長になって2年目なんですね。最初は凄くドタバタしていたんですけど、やっと自分のやりたい事の土台が出来てきて、余裕も少しだけ出て来て、今回のアニバーサリーが集大成的な部分と次へのステップ的な気持ちがあって、前々からdjowさんにお願いしたいと思いながらもずっと温めててタイミングを見ていた部分もあって。
—–それでこの完璧なタイミングっていうわけですね。
メメ: 温めすぎてオファーが凄く遅くなってしまったんですけどね。。
djow: いえいえ!ありがとうございますですよ(笑)。
メメ: オーナーもdjowさんが前の箱で働いてたっていう理由だけじゃ無くてアーティストとしても凄くリスペクトしいるし、ずっと一緒に仕事はしたいって思っていたしこの周年のタイミングでお願いしました。
djow: すっごいドタバタだったけどね(笑)。
—–ちなみにどんなコンセプトだったんですか?
djow: まんまでアニバーサリーっぽくしたいなっていうのはあって(笑)。RUBYROOMのデカイUFOの母船がこう上に上がって来て、大パーティーが開催されるよーみたいなイメージですね。
HATA: 結構Gravityfreeって人物を描くことが多いんだけど、今回の人物を描かないこの新しい形は凄く新鮮でいいよね。
djow: 本当は忍者を入れようとしたんだけど(笑)。
メメ: そうだったんですか?(笑)。ちなみにこのUFOはどういう意味なんですか?
djow: 特に大きな意味は無いんだけど、このUFO自体がRUBYROOMでってイメージかな。で、それを他のUFOが護衛してるような。
HATA: ここの磁場自体UFOが来そうな位おかしいからね(笑)。俺SFとか凄く好きなんだけど、所謂綺麗なハリウッド的なSFじゃなくて、もっと退廃的なSFが好きだからそれに凄く近いよね。
メメ: Xデー的な感じが凄く伝わってきますよね!何か事件が起きますみたいな。
—–完成まで結構時間かかりますよね?
djow: 手描きで描いてるからやっぱり三日とかは作業してたかな。スペルとか間違っちゃったりとかして(笑)。
—–でも凄くRUBYROOMらしい遊び心のある絵ですよね!ちなみにdjowさんは最近もRUBYROOMに遊びに来たりもしてるんですか?
djow: いや、都内とかにはあまり遊びに出たりはしていないんですけど前を通りかかって、キャッシャーやってるメメちゃんを見つけて、『あ~~~』ってなってそのまま飲んでるパターンはありますね(笑)。渋谷では一番立ち寄って飲んでる場所ではあると思います。
—–色々な人が入り混じってるイメージがありますよね。有名無名問わず。僕がイベントを主催してる時に、The Flaming Lipsのメンバーが普通に入って来て飲んでたっていうのはありました(笑)。
メメ: 色々なアーティストさんが遊びに来てくれるんですよ。海外のアーティストも未だに多いですね。一番衝撃的だったのが、クローズ後にスタッフとお疲れビールを飲んでたら、The Clashのメンバーだったギターのニック・シェパードがフラっと入って来て、しかも演奏しだして。
djow: それかなりヤバイね!
メメ: 3年前とかなんですけど、ビックリしましたね。去年もPrimal Screamが打ち上げで来たりとか。
HATA: 俺がRUBYでライブやってる時に、黒人のゴツイ人が入って来て、ライブ中に『ヘイ!カモーン!レッツセッション!』みたいな感じで勝手にステージに上がって来てセッションし始めたんだけど、それがジェラルド ミッチェルだったり。
—–気軽に演奏出来てみたいな空気感が入りやすいんでしょうね。ライブハウスみたいにカッチリしていないし、クラブみたいにギスギスしていないというか。
djow: 臭いを嗅ぎ分けて色んなアーティストって遊び場所を求めて集まってくると思うから、きっとここもそういう感覚で、研ぎ澄まされてて新しい場所を探している日本人も含め外国人アーティストとかが集まってくるんじゃないかな。面白い遊び場はないかな?ってノリで。
メメ: ライブとDJっていう色々な組み合わせの可能性があるのが魅力的なんだと思います。このキャパだからこそ出来る色々な挑戦っていうのはしていきたいですね。
—–結構イベント云々では無くて、『とりあえず行ってみよう』っていうノリで取り敢えず寄って、タイミングとか気分的に合わない夜は覗いてすぐ帰ったり、ちょっと立ち寄って飲んでそのまま居座って新しい人や音に出会ったりするから面白いですよね。それが出来るのもこのサイズ感と雰囲気と立地だったり。
djow: 全く同じ感想ですね。まさしくそういう感じ。さっきも言ったけど玄関先で、『ちょっと一杯奢るからさ』みたいなバーテンが居て、そのままハマり終電逃しちゃうみたいな(笑)。お客さんもスタッフも凄くフレンドリーだしね。
—–確かにバーテンダーも結構ぶっ飛んでて(笑)、お客さんも凄く距離感が近いですよね。最近の客層はどんな感じなんですか?外国人の溜まり場みたいな勝手なイメージがありますけど。
メメ: 曜日とかイベントによってはいまだに多いですけど、むしろ日本人のお客さんも凄く増えてる感じはありますよ。
—–若い子とかも増えてますか?
メメ: 今って週末はライブタイムと深夜タイムの2部構成なので、ライブタイムには若い子達も凄くたくさん遊びに来てくれますね。それで、そのままクラブタイムに流れ込むみたいなお客さんがいたり。
HATA: 場所的にも凄く来安いよね。CLUB ASIAとか他のクラブの行き帰りに寄ったりも出きるし、サイズ的にもちゃんとライブが出来るステージがあって、DJブースもあって、くつろげるスペースもあるし好きだなー。
メメ: HATAさんには色々イベントを主催して貰ったり出演して貰ったりでお世話になってます。
HATA: 今年の年末年始にオーストラリアに行って、帰ってきてからの一発目の自分のパーティーをRUBYROOMでやったり、オープンラストのセットをやったのもここだけだし。なんやかんや回数的に一番やってると思うよ。
—–しかも今回はアニバーサリーで2日間出演という(笑)。しかも2日目のGOKOKUは主催でもありますね。
メメ: RUBY史上2日間出演は初ですね。
HATA: おかげさまで(笑)。
—–この2日間の内容をざっくり教えて貰えますか?
メメ: 初日の方は、RUBYROOMでレギュラーイベントをやってくれてるCREWが集まって、それプラス御馴染みのバンドだったりDJが集う感じですね。定期的に根ざしてやってくれてる人達が多いです。
djow: という事は、初日は夕方7時から朝まで金曜日の夜を過ごして、一回家に帰って寝て、起きたら今度は夕方6時から2日目が始まり。。。
—–翌日の昼過ぎの3時頃までやっていると。。。
HATA: 3時のオヤツの時間だよね(笑)。滅茶苦茶だよ(笑)。前回のGOGOKUも、『とりあえずお昼の12時目指して!』みたいなノリだったのに気が付いたら軽くお昼の12時オーバーで(笑)。今回はアニバーサリーが絡んでるしたくさん呼びたいDJとか集めたら全然昼の12時で収まらず(笑)。
djow: しかしこのメンツは凄いよね。。(笑)
—–なかなかこういうサイズの箱で見れないアーティストだと思います。
メメ: フェスをやってもおかしくないような。
HATA: これで野外やっても全然成立しちゃうところを敢えてRUBYROOMでやっちゃうところが面白いんじゃないかな。
—–しかもだいたいのアーティストは過去に出演したりで関わってますよね?
HATA: FUMIちゃんは初かな。世界をDJで色々周ってる子で結構最近絡んでるから、RUBYでずっとプレイして欲しいなって思ってたんだよね。
メメ: FUMIさんは凄く楽しみです!後は、HIKARUさんですね。今までずっとお願いしたかったんですけどなかなかタイミングが合わずで、やっと出て頂けますね。CRO-MAGNONは各個人が出演して貰ったりはしているんですけど、バンドとしては初になります。今まで熱望していたHIKARUさんとCRO-MAGNONと更にdjowさんにアートワークをお願い出来て、感極まり無い想いです。
djow: こちらも凄く有難いですよ!イベントも遊びに行きますよ!
—–しかし物凄く濃い2日間になりそうですよね!
メメ: 今年2015年上半期一番盛り上がったパーティーがGOGOKUvol.1だったので、この2日間は今年最大級に盛り上がると思います!
—–今後もこの先RUBYROOMがこの渋谷で老舗でありつつどう変化していくのが楽しみですね!
メメ: 大人の玩具箱とか、遊園地みたいなのをいつもイメージしてて。お客さんだけじゃなくて、働いているスタッフも含め自分も、仕事をしっかりしながらも一番ワクワクしていたいというか。この空間をそういう新鮮ワクワク地帯みたいにしていけたらいいなって常に思ってますね。新しい挑戦をし続けると、予想以上の面白い反応とか結果が得られるのでこの空間のポテンシャルっていう可能性がこれからも楽しみです。
HATA: RUBYROOMって、なんか磁場がおかしいんだよ!ここ絶対時間の流れ方がおかしいから!(笑)
—–もしかしたら磁場がおかしというか、壊れた人しか来てないという噂もありますけど(笑)。ではそれを感じに是非みなさまに来て貰いましょう!
イベント情報
おかげさまで、この度RUBYROOMは13周年を迎えるに至り
ANNIVERSARY PARTYを開催する事になりました。
12月4日(金)、12月5日(土)2DAYSで開催され
ANNIVERSARY2日目はAFTER HOURSを含む昼15:00までの20時間越えの
ぶっつづけマラソンパーティー!!
渋谷に根をおろして13年、、、
RUBYROOMにゆかりある素晴らしいBAND、DJsがジャンルを問わず集結したこの2DAYS
ぜひお祝いにいらしてください!!
201512/4(fri)
THE RUBYROOM 13th
ANNIVERSARY~DAY.1
■DOOR ¥1500(with 1 drink )
■OPEN 19:00~6:00
■LIVE
THE GOOOD THINGS
前田拓也 a.k.a Scarf
Sans Danesin
ELEMENT 5
RUBYROOM OPEN MIC crew
■DJs
CD HATA (Dachambo)
TAKE (CATHOUSE)
timutaku (alternative current)
PETROGLYPH crew
TEPPAN crew
POLYMUSIA crew
NEET SPIRIT crew
BERLIN crew
LURK CHURCH crew(dos・ing)
2015/12/5(sat)
THE RUBYROOM 13th ANNIVERSARY!! DAY.2
『GOKOKU vol.2』at THE RUBYROOM
DOOR 2000yen (with 1drink & 1welcome shot) 再入場可18:00(sat)~about15:00(sun noon)
20-hr marathon party
■LIVE
cro-magnon (Jazzy Sport)
SARATOGA
Lotus Land
BOMBORI
■DJ
CD HATA (Dachambo)
HIKARU (BLAST HEAD)
KILLER-BONG
DJ KAIKOO
FUMI (Sunflowers Of Today Records / Wildthings Records / amitAyus / 皆殺し)
IZPON
ami (SALON)
kenken (a-files)
Sei (bonobo)
HOBOBRAZIL (bonobo)
eRee (INDIGO TRIBE/貞淑/ENIGMA)
SHINTARO.D (Untitled)
KAZIZI (GREYHOUND/GLIESE)
Kyohei Fujimoto (Lilium)
KINKY GROOVE (ALPH ZEN+Hiroki Yamada+Yoshiki Funatsu)
OGUNI
Dr. Kumar Fumar (Dirty Dancing)
Mars89 (The Chopstick Killahz/南蛮渡来)
NIREI
■VJ
Vj Zen of Dot
GOKOKU特設ページ
http://gokoku.a-files.jp/
2015年12/5(土) 『GOKOKU Vol.2』モーションフライヤー
more info
RUBY ROOM
東京都渋谷区道玄坂2-25-17 カスミビル
http://rubyroomtokyo.com/