昨年夏、山小屋カフェ 山なんやでの初開催から早1年。今年も岐阜に行って参りました!※昨年のレポートはコチラ>>
Rainbow CHILD 2020『祭りなくして明日の希望は見出せず』をテーマに2020年に向けて地球との調和、優しい革命、自由と音楽、武器を楽器に、世界平和、こどもたちとの島創り、未来に虹をかけるという想いを込めて昨年に続き2度目の開催。収益の一部は東日本大震災以降行われている疎開保養企画【海旅camp】への支援へと繋がる手作りフェスティバルである。
今年は八百津町、美濃加茂市の協力を得て八百津町の蘇水公園、美濃加茂市の日本昭和村の2会場で、シャトルバスの運行や出店ブースも充実するなど、会場の規模、内容共に大幅にバージョンアップ。海旅campに参加している子供たちはもちろん、地元の親子連れなども多く参加しての開催となった。名古屋から車で1時間、東京からの所要時間は渋滞状況などにより結構変わってくるので大体4~6時間。(1,2回程道を間違うのを含む)まあ、もし道を間違えたらリカバリーできるのかを即時に判断し、もし無理なら解る所まで一度戻れば良い。焦らずゆっくり行けば良いのである。
そんなこんなで今年も東京からending note号に乗車させて頂き会場に到着したのは日差しが眩しい13時過ぎ。昨年は豪雨に見舞われてしまったこのイベントも今年はみんなの想いが通じて快晴です。というより晴れ過ぎです・・・(笑)。 みんなの強すぎる想いを受けての晴天という援護射撃は危険領域に及ぶ灼熱具合。早めの水分補給と無理をしないという基本を忠実にビールの程よい苦さとかき氷の濃厚な甘さが身体に沁みる。
蘇水公園の多目的広場に創られたサンシャインステージとアースドームステージ、木曽川のほとりの空間はリバーフィールドステージ。
のびやかな空気がもたらした音楽への素直な反応と共に、何の変哲もない草野球場には架空の近未来に対するセンチメンタリズムを打ち消すような原風景が広がっていた。
ライブが始まると最前列は踊り歌う者を筆頭にしながらもお子さんを抱っこしたママさんの後ろ姿や繋いだ手からは愛情が滲み溢れていた。さらにステージから少し離れた所では、親子でコミュニケーションを取りながらキャッチボールしたり、全力でサッカーボールを追いかける少年少女、その傍らにはグラウンドの砂に絵を描き続ける男の子、気持ち良さそうに水を浴びてクールダウンする姿も。
キッズボート、カヌー、バナナボートといったマリンスポーツの無料体験も好評を博し、家族で見つめるその先にある羨望の眼差しは水上バイクによるデモンストレーション。MCの方がライダーの特徴や技やテクニックについても解説してくれたので非常に解りやすくて盛り上がっていました。
またスケボーのランプも設置されていてこちらもライダーが技を競っておりました。個人的にはスポーツにあれが良いとかこれが良いとかは別になく、今回は子供が多かったのでいきなりランプに入るのは敷居が高ったかもしれないが、もっと子供のうちからスケボーはみんなやったら良いと思う。トリックを決めるために頭でイメージするなんて事も脳ミソに良さそうだし、何よりボディーバランスが養われる。これはきっとその他のスポーツなどでも役に立つはず!と、まあ、そんな持論はさておき、豊かな心を持つたくさんの子供達の愛くるしさと本気で遊ぶ大人達の逞しさが微笑ましくホクホクする光景が存分にあった。
さて、午後の日差しがまだまだ照り付ける中、シャトルバスで移動し到着したのは、もうひとつの会場、日本昭和村。
ここは時の流れは穏やかに知性と浮遊感が漂うノスタルジックな好スポットだった。
アコースティック主体のライブと日中は映画「カンタ!ティモール」の上映会とトークイベントも行われていたのだが、到着した時はすでに夕方の差し迫った時間で、残念ながらそれほど長居はできなかったのだが、気になるお店なんかもたくさんあり是非また機会を設けて再訪したいと思わせてくれる場所であった。
ちなみにシャトルバスの中では今回の出演アーティストの代表曲がダイジェストで流れていて想像を掻き立ててくれた。今回すべてのアーティストのライブを観る事はできなかったけど、こういった形で少しでも触れる事ができたのは非常に良かったと思う。
再び蘇水公園に戻った終盤戦、浅草ジンタのライブでは地元のわりと年輩のお客さんも笑顔を絶やすことなく楽しんでいたし、birdのライブでは美しいキャンドルステージを前に整然と座りながら綺麗なアコースティックの音色に身をゆだねる。若干の音響トラブルや屋外ならではの突然の虫の襲撃などのアクシンデントも微笑ましく司っていく。そんな幻想的なライブも最終局面を迎えた最中に襲い掛かったのは突然の強い雨。最後の最後で一時中断を余儀なくされたステージ上は迅速な機材の確認を行う中、多くの者がパイプテントに一時避難。降り続ける雨に小さな女の子が『夏なのにねぇ~』なんてボソっと言う姿に癒されながらもライブ続行がアナウンスされると、みんなの協力のもとパイプテントごと前方のステージ付近に移動する。キャンドルのともしびは火を落としたが、みんなの熱意と心意気はより一層の高まりを見せた。ここからはオールスタンディングでドラマチックにこれぞライブの醍醐味と言わんばかりに様変わりしたステージと状況がイベントの終焉を賑やかなものにしていた。
そして打ち上げられた特大花火!オーガナイザーが自腹で仕込んだ強力サプライズ。
これぞ日本の夏! この60秒に込められた幸せへの彩りは日々コツコツと、日々積み重ねたその先にある華やかさと人を想い『喜んで欲しい』と願う心が表現されていたと思う。
きっとその想いはこれから先も途絶えることなく、多くを学び、何が出来るか、何を我慢できるか、日々コツコツと考え、この地でこの祭りはさらに根付き大きな虹をかけていく事でしょう。
皆さま炎天下の中、本当にお疲れ様でした。
とりあえす、今年アフターパーティーの会場になった『山なんや』への道順だけは間違えないようにする事が来年のささやかな目標です。
もう覚えたゾ!あの最後の曲がる所なんだよ(笑)
また来年お会いしましょう!
Rainbow CHILD 2020
2015年8月8日(土)会場 (両会場 9:00 OPEN)
・八百津町 蘇水公園 10:00~21:00
岐阜県加茂郡八百津町伊岐津志2731-5
・美濃加茂市 日本昭和村 10:00~18:00
岐阜県美濃加茂市山之上町2292-1
【蘇水公園会場】
浅草ジンタ
Spinna B-ILL
bird
レ・ロマネスク
keyco × Mountain Mocha Kilimanjaro
DELI
JHETT a.k.a YAKKO
RINO LATINA II
大<オロチ>蛇
DAZU-O
PIT-GOb
TOMI-E
ending note
SARATOGA
ラビラビ
かむあそうトライブス
K-sunshine funk BAND
morning set
工藤真工
ocarinamakoto
横川圭希
atk
DJ TAKKY
DJ sshinkuu
夢宙屋
Candelalia
DJ NAN
DJ FUNAC
【日本昭和村会場】
あきいちこ
浦林くるみ
内川 祐
kame
HANOI BON’Dz
仙人掌人形
きよふみ
mitoaoto_
小向サダム
「カンタ!ティモール」上映会&トーク
【蘇水公園マリンスポーツエリア】
水上デモンストレーション
http://www.rainbowchild2020.com/