Profile of |FUJI ROCK FESTIVAL|
さぁー!いよいよ最終日。
前夜祭の日に降った雨の影響でぬかるんだ足元も2日間に及ぶ晴天のおかげですっかり回復(極一部を除く)という事で、本日長靴は完全封印です!そしてもちろんこの日も晴天でもう晴れ過ぎってくらい日差しが痛い。
さてさて今日はどう過ごそうかな・・・?
当初予定としてはゆったりスタートして昼過ぎからグリーンステージで北ウェールズのCATFISH AND THE BOTTLEMENを見る予定だったのだが、開催直前でメンバーの不調によりあえなく出演キャンセルとなってしまいました。う~ん無念・・・。
同行していた取材スタッフは朝からヨガワークショップに参加したり、ドラゴンドラで山頂に行ったりとアクティブに最終日を満喫していたわけでありますが、わたくしはと申しますと、まずは夕涼みならぬ昼涼み。レッドマーキーの後ろ、ワールドレストランの木陰でマイナスイオンを浴びながらほんのり聴こえてくるライブサウンドを堪能する。僕にとっては他愛もない一見ただサボっているんじゃないかっていうこういった時間が実に有意義なのである。レッドマーキーから韓国のガレージロックバンド、THE KOXX、続いてグリーンステージからはCATFISH AND THE BOTTLEMENの代わりに急遽出演が決まったthe telephonesの音を交互に感じ取る。
今回のフジロックは公式発表によると、
7/23(木)前夜祭 10,000人
7/24(金) 32,000人
7/25(土) 39,000人
7/26(日) 34,000人
述べ 115,000人がこの地を訪れたのだが、本当にみんな千差万別な時間の過ごし方をしているなと。タイムテーブルを着実に確認して目当てのアーティストに没頭する者、グリーンステージやフィールドオブヘブンといった好みのステージに拠点を設けて昼寝なども交えて楽しむ者、キャンプサイトやオアシスエリアで仲間との談笑に重きを置く者も当然いるし、お子さんを連れている方はキッズランドで時間を割く方もいる。
そういった傾向も今年は特に多くのフジロッカーの思い出が沢山つまったオレンジコートが廃止になってステージ割なんかにも影響が出たのでどのように様変わりするかなという疑問はあったのだが、蓋を開けてみたら人の流れに若干の違いはあれど結局はみんな趣向の趣くままにその時間を過ごすのである。
そりゃ、オレンジコートの楽しかった思い出はかけがえのない物だけど、時間は同様に流れる中で自身の行動範囲を変える事でまた新たなる発見があるはずだ!って事で、例年だとこの最終日は肉体的疲労がピークを迎え、なんならホワイトステージより向こう側にはあまり行かない僕なのですが、今年は初日から余裕を持って歩く距離をセーブしてきたことが功を奏し足に豆もできていないし、まだまだ歩けるって事で再び最奥地を目指すことに!
カフェ・ド・パリのポールダンス、ストーンサークルのテントで行われる誰でも参加可能な太鼓のセッションはもはやフジロックの名物だろう。独特な雰囲気と本気さの中に絶妙なチャラさ加減が参加意識を高めてくれる。タイムテーブルにあるライブを観て楽しむという以外のこういった要素の充実は副産物でありながらも濃厚な思い出を刻んでくれる。
前述したように例年に比べここまで歩く距離をセーブしてきたわけだけど、それでも一日平均15km位は歩いていたと思う(iphone調べ)フジロックだとなぜか歩ける。そして家に帰って体重計に乗るのがちょっと楽しみだったりもする。
と、そんな余談はさておき、ボードウォークを彩る癒しのウサギ、MADBUNNYも今年はホワイトステージからグリーンステージに戻る所に巨大版が出現するなど今年も魅せてくれました。
そんなボードウォークをテクテク前進、再びレッドマーキーまで戻り、ここからはライブを観る事に。
THE BOHICAS、グリーンステージでJOHNNY MARRという新旧UKサウンドを味わう。
そのままグリーンステージで椎名林檎の世界観の片鱗を浴びて、途中からシプシーアヴァロンへ移動。フィールド全体の電力をバイオディーゼル、太陽光等のソフトエネルギーでまかなうステージだ。出店なんかにも目を向けながら、ここでフジロックへ来て4度目のPERROSKYを観る。中毒性のあるそのサウンドとステージとはいえ、これで前夜祭から含めて1日1ペロスキーを達成したので、もう勝手に他人とは思えない感情も芽生えておりました。
そして、フィールドオブヘブンでのBENJAMIN BOOKER。想像していた以上にロックンロール色の強いステージは今年のフィールドオブヘブンを象徴していたのではないでしょうか。
グリーンステージに戻る傍ら再びシプシーアヴァロンでスウェーデンのお祭りバンドRäfvenのステージを観ようと思ったら人の多さにあえなく断念…。ちゃんと観れなかったけど、完全に今回のフジロックの主役の1つに君臨し、盛り上げ番長として躍動しておりました。ちゃんと観れなかったけど…。
そうなると、もうジタバタしてもしかたがないので、大トリ NOEL GALLAGHER’S HIGH FLYING BIRDSを今年は堪能させて頂きましょう! なんだかんだで、前夜祭から含めて4日目。疲労が積み重なった身体には耳馴染みのある楽曲っていうのは実に頼もしいのです。ノエルの持つこの懐かしさと安心感、壮大さと会場を含めた一体感はもはや伝統芸能の極みでしょう!
ライブが終わった後、近くにいたフジロック初心者風の女性が『ノエルでこんなに感動すると思わなかった~』って目に涙を溜めながら言っていたのが印象的だった。結局おいしいところを持って行くんですよ~(笑)でも惜しげもなくみんなが知っているOASISの曲を毎度連発してくれるのは純粋に嬉しいですよね!
さて長らくお伝えしてきた2015年フジロックもいよいよ最終局面。
レッドマーキーはSUNDAY SESSIONという名のもと朝まで続く宴がはじまる。
僕らはここで最初に登場した電撃ネットワークのステージで驚愕と爆笑というスパイスをおみやげに苗場を後にするのでした。ちなみにSUNDAY SESSIONは最後に石野卓球が登場し朝5時まで盛り上がりを見せたとの事。来年以降、僕らもいつかは朝まで完走できるようにという想いと濃厚な4日間の思い出を噛み締めながら来年再びこの地を訪れる事を決意するのであった。
FUJI ROCK FESTIVAL ’15 REPORT
前夜祭(7/23)≫ 1日日【昼】(7/24)≫ 1日日【夜】(7/24)≫ 2日目(7/25) ≫ 3日目(7/26) ≫ フジロック ヨガワークショップ / BASEWORKSFUJI ROCK FESTIVAL ’15 LIVE PHOTO
| 電撃ネットワーク (TOKYO SHOCK BOYS) | NOEL GALLAGHER’S HIGH FLYING BIRDS | BENJAMIN BOOKER | JOHNNY MARR | THE BOHICAS | ヨガワークショップ / BASEWORKS & PYRAMID GARDEN | THE CIRCUS OF HORRORS | BELLE AND SEBASTIAN | MUSE | HAPPY MONDAYS | NATE RUESS | TXARANGO | KEMURI | 上原ひろみ ザ・トリオ・プロジェクト feat.アンソニー・ジャクソン&サイモン・フィリップス | group_inou | Räfven | WIWEK | SIM CASS | FOO FIGHTERS | ROYAL BLOOD | MOTÖRHEAD | ASH | DRENGE | OWL CITY | PERROSKY | STONE FOUNDATION |
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photo by kenji nishida