Profile of |FUJI ROCK FESTIVAL|
どうやら前日の前夜祭は雨がジャンジャン降ったらしい。そんな情報を苗場に向かう道中で入手し、去年の晴れ率80パーセント(勝手な計算ですが。。)とは打って変わって今年のフジは雨模様になるのかな?なんて思いながら到着したのが朝の7時頃。雨こそ降っていないもののなんだか曇り空。富士山で行われた第一回目を除いては今年で5回目というやや中途半端な経験値と勘を頼りに、『今年は降る!』と断言。どちらにしろ前日の雨で土は湿っぽくなっているだろうから長靴を着用しレインコートを装備し。。。2015年フジロックフェスティバルが始まりました!
昨年までは、特定のアーティストを絞って各SHOWのリポートをしていたのですが、今年はある程度観たいアーティストを絞って一日を総括するリポートという感じでちょっと違うアプローチ。その方がよりリアルにこのフェスを表現出来るのじゃないかなと考えたわけです。訪れた会場でもし更に長居したければ留まるし、途中川で水を浴びたければ小休憩。お腹が空けばご飯だって食べるし。そう、どのフジロッカーズも行っている事をそのまま行ってみました。その方がたくさんの数のアーティストが観れるし、途中寄り道もたくさん出来るわけだしね!
という事で、まずは毎年恒例になりつつあるグリーンステージの草の上に座り苗場を肌で感じます。PA裏の『世界は決意でできている』の言葉を今年も噛み締めながら最初のバンドSTONE FOUNDATIONを観るためにレッドマーキーへ。一発目から屋内っていうのもどうなんだろ?と思いながらも、管楽器を中心としたロックでジャジーでファンキーなサウンドに屋内ステージは既に晴れ模様。ボーカルギターのNeil Jonesがご機嫌にギターを操りながらロックしつつ、音を撒き散らかすかのように管楽器を左右に揺さぶりハッピーな音を奏でる管楽器隊が印象的なとても心地の良いバンドでした。いきなりビールを飲みたくなってしまった気分を抑えつつ。。。
お次はチリ発兄弟バンドPERROSKYを観にボードウォーク内にある森林ステージ”木道亭”へ。やや時間に余裕があったので途中ホワイトステージ手前の橋の所のフードエリアへ寄って早速フードチェック(笑)。既に人が並んでいたりで、みんな朝から食欲旺盛だなと思いながらも実はもうお昼過ぎだという。。時間に縛られるという感覚が無くなるのもこの自然の中で過ごす醍醐味の一つでもあるのです(実際は時間に追われておりますが。。追われるべきと言いましょうか。。)。カルビ丼を後で絶対に食べようと思いながら(笑)、大好きなボードウォークへ。今年は例年のMAD BUNNYの姿が見えない代わりにまた一風変わった作品が所々茂みに潜んでいてなんとも新鮮な気持ちになり、と同時にウサギさんを恋しく思いながらまだほとんど人がいない木道亭に到着。もしかしたら、この木道亭にある木の椅子にゆっくり座るのは初めてかも?まだ結構な時間があるにも関わらず、こんな空気が澄んだ森林の中でライブを待つのは全く持って苦では無く、むしろ贅沢過ぎる時間を満喫。と、静かに登場したGomez兄弟から成るPERROSKY。トリッキーなプレイを魅せるボーカルギターのAlejandroをジッと見つめながらプレイするドラマーAlvaro。さすがは兄弟!2人の息が音となって木々の間に木霊していました。頭だけ見る予定が結局最後まで堪能しせっかくボードウォークまで来たわけだし、オレンジコートが無くなったという事もあって早速偵察。ボードウォークを抜けて一気に開けたそのオレンジコートの跡地には、サッカーゴールなんかも置いてあっていつもと違う苗場で新鮮でした。Cade de Parisも近くなったしね!
そのまま折り返しグリーンステージに向かう途中で、加藤登紀子 with Love Farmersに後ろ髪を引かれながら青空ダンスフロアーと化したOWL CITYのLIVEでジリジリと太陽熱を感じ、90年代のグランジロックを引き継いだサウンドでグイグイとオーディエンスを惹き付けていたレッドマーキーのDRENGEで日中に浴びた太陽熱を発散。発散したら吸収(笑)。グリーンステージでLIVE中のONE OK ROCKの音を微かに聴きながら(これって凄く贅沢)、今年のオアシスエリアのフードチェックをしながらも、午前中に見たカルビ丼がどうしても気になりここは少し我慢我慢(笑)。結局ONE OK ROCKが観たくなりグリーンステージへ移動するという予定は未定な動きをする自分と重なるようにたくさんの人がグリーンステージへ移動していました。
個人的なハイライトでもあったレッドマーキーのASHは、青春時代に聴き倒したKung FuやOh Yeahそして最も聴きたかった曲Shining Lightなど貫禄十分なライブを披露。当時彼らが世に出てきたのが20年以上も前。しかもボーカルギターのTIMは17歳とか?想像以上に音に説得力がありました。割と今回の出演アナウンスが後の方だったので、彼らの出演で苗場に来る事を決めた人も多かったのでは?最後の曲Burn Baby Burnまで完走し、駆け足でLemmy Kilmister率いるMOTORHEADを観にグリーンステージへ向かい、40年間本場イギリスのロックンロールを目と耳と身体とDNAと脳と、細かい毛穴までしっかりと染み込んだようなそんなギミックの無い真っ直ぐな音。この前にやっていたONE OK ROCKを観に来てたお客さんらしき人も周りにいて、フェスの奥深さを実感。個人的にこの後のホワイトステージでのROYAL BLOODまでの、ASHの90年代、MOTORHEADの70年代~80年代、そしてROYAL BLOODの2000年代という新旧イギリスロックの流れは非常に興味深かったですね。
ちなみにやっとROYAL BLOOD前でカルビ丼にありつけたものの、ご飯切れで結果的にカルビ単品(笑)。朝から何も食べていなかったので、むしゃぶりつく様に味わさせて頂きました。ここまで観てきたバンドがすでに9バンド。しかしまだまだここからが本番。今年の初日のオオトリでもあるFOO FIGHTERSを全部消化し切れないまま。。。夜遊びリポートをするが如くクリスタルパレス・テントへ向かうのでありました。
(つづく…)
FUJI ROCK FESTIVAL ’15 REPORT
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FOO FIGHTERS | ROYAL BLOOD | MOTÖRHEAD | ASH | DRENGE | OWL CITY | PERROSKY | STONE FOUNDATIONFUJI ROCK FESTIVAL ’15 REPORT
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FOO FIGHTERS | ROYAL BLOOD | MOTÖRHEAD | ASH | DRENGE | OWL CITY | PERROSKY | STONE FOUNDATIONphoto by kenji nishida