Profile of |PERROSKY|
南米チリ出身のロックンロ-ル兄弟 PERROSKY(ペロスキー)。
プロデューサーにジョン・スペンサー、アシスタントにマット・ヴェルターレイを迎えて制作されたアルバム『Tostado』の日本盤がリリース。フジロックフェスティバル15への出演も決定し、ここ日本でも大いなるブレイクの予感を漂わせているPERROSKYのアルヴァロ氏にメールインタビューを慣行し彼らのルーツや初めての日本でのライブに向けての想いなどを伺った。
そして、2015年7月28日(火)には幡ヶ谷クラブヘビーシックでスペシャルショーケースライブの開催も決定!当サイトでは抽選で5組10名様に観覧チケットのプレゼントキャンページを開催。詳しくはこのページ下部のイベント詳細と応募方法をチェックしてください! (スペシャルショーケースライブの詳細、ご応募はこちら)
それではインタビューからご覧ください!
PERROSKY
Alejandro Gomez A.k.a (Perrosky) – アレジャンドロ / ボーカル、ギター、ハーモニカ
Kazzo Alvaro Gomez – アルヴァロ / ドラム、パーカッション、コーラス
PERROSKY Interview
—–まずPERROSKYという名前の由来を教えてください。
“Guiso”って別のバンドでプレイしていた時に、アレジャンドロはいつも野良犬みたいにお腹を空かせてたから”perro”(犬)もしくは”perrito”(子犬)というニックネームだったんだけど、それがその内に”Perrosky”になったんだよね。
—–生まれた場所、育った場所を教えてください。どんな所でどんな幼少時代を過ごしていたの?
僕らはチリの首都サンティアゴで生まれたんだ。記憶の限りでは、家には常に音楽がある環境だったね。おじいちゃんがフォーク音楽のグループでギターをやってて、父もビートルズからスペイン語で歌ってる“ Los Prisioneros” とかアルゼンチンのバンド“ Virus”なんか80年代半ばに流行り出してたラテンロックなんかを聴く様に促してくれてたんだ。そのあと、自分達の音楽の好みを広げていった感じかな。これが僕達が音楽に対してアプローチした覚えてる事だね。
—–2人は兄弟だよね!? いつ頃から一緒に音を作り始めたのでしょうか、なにかきっかけはあったの?
そうだよ。僕らは兄弟で一緒に育ったんだ。一歳しか歳も違いが無いから、色々な事を共有したんだけど、その中でも凄く重要だったのが音楽だったんだよね。チリの北にあるコピアポっていう所に移り住んでから全ては始まったと思う。知り合いもほとんどいなかったし、一日のほとんどをカセットテープを聴いたり音楽のビデオをテレビで見たりして過ごしていたんだけど、ある日、ダラダラするのを辞めてロックバンドをやろうって友達と決意したんだ。僕はドラムのレッスンを受け始めて、友達はギターが凄く上手だったし、アレジャンドロは、直ぐにバンドに加入する事を決めて、ギターを練習し始めたよ。それが音楽を始めるきっかけだった事は確かなんだけど、随分長い間、なんで音楽を始めたかなんて考えた事なかったな(笑)。
—–ライブでは他のサポートメンバーなども参加する?
他のミュージシャンと一緒にやった事はあるよ。時々、“Los Chiches”ってバンドと“ The Versions”ってバンドのメンバーで友達のLuciano Mariñoはゲストで参加したりするけど、殆どツアーの時は2人でステージに立つかな。2人で演奏するって事が凄く大きなチャレンジでもあるんだ。といっても、もちろん状況とかどうやって自分達の曲を演奏したいかによるんだけどね。今回のフジロックフェスティバルは2人で演奏するよ。
—–PERROSKYの音楽の特徴は?
50年代のロックと、デルタブルースとパンクそれと南アメリカの民族音楽をミキサーに入れた感じの音が根本で、それにアメリカ的な印象が足された感じなのかな。僕達はアラバマの綿畑で育ったわけじゃないし、ロンドンの地下鉄で育ったわけじゃないんだけど、そういう感覚っていうのが、僕達の音楽の方向性を着実に前進させて僕達の音楽スタイルのビジョンでもあるんだよね。そしてそれが自分達でも想像が付かない方向へ導いてくれるわけなんだよ。日本みたいにね(笑)。
—–普段はどうやって音楽を生み出して、どのようにしてアイディアを得てる?
アレジャンドロが曲を書くんだ。彼がリフとビートのアイディアをリハーサルに持って来て、僕が編集作業しながら一緒に制作し始める。
どこからアイディアが来るかって? 彼がどうやって曲を作ってるか考えるのは凄く難しいけど、いつも彼のアイディアとか、コーラスの歌とか、歌詞のメモだったり、ギターパートや街の雑音なんかをテープレコーダーを持ち歩いて録音しているよね。もし詩的な表現をして欲しいのであれば、曲が天国から彼のテープレコーダーに舞い降りてくるってとこかな(笑)。
—–今までにvelvet undergroundや、Robert Johnson、Johnny CashやRamonesなどのカバー曲をやってきたけど、彼らからは相当影響を受けましたか?その他に多大な影響を受けたアーティストを教えて?
もちろんカバーしたアーティストは確実に僕達の音楽の参考になっているし、変わる事なく尊敬しているし、絶賛しているアーティスト達だよ。他のアーティスト達も挙げるね。
Hound Dog Taylor、Dr. Ross、Mississippi Fred Mcdowell、Hasil Adkins、Bo Didley、Fats Domino、Chuck Berry、Jesse Fuller、R.L Burnside、Subsonics、Blues Explosion、Charles Mingus、Elvis、The Animals、The cramps、The gories Del Shannon、Roddy Jackson、Jd McPherson、James Brown、Heavy trash、los Prisioneros (Chile)、King khan and bbq、Soledad brothers
う~ん、まだまだあるなぁ~。。。
—–2010年発表のLP『Tostado』の日本盤がリリースになりましたが率直な感想は?
日本で発売出来るなんてとにかく凄く嬉しいし、Sloveny recordsのPete Menchetiには凄く感謝しているよ。日本のみんなはこのアルバム発売に興味を持ってくれるていると思うし、新しい音楽を常に聴きたがってると思うしね。”Tostado”は僕達の音楽のキャリアの中でとても重要なアルバムだし、それとは別で、オリジナルのアルバムには入っていないボーナストラックも入ってるから凄く特別な一枚だと思うよ。
—–このアルバムはどんな時に聴いて欲しい?
このアルバムをは2つの聴き方で楽しめる素晴らしいアルバムだと思うんだ。一つは、いつでも音楽を聴く環境を選ぶ事が出来るヘッドフォンで聴いて、音源の芯となる部分を集中して聴くか、パーティーで爆音で聴いて良い感じに酔っ払いながら踊る時かな?(笑)
—–ジョン・スペンサーとの出会いのきっかけはなんだったのでしょうか?そこからプロデューサーへ迎え入れる事になった経緯を教えてください。また彼との仕事はPERROSKYに何をもたらしましたか?
僕達はいつも彼と彼の音楽的な部分をPussy GaloreとBlues ExplosionとHeavy Trashの頃から絶賛していたし、彼の音楽的なアプローチとロックに対するビジョンが好きなんだよ。JonとMatt Verta Rayは、僕達のアルバムに多大な影響をもたらしたよ。今回がプロデューサーと仕事するのも初めてだったし、自分達のスタジオ意外でレコーディングするのも初めてだったんだ。JonとMattは、とにかくこのアルバムに多大な影響を与えたし、たくさんのアイディアを提案してくれたし、楽器も弾いてくれたんだ。僕達は物凄く貴重な経験をしたしたくさんの事を学んだよ。
—–7月にはフジロックフェスティバルでの出演が控えているけど、このフェスティバルの事は知ってた?それとどんな印象を持ってる?
もちろんどれだけ大きくて重要で、本当に素晴らしいバンドが出演してきたフェスティバルだって事は知ってたよ。僕達にとってはフジロックフェスティバルのステージに立てる事は物凄く名誉な事なんだ。みんなが凄く素敵な時間を過ごしているっていう印象があるし、写真で見る限り美しい場所だから、苗場に行くのが待ち遠しいよ。
—–もしかしたらまだ内緒かもしれないけど、何かフジロックフェスティバルに向けて考えてる案などはある?それと出演も毎日あるけどどんなステージになりそうかな?
まだそんなに考えてはいないんだけど、自分達の力を最大限に出して、全てのエネルギーと魂を吐き出して、ステージでロックンロールするって事は言えるよ!
—–フジロックフェスティバルで観たいアーティストはいますか?
たくさん観たいアーティストがいるよ。“ Katy Daisy and Lewis”は僕たちのお気に入りのアーティストで彼らのレコードも凄く好きだよ。“master Wilko Johnson”にも話しかけたいなって思ってるし、確実に“Motorhead”もだね。何度もチリで“Motorhead”は公演をしているんだけど、まだ観る機会はなかったんだ。
—–日本のバンドでチェックしたいバンドはいますか?
フジロックフェスティバルに出演する日本のバンドはあまり知らないんだけど、日本のベストロックバンド“GUITAR WOLF”にはよろしく!って言いたいな!
—–ライブをする時、大きなフェスティバルと小さなライブハウスでは、何か違う印象や心境を持つ?
僕たちはライブハウスバンドだって事が言えるから、大がかりなセットを作る代わりに、お客さんの近くにいたいって思うんだ。でも素晴らしいセットを作るのはチャレンジになるし好きだよ。まったく油断が出来ないし、お客さんの注目を集めるために努力をしないとダメだし、ライブがもっと簡潔にならないといけないしね。今話したのは2つのシチュエーションになるけど、どこであろうと歌う事が一番好きだから、どちらにしろ僕たちは楽しい時間を過ごせるよ。
—–来日後の予定などを教えてください?
日本に行った後は、中国の上海で幾つかライブがあって、その後はチリに戻って、今年の頭からレコーディングをしている“ Cielo Perro”っていう新しい音源の発売をしようと考えているよ。チリでプロモーションなどをしたりして、たぶんスペインでツアーをしたいかな。これはまだ決まっていない事だけどね。
—–近い将来もしくは将来の夢として、何かチャレンジしたい事や、やってみたい事はある?
僕たちは10年以上も活動してきている。いつも大げさで革新的な努力をしようとしてるから、毎回制作する音源はチャレンジなんだよね。例えば、今レコーディングしている音源では、アレジャンドロは幾つかの曲で葉巻ギターを使用したりね。やってみたいチャレンジだったらゴスペルのコーラス隊と一度は一緒に歌ってみたいね。これはいつも僕が注目してる事だよ。
—–このインタビューを見ている日本のファンに何かメッセージをお願いします!
僕たちがどんなに遠い異国からやってきて、言葉の違いの問題があったとしても、ライブとライブを愛する事に変わりは無いんだ。だから僕らはいつも言ってるんだ。『自分自身を信じて、周りに流されないで(このサイトをチェックしてる人は、このインタビューを読んでるから分かってるよね)自由でワイルドなロックンロールを信じ続けよう!』
リリース情報
PERROSKY
『Tostado』(日本盤)
2015.06.09 Release
01.Todos quieren llegar
02.No pidas nada
03.Luz
04.En la línea
05.Síguenos sin pensar
06.Amanda (así lo haré)
07.Sigo esperando
08.Bop Bops
+日本盤ボーナストラック(2曲)
輸入盤:国内流通仕様
帯、対訳付
702J-166 ¥2,376
ALGO Records / Slovenly Recordings / MONDO MONGO
LIVE INFO
FUJI ROCK FESTIVAL ’15
2015年 7月24日(金)25日(土)26日(日)
新潟県 湯沢町 苗場スキー場
9:00開場 11:00開演 23:00終演予定
3日通し券¥39,800
一日券(各日)¥16,800
http://www.fujirockfestival.com
PERROSKYの出演予定は以下の通り。
24日(金)13:00-13:45
木道亭
24日(金)21:30-22:10
苗場食堂
25日(土)13:00-13:45
Café de Paris
25日(土)1:30-2:15
CRYSTAL PALACE TENT
26日(日)18:00-18:45
NEW POWER GEAR Stage / Gypsy Avalon
PERROSKY スペシャルショーケース
日時:2015年7月28日(火)
OPEN:19:00 START:19:30
場所:幡ヶ谷クラブヘビーシック
PERROSKY “TOSTADO”購入者無料ご招待(1ドリンク500円必要です)
会場カウンターで、CD帯、やCDの現物、写真提示してください。
※当日会場で購入することもできます。
Info: CLUB HEAVY SICK
ADDRESS:151-0066東京都渋谷区西原2-27-4 B1
TEL: 03-3466-1445 FAX: 03-3466-1445
2015年7月28日(火)に行われるPERROSKY スペシャルショーケースにA-FILESをご覧の方、抽選で5組10名様をご招待。
ご応募は以下のいずれかの方法で受付けております。
A-FILESの公式Twitterアカウント「@afilesjp」
をフォローして、対象のツイートをRT(リツイート)で完了
※既に両方フォローしている人は、リツイートするだけでOKです。
※入場には別途ドリンク代がかかります。
【対象ツイート】
https://twitter.com/afilesjp/status/619521808241262592
(こちらのツイートをRTしてください)
【応募期間】
2015年7月18日(土)まで
【当選発表】
A-FILES webmagazineツイッターアカウントからメッセージをお送りさせて頂きます。
メッセージに記載された期間内にご返信がない場合は、当選権利を放棄したものとさせていただきます。
ご応募は日本国内にお住まいの方に限らせていただきます。
プレゼント応募フォームよりお名前、メールアドレスを入力して【応募する】ボタンをクリックで完了
(コメントは任意となっております。)
※携帯電話のメールアドレスでもご応募可能ですが、ドメイン指定をされている方は、
@afiles.jpのメールアドレスからメールが受信できるように設定をお願い致します。
※入場には別途ドリンク代がかかります。
【応募期間】
2015年7月18日(土)まで
【当選発表】
A-FILES webmagazineのメールアドレスよりメッセージをお送りさせて頂きます。
メッセージに記載された期間内にご返信がない場合は、当選権利を放棄したものとさせていただきます。
ご応募は日本国内にお住まいの方に限らせていただきます。